太陽 電池 セミナー
        
ペロブスカイト太陽電池の開発動向と特性改善
塗布・乾燥のトラブル対策
 
<セミナー No.501426>
【Live配信のみ】 アーカイブ配信はありません

★ 非鉛系の耐久性、変換効率の向上、性能の安定化に向けた技術動向を徹底解説!

非鉛系ペロブスカイト太陽電池

高耐久、高効率化


■ 講師
1. 桐蔭横浜大学 医用工学部 教授 博士(理学) 池上 和志 氏
2. 電気通信大学 i-パワードエネルギーシステム研究センター 特任教授 理学博士 早瀬 修二 氏
3. 大阪大学 大学院工学研究科 教授 博士(工学) 佐伯 昭紀 氏
4.

(国研)物質・材料研究機構 太陽光発電材料グループ 主幹研究員 Ph.D. 白井 康裕 氏

■ 開催要領
日 時

2025年1月31日(金) 10:30〜17:00

会 場 Zoomを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
Live配信セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。
聴講料

1名につき66,000円(消費税込み・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき60,500円(税込み)〕
〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。
         詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕

■ プログラム

<10:30〜12:00>

1.ペロブスカイト太陽電池の非鉛化・環境対応に向けた製造方法と実用化動向

桐蔭横浜大学 医用工学部 教授 博士(理学) 池上 和志 氏

 

【講演概要】
ペロブスカイト太陽電池の特長を理解するうえでの、基本的は物理、化学の知識から解説する。ペロブスカイト太陽電池の製造方法、必要部材の要求特性、さらに実用化に向けた課題について解説する。

【受講後、習得できること】
ペロブスカイト太陽電池の技術的な特徴、実用化に向けた課題について把握できる。ペロブスカイト太陽電池は、フレキシブル・軽量基板にも印刷法で作製できることで、今、最も注目される太陽電池です



1.ペロブスカイト太陽電池とは
 1.1 ペロブスカイト化合物とは
 1.2 ハロゲン化鉛系ペロブスカイトの太陽電池への応用
 1.3 有機系太陽電池の開発の歴史とペロブスカイト化合物
 1.4 ペロブスカイト太陽電池の注目点は?
 1.5 ペロブスカイト太陽電池の発電機構と特長

2.ペロブスカイト太陽電池の製造の実例
 2.1 必要部材と作製方法、太陽電池の構成
 2.2 スピンコート法
 2.3 バーコート法
 2.4 インクジェット法
 2.5 耐久性向上と高効率化に向けた研究

3.桐蔭横浜大学における6直列太陽電池制作の実例
 3.1 東急田園都市線青葉台駅における展示
 3.2 作製した太陽電池の構成、制作計画
 3.3 制作場所の環境配慮
 3.4 性能とデモンストレーション
 3.5 耐久性評価

4.ペロブスカイト太陽電池の実用化動向
 4.1 ペロブスカイト太陽電池に取り組む企業・大学
 4.2 環境への取組
 4.3 非鉛系ペロブスカイト太陽電池
 4.4 ペロブスカイト太陽電池のリサイクル

5. 将来展望とまとめ


【質疑応答】


<13:00〜14:00>

2.錫系ペロブスカイト太陽電池およびそれを用いたペロブスカイトタンデム太陽電池の最前線

電気通信大学 i-パワードエネルギーシステム研究センター 特任教授 理学博士 早瀬 修二 氏

 
 

【講演概要】
現在実用化検討が行われている鉛ペロブスカイト太陽電池を追随している錫系ペロブスカイト太陽電池(含 鉛フリーペロブスカイト、錫鉛アロイ化ペロブスカイト)の現状、問題点を議論し、将来を展望する。

【受講対象】
鉛ペロブスカイト太陽電池の後の研究課題について検討されている研究者

【受講後、習得できること】
錫系ペロブスカイト太陽電池の現状、および問題点を述べる。次の研究展開への指針を議論する。



1.太陽電池の現状と求められる特性

2.錫系ペロブスカイト太陽電池と鉛ペロブスカイト太陽電池の比較

3.錫系ペロブスカイト太陽電池の効率向上

4.錫ペロブスカイト太陽電池の耐久性向上

5.錫ペロブスカイト太陽電池を使ったタンデム太陽電池

6.錫系ペロブスカイト太陽電池の問題点とその解決方法

7.将来展望

8.まとめ


【質疑応答】


<14:15〜15:45>

3.非鉛系ペロブスカイト太陽電池材料の高速評価と材料探索技術

大阪大学 大学院工学研究科 教授 博士(工学) 佐伯 昭紀 氏
 

【講座概要】
鉛ペロブスカイト太陽電池の変換効率はシリコン太陽電池に匹敵するまで向上しており、実用化に向けた研究開発が進んでいる。一方、その次の太陽電池として有毒な鉛を含まない非鉛ペロブスカイト太陽電池の研究も進められているが、多くの材料やプロセスが考えられ、あまり理解は進んでいない。本講座では、講演者がこれまで進めているスズペロブスカイト太陽電池や、Ag-Bi-I系太陽電池の開発について、独自のハイスループット探索やロボットを用いた自動評価実験ついて紹介する。


【受講対象】
化学や応用物理を主とする企業技術者、大学研究者

【受講後、習得できること】
・マイクロ波伝導度測定を用いた高速スクリーニング法と機械学習を融合した探索
・非鉛ペロブスカイト太陽電池の開発の実際と応用
・ロボットを用いた自動実験の現状と課題



1.スズペロブスカイト太陽電池
 1.1 スズペロブスカイト太陽電池の変遷
 1.2 スズペロブスカイト太陽電池の問題点
 1.3 時間分解マイクロ波伝導度測定
 1.4 2種Aサイトカチオン混合・スズペロブスカイト
 1.5 3種Aサイトカチオン混合・スズペロブスカイト

2.非鉛ペロブスカイト太陽電池:Bi,Sb系材料
 2.1 Ag−Bi−I太陽電池
 2.2 Ag−(III-V)−I太陽電池
 2.3 Ag−Bi−Sb−I太陽電池
 2.4 M−(Bi, Sb)−I太陽電池
 2.5 (M,M‘)−(Bi, Sb)−I太陽電池

3.ロボットを用いた自動評価装置による材料探索
 3.1 自動実験の現状
 3.2 次世代太陽電池材料開発における自動実験
 3.3 Cs−Bi−Sb−I太陽電池の探索
 3.4 さらなる探索に向けた指針

4.まとめ


【質疑応答】


<16:00〜17:00>

4.非鉛系ハロゲン化金属ペロブスカイト太陽電池の開発

(国研)物質・材料研究機構 太陽光発電材料グループ 主幹研究員 Ph.D. 白井 康裕 氏
 

1.ペロブスカイト太陽電池の基本構造

2.低温・塗布プロセスで作製する非鉛ペロブスカイト太陽電池

3.非鉛ペロブスカイト太陽電池の安定性


【質疑応答】


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