IPランドスケープ 取り組み
        
研究開発の“見える化”による R&Dテーマ評価、進捗管理と進め方
共同研究開発の進め方、契約のポイント
 
<セミナー No.201505>

★研究開発テーマ検討、新規事業開発、M&A、アライアンス候補の選定…
  IPランドスケープを実践するための組織の変え方、運営のポイント!

【Live配信セミナー】

IPランドスケープ

取り組み事例と知財体制の構築


■ 講師
1.

ナブテスコ(株) 技術本部 知的財産部 部長 井上 博之氏

2. ローム(株) 法務・知的財産部 担当部長 山本勲氏
3. (株)アシックス 知的財産部 部長 齊藤 浩二氏
4. (株)ダイセル 知的財産センター 知的財産ソリューショングループ 主任部員 矢追 正尚氏
5. (株)リコー 理事 プロフェショナルサービス部 知的財産センター 所長 石島 尚氏
6. セイコーエプソン(株) ビジュアルプロダクツ事業部 エキスパート 小嶋 輝人氏
(元・知的財産本部 特許技術部 部長)
■ 開催要領
日 時

2022年1月25日(火)10:30〜16:15、26日(水)10:30〜16:15

会 場 Zoomを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
Live配信セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。
聴講料

1名につき66,000円(消費税込み、資料付) 
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき60,500円(税込)〕

大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。
詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい。

■ プログラム

<1月25日(火)10:30〜12:00>

【第1部】ナブテスコの知財経営戦略におけるIPランドスケープの実践

ナブテスコ(株) 技術本部 知的財産部 部長 井上 博之氏

【講演趣旨】
日本企業の持続的成長のため、自社の強みであるコア価値(知財・無形資産)を認識したうえで、市場ニーズを満たし、社会課題を解決するソリューションを創造する知財経営戦略の策定と実行が必要となる。この策定にあたり、IPランドスケープにより、特許情報を含む公開情報をもとに自社や各事業の現在のポジションを認識し、将来の市場ニーズや技術動向を洞察し、そのうえで自社の存在意義(パーパス)を念頭に自社のビジョンが達成できるように知的財産面から今後目指すべき方向性とオープンイノベーションやM&Aを含む事業戦略をCEOや事業部門トップに直接提案し、議論すること重要である。そしてこれは改定されたコーポレートガバナンス・コードで要請されている知財・無形資産への投資に関する取締役会の監督事項でもあり、今後、ますます重要となる。  そこで、今回は、当社の知財経営戦略の全体像を説明したうえで、IPランドスケープの進め方等を解説する。

【講演項目】
1.ナブテスコの経営戦略と事業活動

2.ナブテスコの知財戦略の全体像と経営理論との関係及びその実行体制

3.ナブテスコのグランドビジョン実現に向けた
           事業のコア価値の設定と強化計画の策定手法

4.事業のコア価値を獲得・強化する知的財産戦略の策定・推進方法

5.経営戦略策定、新規事業創造、既存事業強化に向けたIPランドスケープの実践法

6.IPランドスケープによる顧客ニーズ、技術動向、新技術保有者調査の手法

7.IPランドスケープによる自社コア価値やサプライヤの知財力分析の手法

8.IPランドスケープによる新市場・新技術の探索手法

9.IPランドスケープによる共創・M&A・CVC候補の探索手法

10.IPランドスケープによる新用途の探索手法

11.IPランドスケープによる新市場(顧客候補)の探索手法

12.今後の知財部門のあるべき姿に対する考察

【質疑応答】


<1月25日(火)13:00〜14:30>

【第2部】ロームにおけるIPランドスケープ事例と実施のポイント

ローム(株) 法務・知的財産部 担当部長 山本勲氏

【講演趣旨】
近年の経営環境は急速な変化が続き、従来の延長線では成長戦略を描くことはたいへん難しくなった。そこで特許による技術情報と市場や環境情報を組み合わせたIPランドスケープ(IPL)による新たな視点の提供がもとめられている。効果的な分析を提供するためには、報告相手が直面する課題の理解が欠かせない。しかしながら業界によって直面する課題や競争環境は大きく異なる。さらに企業のなかにあっては経営企画、開発、営業など担当業務によってもさまざまなケースがある。本講演では、半導体業界に属する当社が置かれた環境と、当社におけるIPLの考え方やポイントを、実施事例の紹介を通じて発表する。

