噴霧乾燥 セミナー
        
ファインケミカル,医薬品の連続生産プロセス
化学プロセスのスケールアップ、連続化
 

<セミナー No 504231>

【Live配信 (アーカイブ配信つき)】

★ 目的にあった(微)粒子の作製へ向けて! 最適な運転条件のヒントが得られる!
★ 再現性の良いスケールアップの条件とは?

スプレードライヤ(噴霧乾燥)の原理と
運転条件設定、スケールアップ

■ 講師

大川原化工機(株) 開発部 部長 根本 源太郎 氏

【略歴】
一般社団法人日本粉体工業技術協会 「粉体技術」誌編集委員会 副委員長
一般社団法人日本粉体工業技術協会 粒子加工技術分科会 副代表幹事
一般社団法人日本粉体工業技術協会 乾燥分科会 幹事
一般社団法人粉体工学会 評議員
一般社団法人粉体工学会 機械的単位操作に関する産学連携研究会 副代表幹事

■ 開催要領
日 時

2025年4月3日(木) 10:30〜16:30
 (アーカイブ配信: 2025年4月8日(火)から配信開始予定)

会 場 Zoomを利用したLive配信(アーカイブ配信つき) ※会場での講義は行いません
Live配信セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。
聴講料

1名につき 60,500円(消費税込、資料・アーカイブ配信特典付き)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき
55,000円

〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕

■ プログラム

【習得できる知識】
・スプレードライヤの基本的原理、仕組み
・スプレードライヤの構成機器に関する知識
・スプレードライヤの最適な使用方法

【講座の趣旨】
スプレードライヤの特色や基本原理に重点を置いて解説します。希望する製品を生産するためにはスプレードライヤについて理解を深めることが重要です。特に微粒化方式 (各種ノズル、各種ディスク) についてはそれぞれ特色があり、対象物による最適な装置や方法について解説します。また、様々なトラブルに関する対応方針について実例を交えて紹介し、さらに各種スプレードライヤの応用技術を紹介します。

1.噴霧乾燥の基本原理
 1.1 スプレードライヤの特長
  1.1.1 スプレードライヤの適用分野
  1.1.2 乾燥と造粒
  1.1.3 スプレードライの工程
  1.1.4 スプレードライヤの概要
  1.1.5 スプレードライヤを用いた粉体製造のメリット
 1.2 スプレードライヤの製品
  1.2.1 各種製品例
 1.3 微粒化の利点
 1.4 スプレードライ粒子の乾燥過程
  1.4.1 恒 (定) 率乾燥と減率乾燥

2.スプレードライヤの微粒化機器
 2.1 微粒化機器の特長と選定方法
  2.1.1 微粒化装置 (アトマイザ) の各種方式とその比較
  2.1.2 各種微粒化装置の処理量 vs 粒子径
 2.2 回転円盤
  2.2.1 各種噴霧微粒化ディスクの特長
  2.2.2 回転円盤 (ディスク) 式アトマイザ
 2.3 圧力ノズル
 2.4 二流体ノズル
  2.4.1 二流体ノズルの構造、特長・留意点
 2.5 その他の微粒化機器
  2.5.1 加圧二流体ノズル
   2.5.1.1 加圧二流体ノズルのねらい
   2.5.1.2 加圧二流体ノズルの噴霧特性の例
  2.5.2 TJノズル、RJノズル、四流体ノズル
   2.5.2.1 TJノズル、RJノズルの特長
   2.5.2.2 TJノズル、RJノズルの構造、微粒化機構

3.スプレードライヤの計画
 3.1 スプレードライヤの熱収支及び物質収支計算
 3.2 スプレードライヤ本体・付帯設備の検討
  3.2.1 スプレードライヤ設計における注意点
  3.2.2 並流型
  3.2.3 向流型
  3.2.4 並向流型
 3.3 乾燥テストとその評価
  3.3.1 乾燥テストとその評価方法の基本的な考え方

4.スプレードライヤの運転操作
  乾燥条件と製品に与える影響 〜出入口温度と風の流れ〜
  噴霧乾燥による液滴の形状変化
 4.1 製品粒子径のコントロール
  4.1.1 回転円盤の場合
   4.1.1.1 製品粒子径のコントロール指針と留意点
  4.1.2 加圧ノズルの場合
   4.1.2.1 製品粒子径のコントロール指針と留意点
  4.1.3 二流体ノズルの場合
   4.1.3.1 製品粒子径のコントロール指針と留意点
 4.2 製品水分
  4.2.1 製品水分のコントロール指針と留意点
 4.3 嵩密度
  4.3.1 製品嵩密度のコントロール指針と留意点
 4.4 スプレードライヤの造粒について
 4.5 トラブル対策
 4.6 装置運転・製品評価についての注意点

5.スプレードライヤのスケールアップ
 5.1 スプレードライヤにおけるスケールアップの考え方
 5.2 回転円盤方式におけるスケールアップの考え方
 5.3 スケールアップ時の問題点

6.スプレードライヤの応用・関連技術
 6.1 流動造粒スプレードライヤ
 6.2 クローズドスプレードライヤ
 6.3 スプレーバッグドライヤ
 6.4 マイクロカプセル

【質疑応答】


【前回のセミナー受講者からの声】
 ・スケールアップの考え方や問題点のご説明が勉強になった。
 ・噴霧乾燥による液滴の形状変化を知ることが出来て、有意義だった。
 ・スプレードライヤによる粒子の作り分けについて、参考になった。
 ・流動性の良い粉の要因について質問させていただいた。適切にご回答いただけた。

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