【習得できる知識】
質量分析(GC/MSやLC/MS)で得られるマススペクトルの基本的な読み方、フラグメントイオンやMS/MSにより得られるスペクトルの解析方法、測定条件を変更した時のマススペクトルの変化について、など
【講座の趣旨】
質量分析の結果であるマススペクトルからは、分子の質量情報や部分構造に関する情報などが得られるが、その解析には通常豊富な経験が必要である。本講座では、GC/MSとLC/MSにおけるマススペクトルについて、基本的な読み方とフラグメントイオンやMS/MSにより得られるプロダクトイオンスペクトルの解析方法、測定条件とマススペクトル変化、などについて解説する。
1.マススペクトルの読み方
1.1 マススペクトルから得られる情報
1.2 マススペクトルで観測されるイオンについて
1.3 質量分析計の分解能とマススペクトルの関係について
1.4 マスディフェクト値の利用
1.5 マススペクトル取得モードについて
2.GC/MSにおけるマススペクトルの解析
2.1 分子イオンとフラグメントイオンの見極め
2.2 フラグメントイオンの解析
2.3 ライブラリーサーチについて
3.LC/MSにおけるマススペクトルの解析
3.1 イオン種の解釈について
3.2 単一成分由来か混合成分由来のイオンかの見極め
3.3 高分解能マススペクトルの解析
4.MS/MSスペクトルの解析
4.1 MS/MSとフラグメンテーション
4.2 偶数電子イオンのフラグメンテーション解析
4.3 電荷移動とフラグメンテーション
4.4 MS/MSスペクトル解析支援ツール
5.測定条件設定とマススペクトルの関係
5.1 GC/MSについて
5.2 LC/MSについて
【質疑応答】
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