【講演項目】
1.半導体業界の特徴
  1.1 日米貿易摩擦から現在まで
  1.2 現在のトレンド

2.会社紹介 パワー、アナログ

3.当社におけるIPランドスケープの考え方
  3.1 特許情報+α、報告相手は誰か?
  3.2 +αはどこにある?

4.IPL実施事例とポイント
  4.1 経営層向け
  4.2 社内部署向け

【質疑応答】


<1月25日(火)14:45〜16:15>

【第3部】アシックスにおけるIPランドスケープと全社横断型知財体制構築への取組み

(株)アシックス 知的財産部 部長 齊藤 浩二氏

【講演趣旨】
近年、企業価値を高めるための知的財産の戦略的活用が注目されている。これまで無形資産が十分に活用できていなかった客観的な考察が背景にあり、グローバルで勝ち抜くためにも知財部門の能動的な行動が求められてきている。アシックスにおいても、社内における様々なプロジェクトへの効果的な知財部門の介入を図り、全社横断的な知財戦略の議論の場を設けるまでに至っている。IPランドスケープの考え方はこの活動を加速させたと考える。ここでは経営に資する知財活動を目指して行ってきた取組みについて具体事例を交えて紹介する。

【講演項目】
1. アシックスの知的財産
  1.1 アシックスの紹介
  1.2 スポーツを支える知的財産
  1.3 アシックスと知的財産

2.企業と知的財産
  2.1 日本のイノベーション活動と企業価値
  2.2 コーポレートガバナンスコードと知的財産

3.アシックスの知財戦略
  3.1 スポーツ用品における知財の役割
  3.2 業界動向から学ぶ知財部門に求められる努力(IPランドスケープ)
  3.3 アシックスの知財ポートフォリオマネジメントへの取組み
  3.4 全社横断型知財体制構築への取組み

4.新たな挑戦と知財の貢献
  4.1 変革への迅速な対応
  4.2 アシックスのブランド保護活動

【質疑応答】


<1月26日(火)10:30〜12:00>

【第4部】ダイセルにおける知財体制とIPランドスケープの普及、実践

(株)ダイセル 知的財産センター 知的財産ソリューショングループ 主任部員 矢追 正尚氏

【講演趣旨】
知財情報を経営戦略・事業戦略の立案に役立てる手法として「IPランドスケープ(IPL)」が注目されて初めて数年、IPLを取り入れる企業が増加している。当社も2019年からIPLの専門部署を設置し、IPLの普及・実践活動を進めてきた。その成果として全社中期戦略にIPLが盛り込まれることになったが、一方で新たな課題も見えてきた。本講演では、IPLの普及・実践について当社がどのように取り組んできたのか、またそこから見えてきた課題などについて発表する。

【講演項目】
1.ダイセルの会社紹介

2.知財部門の紹介

3.IPLの専門部署ができるまで
  3.1 三位一体の知財活動
  3.2 知財ビジョンの策定と新たな機能の模索
  3.3 IPLの専門部隊の設立

4.ダイセルにおけるIPLの位置づけ

5.IPL活動の取り組み例の紹介
  5.1 IPLフレームワーク
  5.2 使用している調査・解析ツール
  5.3 IPLプロセス構築の取り組み
  5.4 解析手法開発の取り組み
  5.5 IPL活動の例

