1.従来の乳酸生産技術と課題
2.酵母を利用した新しいL-乳酸生産技術
3.高純度D-乳酸生産技術への応用
第1節 耐熱性向上
[1]放射線架橋
1.放射線によるポリ乳酸の架橋
2.放射線架橋によるポリ乳酸の改質効果
[2]ステレオコンプレックス
1. ステレオコンプレックス型ポリ乳酸(sc-PLA)
2. ステレオブロック型ポリ乳酸(sb-PLA)
3. ポリ乳酸共重合体のステレオコンプレックス
4. ステレオコンプレックスの応用
[3]造核剤
1.高分子の結晶化と造核剤
2.成形品における非晶状態と耐熱性
3.結晶化の促進と成形性,耐熱性改善の試み
4.造核剤によるポリ乳酸の成形性,耐熱性の改善
[4]アニール処理
1.ポリ乳酸シートのアニール特性
2.ポリ乳酸シートのアニール処理による特性変化
[5]ナノアロイによるポリ乳酸の高性能化と電気・電子機器への応用
1.ポリ乳酸の高性能化技術
2.ナノアロイによる高耐熱化
3.高衝撃化技術
4.透明耐熱化技術
5.難燃化技術
[6]PLA/PBT/PC
1.ポリ乳酸アロイ化による耐熱性向上技術
2.検討した材料と評価方法
3. 結果
[7]PLA/PBT/ABS
1.検討した材料と評価方法
[8]PMMAブレンド
1.PLAとPMMAの相溶性と耐熱性
2.透明PLA/PMMA系の耐衝撃性の向上
3.他樹脂との比較
[9]クレイ系ナノコンポジット
1.ナノ構造制御
2.直接層間挿入法
3.力学的性質
4.結晶化挙動と機械的耐熱性
5.溶融レオロジーと発泡成形
6.ナノセルラーの力学特性
7.生分解性
8.ナノコンポジットからセラミック多孔体
第2節 難燃化
1.ブロム系難燃剤による難燃化
2.リン系難燃剤による難燃化
3.無機化合物による難燃化
4.ポリカーボネートアロイによる難燃化
第3節 柔軟性・耐衝撃性向上
[1]生分解性樹脂用添加剤の開発と特性、配合技術
1. ポリ乳酸樹脂用可塑剤の開発経緯
2.アセチル化モノグリセライド系可塑剤の特徴
3.可塑剤化の考え方
4.可塑剤の性能評価
5.軟質化生分解性プラスチックの問題点
6.透明軟質ポリ乳酸コンパウンド
7.可塑剤の結晶化促進効果
8.防曇剤
[2]竹繊維強化PLA複合材料
1.試験片および試験方法
2. 竹繊維/PLA複合材料の強度特性
3. 竹繊維との複合によるPLAの耐熱性の向上
[3]ポリ乳酸/木粉の複合化
1.木の成分と木質資源の利用形態
2.ポリ乳酸/木質資源複合材料の物性比較
3.ポリ乳酸/木粉複合材料の作製
4.ポリ乳酸/木粉複合材料の引張り・曲げ特性
5.ポリ乳酸/木粉複合材料の動的粘弾性特性
6.木粉の表面化学修飾の影響
7.ポリ乳酸/木粉複合材料の吸水率
[4]複合化・麻繊維
1.麻繊維
2.ホットプレス成形材の衝撃特性
3.射出成形材の衝撃特性
[5]複合化・ケナフ
1.ケナフ繊維のポリ乳酸の特性改良の効果
2.ケナフ繊維の課題と改良
3.ガラス繊維とケナフ繊維との比較
[6]ポリ乳酸/エラストマーの複合化
1.樹脂の破壊機構とエラストマー複合化設計の基礎
2.エラストマーの複合化と評価
3.衝撃強度に及ぼすミクロ相構造の影響
4.良好な衝撃強度を達成するためのエラストマー複合材料の構造設計
[7]ポリ乳酸ナノファイバーの作製と応用
1.ポリ乳酸の電界紡糸
2.ポリ乳酸ナノファイバーの酵素分解性
3.ポリ乳酸と大豆油との複合材料
[8]各種混練法による天然繊維強化ポリ乳酸樹脂の複合化技術
1.背景
2.PLAとNFの複合化の課題
3.長繊維ペレット製造技術による複合化
4.二軸混練押出機による天然短繊維強化熱可塑性樹脂の複合化
5.今後の課題と対策
第4節は著作権の都合上、掲載しておりません
第5節 電気特性
1.電気特性に影響を与える諸因子
2.PLLAの電気特性の他の高分子との比較
第6節 導電性付与
1.導電性PLAコンポジットの調製
2.PLA-KBコンポジットの導電性
3.せん断による導電性の変化
4.スケーリング則の適用
第7節 リサイクル可能な形状記憶バイオプラスチックの開発
1.熱可逆結合をもつポリ乳酸の設計
2.熱可逆架橋ポリ乳酸によるリサイクル可能な形状記憶
3.まとめと今後の利用
第8節 ポリ乳酸の加水分解性防止
