【講座の趣旨】
塗料・塗装・塗膜の技術領域(前半は塗料と塗装系,後半は塗膜欠陥の解析手法,耐候性技術:屋外劣化と促進試験)について基礎的な事項から解説します。改めて全体を見直す機会に,ご活用頂ければ幸いです。
【セミナープログラム】
1.塗料の基礎:
1.1 塗料とは,どのようなものか?
その3つの役割(外観,保護,機能)
1.2 塗料,塗装,欠陥用語(JIS規格)
1.3 塗料成分(樹脂,顔料,溶剤,添加剤)とその役割
1.4 塗装工程(塗装系)とその目的
2.表面処理工程(前処理)
2.1 ショットブラスト工程
2.2 脱脂工程(酸洗いとアルカリ処理)
2.3 表面調整工程(リン酸亜鉛化成)
2.4 化成処理(リン酸亜鉛,リン酸鉄,酸化ジルコニウム)
3.下塗り工程(電着塗料とプライマー)
3.1 カチオン電着塗料の2成分
3.2 電着塗装の塗着メカニズム
3.3 電着塗装の特徴(つきまわり性)
3.4 電着塗装ラインの構成と浴管理方法
4.上塗り工程(溶剤/水性塗料)と塗装法
4.1 溶剤系塗料と水性(系)塗料の特徴
4.2 塗装方法:エアスプレーとエアレススプレー
4.3 塗膜形成と塗装時の注意点
4.4 エッジカバー性(含:ばり)の考え方
4.5 機能性塗料(メタリック,パール,クリヤ)
5.塗膜の耐候性技術とその試験・劣化評価
5.1 耐候性技術:現状と課題
5.2 塗膜の劣化要因:4大主因子と副次的因子
5.3 実曝試験と各種促進試験(促進性と相関性)
(1) 実曝と促進実曝試験(EMMAQUA法)の考え方
(2) 促進試験(サンシャイン,キセノン,メタルハライドなど)の特徴
(3) 新しい促進試験(過酸化水,リモートプラズマ,オートクレーブ)
5.4 劣化評価法
(1) 外観評価
(2) 化学的評価
(3) 物性的評価
5.5 長寿命化と寿命予測,寿命予測の考え方と課題
なぜ,実曝と促進試験の相関性に限界があるのか
【質疑応答】
※受講者の皆様の抱える疑問点や問題点について,セミナー開催3日前までに
「事前リクエスト用紙」 (請求書に同封)や 「Eメール」 を御寄せ頂けましたら,
講演中に対応させて頂きます。
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