Pythonによる材料画像解析の基礎と前処理・領域抽出
        
プロセスインフォマティクスにおけるデータ解析・モデリングと応用展開
AI、シミュレーションを用いた劣化・破壊評価と寿命予測
 

<セミナー No.603232>

【Live配信のみ】 アーカイブ配信はありません

★ Pythonを使った材料評価の再現性向上や作業の効率化!
    画像解析結果から物性を素早く読み取り、研究開発業務へ活かす!

Pythonを用いた高分子材料の画像解析入門


■ 講 師


横浜ゴム(株) 課長代理 鈴木 聖人 氏

【専門】
マテリアルズインフォマティクス、計測インフォマティクス

【略歴】
北陸先端科学技術大学院大学の修士課程(谷池敏明研究室)にてマテリアルズインフォマティクスの研究に取り組む(2016年修了)。
前職にて消臭剤開発やインフォマティクス業務に従事した後、2020年に横浜ゴム株式会社へ入社。
現在、材料解析研究室にて情報科学的手法を用いた材料・計測技術開発に従事し、電子顕微鏡等を用いた画像解析研究を実施。学会発表・論文多数。
2023年より筑波大学博士課程(五十嵐康彦研究室)に在籍し、マテリアルズインフォマティクス・計測インフォマティクスの研究を継続中。
日本ゴム協会 ゴム・エラストマー若手研究分科会 主査。

■ 開催要領
日 時

2026年3月10日(火) 13:00〜1630

会 場 Zoomを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
Live配信セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。
聴講料

1名につき49,500円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき44,000円〕
〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕

■ プログラム

【講座の趣旨】
高分子・樹脂・ゴム材料などの内部構造は、電子顕微鏡画像を通して詳細に観察できるが、そのままではノイズや濃淡の不均一などが多く、解析は熟練者の経験に頼りがちである。近年、Pythonを軸としたオープンソースツールが充実し、材料画像解析を効率化・標準化するための環境が整いつつある。本講座では、材料画像に特有の課題を踏まえつつ、Pythonを用いた一連の処理手順を体系的に紹介する。基本的な画像前処理から、領域抽出に向けたアルゴリズム、特徴量の算出、解析結果の可視化まで、実データを扱う上で役立つポイントを中心に解説する。材料評価の再現性向上や作業効率化を目指す技術者・研究者に向け、実務へ応用しやすいアプローチを学ぶ講義内容とする。

【習得できる知識】
・Pythonによる画像処理の基本操作(読み込み、前処理、フィルタリングなど)
・材料画像に特化した領域抽出の方法(濃淡差、局所コントラスト、クラスタリングなど)
・二値化後の粒子解析や分散状態評価の進め方
・結果を統計的に整理・可視化するための一連のワークフロー
・今後、機械学習・深層学習へ展開するための基礎的な考え方

1.材料画像解析とは


 1.1 材料評価における画像データの役割
 1.2 観察画像に含まれる課題(ノイズ・照度むら・観察条件)
 1.3 Pythonを用いるメリットと実行環境の紹介

2.Pythonによる前処理の基礎


 2.1 画像の読み込みと基本操作
 2.2 平滑化、ノイズ低減フィルタの活用
 2.3 コントラスト調整とヒストグラム操作
 2.4 解析しやすい画像を得るための前処理設計

3.材料特有の構造をとらえる領域抽出


 3.1 二値化の考え方(大域・局所閾値)
 3.2 モルフォロジー処理による構造処理
 3.3 クラスタリング(k-means)による領域分割
 3.4 Deep Learningの活用

4.抽出した構造の解析


 4.1 粒子・領域の形状パラメータ算出
 4.2 分散状態・凝集の評価指標
 4.3 データの可視化と比較の進め方

5.実務への展開


 5.1 手作業からPythonワークフローへの置き換え
 5.2 将来的な機械学習・Deep Learning活用へのステップ
 5.3 その他のTips

6.まとめと質疑


 6.1 本講義のポイント整理
 6.2 応用に向けた学習リソース紹介
 6.3 質疑応答