合成燃料 e-fuel セミナー
        
CO2排出量の算出と削減事例
CO2の有効利用技術の開発
 

<セミナー No 410223>

【Live配信のみ】 アーカイブ配信はありません

★自動車、航空、石油、、、各業界で何が求められているのか? 最新動向に迫る!

合成燃料 (e-fuel)製造の
効率化、技術開発動向

■ 講師

1. 千代田化工建設(株) フロンティアビジネス本部 テクニカルアドバイザー  細野 恭生 氏

2.

大阪ガス(株) エグゼクティブフェロー エネルギー技術研究所 SOECメタネーション開発室 統括室長 大西久男 氏

3.

成蹊大学 理工学部 教授 里川 重夫 氏
■ 開催要領
日 時 2024年109日(水)  10:30〜16:00
会 場 Zoomを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
Live配信セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。
聴講料 1名につき 60,500円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき55
,000円

〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕
■ プログラム

【10:30-12:00 】

1.CO2原料合成液体燃料製造のサプライチェーンと持続可能性 
              
千代田化工建設(株) フロンティアビジネス本部 テクニカルアドバイザー  細野 恭生 氏
 

【習得できる知識】・カーボンニュートラルを志向した脱炭素化の潮流と合成液体燃料の重要性
・運輸業界および燃料供給業界の脱炭素化戦略
・合成液体燃料(e-Fuel/e-SAF)の製造方法とそのサプライチェーン
・合成液体燃料開発プロジェクトの現状と今後の展開
・合成液体燃料とバイオ燃料との違い・棲み分け 

【講座趣旨】
 カーボンニュートラル実現は再エネをベースにした電化や水素/アンモニアの最大活用を基本とするが、これらの適用が難しい産業(Hard-to-Abate)分野がある。ここにクリーン水素と回収CO2を原料とした「人工原油」の早期実装化が求められ、現在、原料から製品まで各種方法・経路の模索が展開されている。本講演では、サプライチェーン全体を俯瞰し、安定供給と経済性を確保しつつ脱炭素に挑戦している現状と今後の展開について述べてみたい。

1.CO2原料合成液体燃料が求められる背景
 1.1 カーボンニュートラルへのベクトル・潮流
 1.2 脱炭素シナリオと動向
 1.3 自動車業界の脱炭素化
 1.4 航空業界の脱炭素化・SAF
 1.5 船舶業界の脱炭素化
 1.6 石油業界の脱炭素化
2.CO2原料合成液体燃料製造のサプライチェーン
 2.1 カーボンリサイクルと合成液体燃料
 2.2 水素/回収CO2・DAC/合成ガス
 2.3 MT系燃料
 2.4 FT系燃料
3.持続可能性と事業性評価
 3.1 サプライチェーンと持続可能性
 3.2 エネルギー効率と経済性
 3.3 CO2削減評価
 3.4 バイオ燃料と合成燃料の比較
4.世界の技術開発・事業化・制度化動向
 4.1 オイルメジャーの動向
5.今後の展開 


【質疑応答】


【12:50-14:20】

2.e-methaneの特徴と取り組み

大阪ガス(株) エグゼクティブフェロー エネルギー技術研究所 SOECメタネーション開発室 統括室長 大西久男
 


1.都市ガス原料・供給ガス変遷と低炭素化の追求 
 1.1 都市ガスの原料・製法と供給ガスの変遷
 1.2 天然ガスへの燃料転換、高度利用による低炭素化の推進

2.燃料のカーボンニュートラルに向けた挑戦
 2.1 燃料のカーボンニュートラル化(非化石化)の重要性
 2.2 燃料と電力の関係のパラダイム転換
 2.3 Daigasグループ カーボンニュートラルビジョン

3.e-methane(合成メタン)とSOECメタネーション技術
 3.1 グリーン水素とe-methane(合成メタン)の製造・利用サイクルの比較
 3.2 大阪ガスが取組む”3種類のメタネーション技術”
 3.3 SOECメタネーション技術の概要と特長、ポテンシャル

4.SOECメタネーションに関する当社の取り組み概要
 4.1 グリーンイノベーション基金事業「SOECメタネーション技術革新事業」の概要
 4.2 本事業に関連する当社保有技術

5.今後の展望
 5.1 都市ガス業界のビジョン
 5.2 SOECメタネーション技術の社会実装に向けたロードマップ
 5.3 製造コストの見通し
 5.4 革新的SOEC技術の広い分野への展開・連携の可能性

【質疑応答】


【14:30-16:00】

3.CO2から合成燃料(e-fuel)を製造する意義と技術の概要

成蹊大学 理工学部 教授 里川 重夫 氏

 



【講座趣旨】
 2050年にカーボンニュートラルを達成するための検討が進められている。そのためには再生可能エネルギーのようにCO2を発生しないエネルギー源を利用して燃料や化学品を製造する技術の社会実装が必要である。本講座ではエネルギー源となる電力を利用して水の電気分解を行い水素を製造する技術、大気中から二酸化炭素を回収する技術、水素とCO2から液体燃料を製造する技術について概説する。また、そのようなシステムを成り立たせるために必要な要件に世界の開発状況ついて解説する。



1.合成燃料の必要性

2.合成燃料の製造プロセス
 2.1 電解水素
 2.2 CO2回収
 2.3 メタノール経由
 2.4 FT合成法経由
 2.5 新しい合成プロセス

3.合成燃料の需要とコスト構造

4.国内・海外での事業計画


【質疑応答】


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