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【講座主旨】
医薬品の新規ビジネスは、近年、希少疾患領域へシフトしてきている。医薬品企業にとって、希少疾患領域は、患者数が少ないことや、臨床知見・疫学データも限定的で、社内に専門人材も少なく、事業性評価を、自信をもって行うことが難しい。また、社内のベテランの定年退職などによる世代交代を進んでおり、自社が得意とする疾患領域においても、若い世代が知見を蓄積していくニーズは高い。
このような状況下、これまでの事業性評価は、なんとか担当者が限られた時間で疾患知識を身につけた上で行なったり、大型品であれば外部のコンサルタントに委託したりすることも多かったが、最近は生成AIを活用して、短期に自社で領域知見を習得し、事業性評価を行おうという機運が高まっている。
最近は、生成AIを使わずに1日を過ごすことはほぼない。しかしながら、その使い方はGoogle検索の高機能版のようなものがまだ多く、自社で事業性評価を行おうとしても、プロンプトも複雑になり、どのように進めていいかわからないことも多い。他方、生成AIには、多くの機能が存在し、使い方を覚えれば極めて効率的に、医薬品の売上予測や事業性評価を行うことが可能である。
本講座では、医薬品ビジネスの事業性評価の方法論の基礎をおさらいした上で、特定の目的に合わせて生成AIのGPTをカスタムできるGPTsを用いてどのように事業性評価を行うかを紹介する。
【講座内容】
1.事業性評価の基礎(おさらい)
・売上予測:想定薬価と患者数
・マクロ環境の考慮(競合製品?後発品の動向、薬価改定、)
・自社の製品戦略の考慮
2.生成AIの基礎
・基本的な仕組み
・ハルシネーション
・セキュリティ
・ユーザーが身につけるべきスキル
3.カスタム生成AI(GPTs)の使った事業性評価
・使い方
・事業性評価モデルの構築
・GPTsを使った事業性評価の例題
4.生成された事業性評価結果の検証
・生成AI評価の限界
・人が判断すべき部分
5.補足:生成AIを使った働き方の将来
【質疑応答】
◆◆講師プロフィール◆◆◆
-2019年にハッシュピーク株式会社を創業。最先端のデジタル技術(AI・ブロックチェーン)を通して、医療DXを推進。それまでの、エンジニアリング、コンサルティング、およびヘルスケア業界の豊富な実務経験が強み。ハンズオン・ソリューションであるpeakDocを提供
-IQVIA(旧IMS)では、製薬会社や医療機器メーカー20社以上の事業性評価、マーケティング戦略、薬価戦略のコンサルティング、および製薬業界団体のロビー活動支援に携わる。また製薬会社のMR向けCRMシステム事業の責任者として業界のデジタルトランスフォーメーションを推進
-アーサー・ディ・リトルにてエレクトロニクス、電気、自動車、製薬、機械、化学、食品業界など26社56プロジェクトにわたる経営戦略、組織戦略、新規事業戦略、企業再生、M&Aの事業性評価に携わる
-横河電機では、エンジニアとしてサウジアラビア、シンガポール、ナイジェリア、中国、韓国、アメリカ、日本のプラントの立ち上げに従事
-小学校4年生の時からプログラミングに親しむ。ハッシュピーク創業後は、プログラミングを再開し、ブロックチェーンやAIのプログラムを習得
-現在、ハッシュピークの基幹アプリであるpeakDocを自らコーディング
[職歴]
-現ハッシュピーク株式会社 代表取締役
-現グロービス経営大学院 教授兼パートナーファカルティ
-元IQVIAソリューションズジャパン株式会社 取締役バイスプレジデント
-元IMSテクノロジーソリューションズ株式会社 代表取締役社長
-元IMSジャパン株式会社 IMS Consulting Group 事業部長
-元アーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社 プリンシパル
-元横河電機株式会社 エンジニア
[学歴]
-ハーバード大学医学部 エグゼクティブ・エジュケーション修了 (AI in Healthcare,
Leading Digital Transformation in Healthcare)
-カーネギーメロン大学 経営産業大学院修士(MBA)
-慶應義塾大学理工学部物理学科卒業
[著作/論文]
-論文:「神経疾患における患者と医師の認識ギャップの要因とAIを用いた予測モデルの検討」第66回日本神経学会
2025
-論文:「医薬品副作用自動監視システムAVSによる副作用検出の評価」 第37回日本医療情報学会
2017
-共著:『グロービスMBAマネジメント・ブックII』ダイヤモンド社 2015
-訳書:クリス・フロイド著『経営と技術』 英治出版 2008
-著書:『葡萄酒の戦略』 東洋経済新報社 2010
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