【講座主旨】
アンメットニーズはカスタマーのマインドの中に時に顕在的に、時に潜在的に存在する。疾患治療市場の成熟度や充足度によりアンメットニーズは様々であるし、ひとつの疾患市場においても医師と患者とではアンメットニーズへの認識が異なることは少なくない。
立場の異なるステークホルダーのアンメットニーズを理解し、戦略に活用する上で、市場調査に基づくペイシェントジャーニーは有用なツールとなりうる。
ペイシェントジャーニーが医薬品・医療関連業界においてもかつてないブームとなっている一方、折角ペイシェントジャーニーを描いても、それが活用されていないケースも多いと聞く。
本セッションでは、アンメットニーズの掘り起こしとペイシェントジャーニー作成のノウハウ、さらにそこからインサイツを導き出し、マーケティング等の戦略に活かしていくポイントについて考えたい。
【講座内容】
1.インサイトとアンメットニーズ
・インサイトとは?
・医薬品においてもマーケティングが重要な理由
・顕在アンメットニーズと、潜在アンメットニーズ
2.Patient Centricity, Patient Experience, Patient
Journey
・なぜペイシェントセントリシティか?
・ペイシェントジャーニーの意義
3.アンメットニーズを掘り起こすには
・アンメットニーズ掘り起こしにはカスタマーへの理解を深めること
・アンメットニーズは異視点からの掘起しが必要
4.ペイシェントジャーニーを明らかにしてアンメットニーズを探るマーケットリサーチの手法
・マーケットリサーチの種類、定性調査と定量調査
・ペイシェントジャーニーから見えてくるもの
・セグメンテーション〜ペルソナ
・ペイシェントジャーニーを理解するための調査設計のポイント
・インタビュー聞き取りと分析のポイント
5.ペイシェントジャーニーからマーケティング戦略への活用
・ペインポイント、ゲインポイント、タッチポイントの理解
・医療提供者と患者、異視点のギャップから機会を見出す
【質疑応答】
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