発泡成形 セミナー
        
ラジカル重合を中心としたポリマー・微粒子・コーティング材の合成,応用
自動車・航空機用樹脂の最新技術
 

<セミナー No 505209>

【Live配信のみ】 アーカイブ配信はありません

★発泡剤と樹脂との相性,選び方と使い方

★超臨界CO2および次世代の発泡成形技術

★気泡のサイズ・強度と粘度 ,連続性と不連続性を制御するためのポイントとは?       


発泡成形
のメカニズム,気泡コンロトール,測定,応用 


■ 講 師

【第1部】

(株)SMS 代表取締役 工学博士 新保 實 氏  (金沢工業大学・名誉教授)

【第2部】

永和化成工業(株) 研究開発部 開発グループ 春日 充 氏

【第3部】

(株)日本製鋼所 広島製作所 射出機械部 成形技術G 内藤 章弘 氏

【第4部】

サンワトレーディング(株) 代表取締役 馬場 俊一 氏
■ 開催要領
日 時

2025年5月30日(金) 10:00〜17:00

会 場 Zoomを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
Live配信セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。
聴講料

1名につき66,000円(消費税込み,資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につ60,500円〕

〔大学,公的機関,医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕

■ プログラム

【10:00〜13:00】 ※途中休憩を挟みます

第1部 発泡プラスチックの強度に及ぼす因子と強度向上法の事例

●講師 (株)SMS 代表取締役 工学博士 新保 實 氏  (金沢工業大学・名誉教授)

 

【講座の趣旨】

 発泡体は材料低減,軽量化,断熱性向上等といった多くの有益な特性を有して いるが,気泡の含有による応力集中現象で強度が低下することが大きな課題であ る。ここでは,発泡の原理と制御因子の関係,並びに発泡体の強度に寄与する因 子とこの因子に基づいた具体的な強度向上法の事例について解説する。


【セミナープログラム】

1.発泡原理と制御因子
  1.1 発泡原理の定性的説明及び発泡成形法
  1.2 気泡径と圧力・温度の関係式
    〜気泡径,気泡数に及ぼす飽和圧力・発泡温度の関係式〜

2.発泡制御に必要な素材の諸特性
  2.1 素材の粘弾性特性
  2.2 素材の溶解特性

3.発泡体の強度に及ぼす因子及び強度向上法
  3.1 微小気泡による強度向上
  3.2 分子配向による強度向上
  3.3 スキン層付加による強度向上
  3.4 GCP(ガスカウンタ−プレッシャ−)を用いたスキン層形成方法
  3.5 微小繊維付加による強度向上
  3.6 圧延加工による強度向上

【質疑応答】


【13:40〜14:40】

第2部 化学発泡剤の特性と,その使用方法について

●講師 永和化成工業(株) 研究開発部 開発グループ 春日 充 氏

 

【講座の趣旨】

 主要な化学発泡剤の特性についての説明。化学発泡剤を用いた発泡体の成形方法と実 用例などについて解説します。 また,昨今の技術開発によってこれまでに化学発泡剤では適用できなかった樹脂種や 条件に対しても対応できる製品開発も行っております。これら新規開発品の紹介。


【セミナープログラム】


1.発泡剤における化学発泡剤の位置づけ

2.主要な化学発泡剤の種類

3.熱分解型化学発泡剤について
   ・有機系発泡剤
   ・ADCAの特性
   ・ADCAの使用分野
   ・DPTの特性
   ・DPTの使用分野
   ・OBSHの特性
   ・OBSHの使用分野
   ・無機系発泡剤
   ・重曹系発泡剤の特性
   ・重曹系発泡剤の使用分野

4.発泡剤の複合化
   ・複合化による利点
   ・複合品の使用分野
   ・マスターバッチ化

5.化学発泡剤を使用した発泡成形について
   ・高発泡分野
   ・低発泡での連続成形分野
   ・特殊な成形方法

6.今後,使用が期待される分野について

【質疑応答】


【14:50〜15:50】

第3部 高圧ガス発生装置が不要な物理発泡成形技術とその応用について

●講師  (株)日本製鋼所 広島製作所 射出機械部 成形技術G 内藤 章弘 氏

 

【講座の趣旨】

 高圧ガスを発泡剤として用いる物理発泡射出成形法の特徴について事例を含めて解説する。 また,高圧ガス発生装置が不要で低コストな物理発泡成形技術「SOFIT」の装置構成,成形性能などを紹介する。


【セミナープログラム】

1.物理発泡射出成形の概要
  1.1 発泡射出成形とは
  1.2 化学発泡射出成形と物理発泡射出成形

2.物理発泡射出成形の特長と課題
  2.1 物理発泡射出成形の特長
  2.2 物理発泡射出成形の事例紹介
  2.3 物理発泡射出成形の課題

3.新しい物理発泡射出成形法”SOFIT”
  3.1 既存の物理発泡射出成形法とその課題
  3.2 SOFITの装置構成とガス溶解機構
  3.3 高圧ガス保安法の対応
  3.4 SOFITの成形性能の評価
  3.5 発泡成形の適用事例と今後の期待

4.物理発泡成形の更なる発展に向けて
  4.1 エンプラ・超エンプラの適用に向けた取り組み
  4.2 多色・多材質成形への応用


【質疑応答】


【16:00〜17:00】

第4部 硬質プラスチック独立気泡発泡体を使用したCFRPサンドイッチ構造と応用事例

●講師 サンワトレーディング(株) 代表取締役 馬場 俊一 氏

 

【講座の趣旨】

鉄の10倍の強度と4分1の重さであるCFRP(炭素繊維強化プラスチック)は,あらゆる産 業で注目されている。 さらなる軽量化をするには,CFRPのサンドイッチ構造が有効である。一般的にはCFRP サンドイッチ構造には, ハニカムや硬質プラスチック独立気泡発泡体が使用されている。その違いと成形法そ して応用事例を紹介する。


【セミナープログラム】

1.なぜサンドイッチ構造

2.硬質プラスチック独立気泡発泡体とハニカムの違い

3.各種CFRP用コア材料
  3.1 PMI発泡体
  3.2 PEI発泡体
  3.3 PVC発泡体
  3.4 PET発泡体
  3.5 カーボン発泡体
  3.6 バルサ

4.成形

5.応用事例
  5.1 航空・宇宙
  5.2 鉄道
  5.3 自動車
  5.4 メディカル
  5.5 スポーツ

【質疑応答】


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