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【習得できる知識】
・COFの研究動向に関する最新知識
・多孔質材料の基礎と応用
・機械学習ポテンシャル等を用いた計算化学の動向と応用
【講座の趣旨】
新材料として注目を集めている共有結合性有機構造体(COF)の特徴、合成法、応用について解説する。特に、長距離・短距離秩序を高める合成法、望みの形状(自立膜など)を形成する方法、MOF等他の材料との複合化について取り上げる。計算化学やデーターベース利用など材料設計や反応設計についても述べる。多孔質一般についての解説を交え、他の多孔質材料と比較した場合に期待される特徴についても説明する。
1.COFとは
1.1 結合を作る官能基の種類
1.2 次元性
2.多孔質材料の一般論
2.1 特性の指標と測定・評価法
3.短距離及び長距離秩序の評価法
3.1 X線回折
3.2 原子分解能電子顕微鏡でどこまで見えるか
4.COFの合成法と秩序形成
4.1 溶液中の重合
4.2 液液界面での重合
4.3 蒸着重合
4.4 溶媒アニールの効果
4.5 鋳型の利用
5.COFの応用
5.1 特異的分子吸着剤として
5.2 液相での分離膜
5.3 気体分離膜
5.4 鋳型としての利用:酵素等機能性分子の固定
6.計算化学−反応と秩序形成を追いかける
6.1 古典分子動力学
6.2 第一原理計算による吸着特性の解明
6.3 機械学習ポテンシャルを用いた分子動力学
6.4 材料設計に向けて
【質疑応答】
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