1.カルボジイミド化合物
2.加水分解抑制機構
3.特徴
4.耐加水分解性能
5.成型加工時の安定化効果
6.安全性
7.応用
第1節 成形加工性
第2節 押出成形・ブロー成形
第3節 押出発泡成形
第4節 真空・圧空成形(サーモフォーミング)
第5節 射出成形
第6節 結晶性PLAの発泡技術
1.ポリ乳酸樹脂生産の経緯
2.PLAの温度特性
3.PLAの粘度特性
4.発泡の可否条件
5.示差熱天秤(DSC)の測定
6.#5000の従来の発泡技術の試み
7.新しいナノ物質での実験
8.発泡原理
9.#5000高発泡体の物性と問題点
10.#9030の高発泡技術
11.非晶性から結晶性へのアニーリング特性
12.結論
第7節 真空成形
1.ポリ乳酸の真空成形性の評価
2.大型真空成形品の試作
第8節 延伸
1.達成目標としての理論弾性率
2.PLLAの延伸および熱処理による結晶構造変化
3.結晶型の同定および結晶種分率,配向性の評価
4.PLLA延伸フィルムの力学物性:分子量依存性
5.配向PLLA試料の耐熱性
6.非平衡な溶融状態からのPLLA/PDLAブレンド試料の延伸による
ステレオコンプレックス結晶試料の作製
第1節 表面処理による機能性付与
1.表面処理とは?
2.実用事例
3.トラブル事例
4.現状での課題と今後の方向性
第2節 コーティング・ラミネーティング
1.対象機器類
2.植物性材料の問題点
3.今後の方向性
4.環境問題
第3節 製袋
1.設備その他
2.技術的な問題点
3.生分解性プラスチック材料
4.課題と今後の方向性
第4節 染色・繊維加工
1.ポリ乳酸繊維の染色
2.ポリ乳酸繊維の繊維加工
第1節 コーティング用バインダー
1.概要
2.バイロエコールとは
3.開発事例
第2節 インキ・接着剤
1.天然物を由来とした印刷インキと印刷対象
2.天然物由来の印刷インキに使用する顔料の考え方
3.天然物由来の原料を使用した印刷インキの技術紹介
4.ポリ乳酸樹脂を用いた印刷インキ
5.ポリ乳酸樹脂を使用したヒートシール接着剤,オーバープリントニス
6.具体的なバイオマス印刷インキの紹介
第3節 食品・非食品包装
1.ポリ乳酸二軸延伸フィルム
2.無延伸生分解性フィルム
3.衛生性
4.耐久性
5.最近の市場動向
第4節 食器
1.リターナブル食器(繰り返し使用)
2.簡易食器具(ワンウエイユース)
第5節 シュリンク包装・ブリスター包装・窓張り封筒・カード
1.物性改良に向けての取り組み
2.用途とその適用ポイント
3.収縮包装用途
4.ブリスター用途
5.窓貼り封筒用途
6.カード用途
7.今後の展開
第6節 パソコン筐体
1.ノートパソコン筐体への応用への課題
2.ノートパソコン筐体への応用
3.環境評価
第7節は著作権の都合上、掲載しておりません
第8節 携帯電話
[1]日本電気(株)
1.ケナフ繊維など植物成分によるポリ乳酸の高機能化
2.携帯電話用ケナフ繊維添加ポリ乳酸複合材の開発とエコ携帯電話への搭載
[2](株)NTTドコモ 【ケナフ繊維強化バイオプラスチック採用ケータイの商品化について】
1.本企画の背景
2.コンセプトから試作品の製作まで
3.試作から商品企画へ
4.技術的な課題
5.コストの課題
6.そして量産へ
7.発表から現在まで
第9節 光ディスク
1.開発の経緯
2.MildDisc開発の意義
3.光ディスクを取り巻く状況
4.光ディスク基板に要求される性能
5.ポリ乳酸の特性
6.光ディスクの製造プロセス
7.ポリ乳酸による光ディスクの特性
8.まとめ,今後の課題
第10節 ポリ乳酸の医療用具への応用
1.ポリ乳酸の医療用具での位置づけ
2.医用材料に求められる性質
3.医療での応用例
4.今後の展望
第11節 繊維・不織布製品
第12節 事務用品・雑貨
1.事務用品・雑貨類にグリーンプラが適用される主な目的
2.事務用品・雑貨類に使用されるグリーンプラ材料
3.グリーンプラシート・フィルムの2次加工適性
4.事務用品・雑貨にグリーンプラ材料を適用する場合の基本的な要求品質
5.ポリ乳酸系のシート・フィルムを用いた事務用品・雑貨の用途例
6.事務用品・雑貨類へのポリ乳酸系材料が普及するための課題