【講座主旨】
製薬企業の事業継続には、持続的な新薬の上市が必須であり、創薬力が源泉であることは言うまでもありませんが、社内パイプラインの中から将来有望な新薬候補を選択して投資優先度を高めることで、ビジネスの機会を最大化することも大切です。自社創薬だけでなく、社外からの導入や社外への導出の適切な判断も、事業継続を確からしくする手段であり、その判断の有益な指標としてNPVが活用されています。
本講演では、演者の製薬企業での経験を含めて、「医薬R&D段階での価値評価指標NPVの特徴/利点と活用の考え方」について考えたいと思います。まずは、価値評価の目的について触れ、医薬R&DにおけるNPVとの特徴と利点については、製薬企業のビジネス環境を背景として、医薬R&DでのNPVの利点について触れたいと思います。NPVの活用の考え方では、NPVの数値に影響の大きい売上予測について、市場規模予測や製品シェア予測とNPVの関係性や感度分析を説明するとともに、意思決定とNPVについても考えたいと思います。
【講座内容】
1.医薬R&D段階の価値評価の目的
1.1 自社パイプライン製品の価値評価
1.2 導入・導出製品の価値評価
2.医薬R&D段階の価値評価指標NPVの特徴と利点
2.1 医薬R&D段階のNPVの特徴
2.2 医薬R&D段階のNPVの利点
3.NPVの活用の考え方
3.1 NPVの活用の目的
3.2 売上予測とNPV
3.2.1 市場予測
3.2.1 製品シェア
3.2.3 売上予測と感度分析
3.3 意思決定とNPV
【質疑応答】
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