【講座主旨】
再生医療等製品(細胞加工製品)は、細胞を評価する技術が未熟なため、工程変更後の結果より製品の同等性/同質性を評価することが困難であり、バリデーション設計においても工夫が必要となる。本セミナーでは、細胞加工製品のGMP(GCTP)に関わる基本的な要求をおさらいするとともに、製造承認後のスケールアップなどを考慮した、製造工程開発とバリデーション設計の考え方を解説する。
【講演内容】
1.再生医療等製品(細胞加工製品)の特徴
1.1 新モダリティ製品と細胞加工製品の違い
1.2 細胞加工製品の製造工程開発に関する考え方
1.3 治験前から開始する細胞加工製品の製造工程開発
2.製品のライフサイクルを考慮した製品開発
2.1 製品開発
2.2 製品設計と機能設計
2.3 生産設計と製造工程開発
3.製造・品質システムの構築
3.1 製造管理と品質管理
3.2 製造所からの出荷の管理
3.3 バリデーション設計
3.4 標準作業手順書(SOP)と製造再現性
3.5 構造設備設計と工程安定化
4.製造工程開発の実施手順
4.1 細胞製造性の理解
4.2 機能設計時における留意すべき要素の扱い
4.3 製造工程開発における物質特性の位置づけ
4.4 製造工程開発におけるプロセスパラメータの位置づけ
4.5 生産計画と製造工程開発の関係性に関する考慮
5.構造設備設計について
5.1 バリデーションと構造設備設計
5.2 適格性評価の考え方
5.3 無菌操作環境構築について
5.4 構造設備設計の典型例とその課題
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