6.IPL活動を通じて見えてきた課題・気づきなど

7.まとめ

【質疑応答】


<1月26日(火)13:00〜14:30>

【第5部】リコーにおけるIPランドスケープの取り組みと仕組み作り

(株)リコー 理事 プロフェショナルサービス部 知的財産センター 所長 石島 尚氏

【講演趣旨】
リコーグループは、革新的なテクノロジーに基づいた光学機器や画像機器などを通して、世の中にイノベーションをもたらし、お客様とともに成長してきました。今、人々の生活や働き方は大きく変化しています。こうした変化に対応するために、リコーはOAメーカーからデジタルサービスの会社への事業転換を進めています。 デジタルサービスの会社では、世界中に存在するビジネスの現場のデジタル化に取り組みます。新たなビジネスフィールドで知財戦略を策定し実践していくため、その前提として、当該フィールドにおける自他社の技術力や知財力を明らかにし、全体俯瞰するためのIPL活動に取り組んでいます。 リコーグループで取り組んでいるIPL活動をご紹介します。

【講演項目】
1.リコーグループの概要

2.オフィス事業の知財戦略

3.知財戦略の転換
  3.1 中期経営計画
  3.2 リコーの成長戦略
  3.3 事業の変化と知財戦略

4.リコーにおけるIPLの取り組み
  4.1 IPLとは
  4.2 知財解析チームの組織体制
  4.3 知財解析チームの取り組み
  4.4 IPLの実践事例
    (1)コア技術の新たな用途の探索
    (2)バックグラウンドIPの価値向上
    (3)デジタル技術の出願解析
    (4)IPLツールの活用
    (5)IPLの進化した取り組み
  4.5 未来予測への挑戦

【質疑応答】


<1月26日(火)14:45〜16:15>

【第6部】セイコーエプソンにおけるプロアクティブな知財活動とIPランドスケープ

セイコーエプソン(株) ビジュアルプロダクツ事業部 エキスパート 小嶋 輝人氏
(元・知的財産本部 特許技術部 部長)

【講演趣旨】
セイコーエプソンにおけるプロアクティブな知財活動とIPランドスケープ 講演趣旨:発明の発掘、出願、権利化をまず行い、良い権利が取得出来たらその活用を考えると言った活動を行っている会社は今なお多いと言われている。この「出願先行・活用戦略後付け」ともいえる活動スタイルでは、事業が直面する課題に対して事後的対応を余儀なくされる場合が多く、事業部門の期待に応えるには不十分である。 本講義では、将来起きる課題を予想し、予防的観点に立って知財を活用する「プロアクティブな知財活動」を、特許クラスターの考え方と技術開発の流れという観点に立ちつつ、特許ステータスマップという新たなフレームワークとIPランドスケープを用いて実現する方法を学ぶ。

【講演項目】
1.講師紹介

2.セイコーエプソン会社紹介

3.はじめに
  3.1 「出願先行・活用戦略後付け」の問題
  3.2 Proactiveであるとはどういうことか
  3.3 技術立国日本の衰退原因の一角

4.セイコーエプソン知財部門の歴史

5.BP活動と特許クラスター
  5.1 活用戦略に応じた必須特許の類別
  5.2 技術独占の条件
  5.3 特許クラスター
  5.4 競争に勝つための特許分布設計

6.特許ステータスマップの基本的考え方
  6.1 特許ステータスマップとは
  6.2 技術開発の流れと特許の活用
  6.3 技術のポジションと特許のステータス
  6.4 特許クラスターはどこに作るべきか

7.特許ステータスマップとIPランドスケープ
  7.1 他社の技術ポジションの境界問題
  7.2 組織分析表による重要開発テーマの抽出
  7.3 特許ステータスマップへの落とし込みによる境界問題の解決
  7.4 特許情報との組み合わせによる具体的施策の検討

8.プロダクトライフサイクルに応じたポートフォリオ管理
  8.1 プロダクトライフサイクルと知財活動の関係
  8.2 BP活動
  8.3 オープンイノベーション活動
  8.4 他社特許対策活動
  8.5 特許の棚卸と戦略的視点からの不要特許の見極め

9.知財推進体制の強化と知財運営
  9.1 発明部門との協働作業
  9.2 特許戦略会議
  9.3 中期戦略と三者懇談会

10.技術領域や規模に応じた知財戦略
  10.1 障壁は特許だけで形成されているわけではない
  10.2 規模に応じた知財戦略のありかた
  10.3 小規模知財部で実行可能な戦略

【質疑応答】

IPランドスケープ セミナー