【セミナー趣旨】
令和4年度に労働安全衛生規則等の化学物質管理に関する省令の改正があり、化学物質による労働災害防止のための新たな規制が施行され順次必要な対応が求められています。具体的には、化学物質のSDS(安全データシート)等による情報伝達について、通知事項である「人体に及ぼす作用」の内容の定期的な確認・見直しや、通知事項の拡充等による化学物質の危険性・有害性に関する情報の伝達の強化が挙げられます。また今年度からはリスクアセスメントに基づく健康診断の実施・記録の作成等や化学物質管理者・保護具着用責任者の選任が義務化されています。
本セミナーでは、化学物質の危険有害性を伝達するツールであるラベル及びSDSについて、その基本的な事項から関係する法令等について、わかりやすく解説致します。またリスクアセスメントや適正な保護具の選択、使用についても触れて、化学物質の管理についての総合的な知識を得ることを目的とします。
【受講対象・レベル】
初級者・新任担当者の方々
【習得できる知識】
・SDS関連法を含む化学物質の自律的な管理
・リスクアセスメント
・保護具の基本的な知識と選択、使用
1.化学物質の自律的な管理
1-1 労働安全衛生規則等の一部改正
1-2 保護具着用管理責任者の職務
1-3 ラベル、SDS
1-4 ラベル、SDSに関係する法令
1-5 ラベル、SDSの作成
2.労働安全衛生法
2-1 労働安全衛生法
2-2 労働安全衛生法とラベル、SDS
2-3 労働安全衛生法とラベル、SDSの対象物質
3.化学物質管理促進法
3-1 化学物質管理促進法と改正の内容、対応
3-2 化学物質管理促進法とラベル、SDS
3-3 化学物質管理促進法とラベル、SDSの対象物質
4.毒物及び劇物取締法
4-1 毒物及び劇物取締法
4-2 毒物及び劇物取締法とラベル、SDS
4-3 毒物及び劇物取締法とラベル、SDSの対象物質
4-4 毒物及び劇物取締法特有の表示
5.リスクアセスメント
5-1 リスクアセスメント
5-2 有害物質のリスクアセスメント
5-3 危険物のリスクアセスメント
6.保護具の基本的な知識と選択、使用
6-1 保護具の種類
6-2 保護具の選択
6-3 保護具の使用
【質疑応答】
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