スラリー見学 セミナー
        
塗工液の調製、安定化とコーティング技術
撹拌技術とスケールアップ、シミュレーションの活用
 
 

<セミナー No 410201,410251>


★ 粉体−媒体の分散状態とその物性との関連性の把握 ,分散の安定化や粘弾性制御のコツ

★ 電池,電子材料,半導体,食品,化粧品,医薬品,コーティングなど幅広い分野に対応


講義 + 最新の粘弾性測定装置の見学付きセミナー

スラリー・ペースト
の調整および

分散性コントロール, 粘弾性測定とその応用


■ 講 師


【第1部】

 
山形大学 学術研究院 システム創成工学分野 教授 博士(工学) 木俣 光正 氏
【第2部】
(株)アントンパール・ジャパン ビジネスユニット キャラクタリゼーション マネージャー 宮本 圭介 氏
■ 開催要領

会場版 【セミナーNo.410201】
日 時

2024年10月10日(金) 10:00〜17:00,先着順

会 場 [東京・曳舟] アントンパール・ジャパン 本社セミナールーム
    ※地図や交通経路等はお申込み後に改めてご連絡いたします。
聴講料

1名につき55,000円(消費税込み,昼食・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき49,500円〕

〔大学,公的機関,医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕


オンライン版
【セミナーNo.410251】
日 時

2024年10月10日(金) 10:00〜15:30,他

会 場 Zoomを利用したLive配信 ※セミナー会場での講義との同時開催となります
Live配信セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。
聴講料

1名につき55,000円(消費税込み,資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき49,500円〕

〔大学,公的機関,医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕

■ プログラム

【10:00〜13:00】 ※途中休憩を挟みます

第1部 スラリー・ペーストの 調製・分散と安定化

●講師 山形大学 学術研究院 システム創成工学分野 教授 博士(工学) 木俣 光正 氏

 

【講座の趣旨】

  粉体分散系のスラリー・ペースト中に含まれる粉体間の付着力,粉体-液体間の親和性やDLVO理を知ることにより,分散,凝集のメカニズムについて理解を深め,スラリー・ペーストの分散性に関するトラブルに対処できるように,積極的な分散安定化手法について概説します。


【セミナープログラム】

1.はじめに(不思議な粉)

2.粉体,スラリー・ペーストの分散・凝集メカニズム
   2.1 スラリー・ペーストの調製
   2.2 粉体間にはたらく付着力
   2.3 粉体の力学的特性(粉体の流動性)
   2.4 粉体と溶媒との親和性(濡れ)
   2.5 スラリー・ペースト中の粉体の表面電位
   2.6 液相における粉体の分散と凝集 (DLVO理論)

3.粉体の表面改質・スラリー・ペーストの分散安定化法
   3.1 吸着の原理
   3.2 界面活性剤の吸着による表面改質
   3.3 水溶性高分子の吸着による表面改質
   3.4 カップリング剤処理による表面改質
   3.5 粉砕法(メカノケミカル法)による表面改質
   3.6 粉砕機を用いたスラリー・ペーストの調製

4.おわりに(まとめ)


【質疑応答】


【14:00〜17:00】 ※途中休憩を挟みます

第2部 粘弾性測定によるスラリー・ペーストの 分散性・塗工性評価技術 

●講師 (株)アントンパール・ジャパン 粘弾性プロダクト プロダクトマネージャー 宮本 圭介 氏

 

【講座の趣旨】
  
  電子材料からセラミックス,化粧品や食品,医薬品に至るまでサンプル中に含まれる粒子の微小化,微細化が進められており,その分散状態(均一,不均一,凝集,長期安定性,粒度分布)の評価が必須となっている。これまでサンプルの流動特性の評価手法として,粘度測定が一般的であったが,サンプルの多様化,複雑化によりその分散挙動等の評価が困難となっている。そこで,近年サンプルの粘性特性と弾性特性の同時評価を行う粘弾性評価(レオロジー評価)による数値化が注目を集めている。本講では,粘弾性測定の基礎から微粒子分散系サンプルの分散特性,塗工特性,塗膜形成過程の評価方法を実際の測定事例と共に,測定機器や設備見学を交え紹介する。


【セミナープログラム】

1.粘弾性測定とは
  1-1 粘弾性・粘弾性体とは 〜身近に存在する粘弾性物質〜
  1-2 従来の粘度特性評価機とは 〜回転粘度計の特徴と測定の限界〜
  1-3 粘弾性測定装置とは 〜最新の粘弾性測定装置の特徴〜

2.粘弾性測定の基礎
  2-1 粘弾性測定の概要 〜回転測定と振動測定〜

3.回転(静的)測定の概要と応用例
  3-1 回転測定の概要 〜変形方法,粘弾性変数〜
  3-2 回転測定応用例(流動性評価)
   1) ニュートン流動現象 〜粘度が回転によらず一定?〜
   2) ダイラタント現象 〜粘度が回転と共に上昇?〜
   3) シアシニング現象 〜粘度が回転と共に下降?,そのメカニズム〜
   4) 塗工特性評価 〜塗工性能評価(タレ性,レベリング性)〜
   5) 塗膜形成評価 〜塗布後の塗膜形成過程評価(溶剤系塗料の溶媒の揮発過程)〜

4.振動(動的)測定の概要と応用例
  4-1 振動測定の概要〜変形方法,粘弾性変数〜
  4-2 振動測定応用例(分散性評価)
   1) ひずみ分散測定 〜分散性(均一,不均一,凝集),粒度分布の違い〜
   2) 周波数分散測定 〜分散性(長期分散安定性評価)〜
   3) 温度分散測定 〜塗膜形成過程評価(熱硬化性塗料の熱硬化過程)〜


【質疑応答】

 
■ 当日のスケージュール
【410201 会場版】 【410251 オンライン版】
9:55 現地集合,受付
10:00〜13:00 講義(木俣先生,途中休憩系あり) 講義(木俣先生,途中休憩系あり)
13:00〜14:00 長期休憩 長期休憩
14:00〜15:30 講義(宮本先生) 講義(宮本先生)
15:30〜16:45 施設見学 解散

16:45〜17:00

総合質疑

17:00 現地解散  
※終了後の個別相談は自由 ※ 後日,施設見学の(抜粋版)動画を視聴可
 
 

スラリー 粘弾性 分散 セミナー