【講演趣旨】
社会や技術、環境などを取り巻く環境がめまぐるしく変化し、先行きが読みにくい中、自社の次の成長につながる研究開発の役割はますます重要になってきている。このような状況の中で研究開発における計画や企画を立案するためには、自社内の内部資源にだけ目を向けるのではなく、外部の環境変化やそれに伴う新たなニーズの可能性にも目を向けなくてはならない。
そのような目的を果たすためのビジネス手法として、近年、シナリオプランニングという未来洞察手法が注目を集めている。
本講演では、日本において10年以上にわたってシナリオプランニングを専門とするコンサルティングに従事してきたコンサルタントが、シナリオプランニングの基本から研究開発における活用方法までを、具体的に解説する。
また、近年、シナリオプランニングの実践においてはOpenAIのChatGPTをはじめとした、いわゆる生成AIツールの活用も欠かせない。
本講演ではシナリオプランニングの解説と並行して、研究開発の計画や立案に役立つ生成AIツールの具体的な活用方法も紹介し、最終的にはシナリオプランニングの取り組みにおける生成AIの活用方法を具体例も交えながら紹介する。
【講演項目】
・不確実な未来を検討しなければいけない時代背景
・顧客ニーズの変化に影響を与える社会の変化
・イノベーションに必要な構想力
・社会的期待を含めた研究開発テーマ検討
・実は簡単ではないバックキャスティングという手法
・バックキャスティングの一般的なステップと考慮点
・不確実な時代のバックキャスティングにおける未来検討の勘所
・シナリオプランニング概要
・未来洞察手法におけるシナリオプランニングの位置づけ
・シナリオプランニングの実践例
・生成AIの基本(ビジネス活用の観点から)
・生成AI活用の基本(ChatGPTを例にして)
・押さえておくべきChatGPTプロンプト作成の原則
・シナリオプランニング実践における生成AI活用の可能性
・ケーススタディ 生成AIを活用したシナリオプランニング実践
・生成AIを活用したシナリオプランニング実践:事前準備
・生成AIを活用したシナリオプランニング実践:ベースシナリオ作成
・生成AIを活用したシナリオプランニング実践:複数シナリオ作成
・シナリオプランニング実践における生成AI活用の注意点
・押さえておかなければいけない生成AI活用のリスク
【質疑応答】
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