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【講座の趣旨】
2026年の熊本地震の際に起こった、日本製紙(株)の煙突崩壊と人身事故、その後の火災は記憶に新しい。我が国においては、2011年の東日本大震災や、それ以前の阪神・淡路大震災における生活空間における災害と同時に、多くの工場や発電所に壊滅的な被害を及ぼした。
改めて、工業生産の維持は国の存亡をかけた事項と認識されるに至った。とは言え、火災防止はともかく、地震や津波は如何ともし難い。昨今の異常気象に伴う酷暑や線状降水帯の多発も同様である。
今回のテーマは“工場”であるが、これは外部からは見えない見え難い、複雑な装置、原料資材と化学物質、エネルギーと、それを運転するヒトの組織である。仮に多くの法規制を絡めたとしても、殆ど防災の効果は見通せないであろう。
筆者があえてこのテーマの講師を引き受けたのは、現役時代に化学工場の勤務が長かったのと、その後の研究所や本社ビル、いずれも東京都内の“防火管理者(法定)”を“やらされた“経験からである。更に現在は、都内のかなり大きなマンション、500世帯の防火管理者を、これも他になり手が無いの”やらされた“ 苦い経験がベースになっている。
いずれにしろ、正解や見透しのない状況の中で、日本は世界に類のない独自の、○○工業会が存在し、それぞれの工業会が一斉に防災対策に動き出したのは、大きな希望である。テーマがテーマだけに、基礎になるデータ等もなく、説得性に欠ける講演になるが、ご容赦願いたい。
【セミナープログラム】
1.概論
・生産工場のリスクとハザード
・生産設備等に関する国内法の状況
・生産に関わる組織とヒトの安全性
・生産設備に関する安全性と保安規定
・サプライ・チェーンから見た生産の維持
・グローバルな規制の状況
2.国内法の現状
・消防法、建築基準法などの現行の規定
・石油業法、電気事業法などの状況
・環境関係法令における状況
・毒物及び劇物取締法などケミカルハザードの扱い
・薬事法(現 薬器法)の規定
・輸送(陸上、海上、航空)の規定
・関連する条例など
3.国内の工業団体のアクション
・日本製紙連合会
・石油連盟、電気事業連盟、鉄鋼連盟
・電池工業会と電気用品安全法
・日本化学工業協会、製薬工業会
・ソーダ工業会と関連業界
・自動車工業会とトラック協会
・その他の工業団体
4.防火、防災の盲点
・大型マンションの防火&防災
・病院等の非常電源
・学校等のリスク対応
・研究所の安全性
その他
【質疑応答】
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