【講座の趣旨】
ラボの整理整頓は、研究の効率向上や安全性確保、円滑な業務遂行に不可欠です。本セミナーでは、整理整頓が定着する「片付くしくみ」を作るために必要なコミュニケーションとマネジメントを学びます。適切な管理やチーム内調整の不足による課題を解決し、研究者や技術者、研究補助職が主体的に環境改善を進めるための具体的な方法や実践的なアプローチを紹介します。
◆習得できる知識
・ラボの整理整頓が研究活動に与える影響を理解できる
・整理整頓を推進するためのマネジメントスキルを身につけられる
・チーム内で整理整頓を促進するための効果的なコミュニケーション方法を学べる
・実践的な改善アプローチや成功事例を知ることで、ラボ環境を継続的に向上させるヒントを得られる
【講座内容】
第1部:ラボの整理整頓が必要な理由
・ラボの整理整頓がもたらすメリット(安全性・効率性・研究の質向上)
・課題と失敗例
第2部:整理整頓を成功させるマネジメント力
・研究者・技術者が持つべき整理整頓の視点
・ラボ環境改善に必要なマネジメントスキル
目的・ルールの設定
維持管理の仕組みづくり
責任の明確化と分担
・具体的な改善アプローチ(5Sなど)
第3部:チームを動かすためのコミュニケーション戦略
・整理整頓の重要性をチームに伝える方法
・メンバーの協力を得るためのアプローチ
・実践的なコミュニケーション事例
第4部:質疑応答&ディスカッション
・参加者の課題を共有し、解決策を考える
※グループワーク・ディスカッションを実施いたします。
※受講の効果を高めるため受講前後にアンケートを取らせていただきます。
【質疑応答】
略歴
・製薬企業の基礎研究部門で研究員(31年間)
・医学部大学院の研究室で研究サポート(5年間)
・国立研究機関で研究サポート(5年間)
・2017年〜現在:整理収納アドバイザーとして活動開始
- 研究現場の整理収納と環境整備を支援する「ラボ整理研究室」を設立
- 研究現場に特化した整理収納の知識を発信
・2023年:書籍『研究者・技術者をボスにもつ人のためのラボ整理コミュニケーション術』出版
博士(医学)、毒物劇物取扱責任者、整理収納アドバイザー、企業内整理収納マネージャー |