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≪安全、軽量、低燃費、CO2削減を達成するための≫
自動車樹脂材料高機能化技術集

〜設計、改質、成形加工、車室内VOC、加飾、採用事例〜
■ 執筆者(敬称略)
日産自動車(株)
文部科学省 科学技術政策研究所、
(元)トヨタ自動車(株)
(株)プライムポリマー
(株)プライムポリマー
UMGABS(株)
帝人・デュポンフィルム(株)
旭化成ケミカルズ(株)
東レ(株)
住友ベークライト(株)
帝人化成(株)
旭硝子(株)
(株)クラレ 
ダイセル・エボニック(株) 
宇部興産(株)
東洋紡績(株)
(株)クラレ
SRI研究開発(株)
(株)日本製鋼所
(株)日本製鋼所
(株)カワタ
サンアロマー(株)
橋本 富仁
河本 洋

小林 豊
平野 幸喜
小原 道男
吉田 哲男
東 直樹
前田 裕平
石田 保
加藤 秋広
神谷 浩樹
新留 裕之
駒田 肇
平山 真一
田中 茂樹
東田 昇
村岡 清繁
西田 正三
元山 貴史
張 春暁
鷲山 潤一郎
(株)プライムポリマー
八千代工業(株)
八千代工業(株)
八千代工業(株)
SABICイノベーティブプラスチックスジャパン合同会社
倉内技術経営ラボ、元(株)豊田中央研究所 
東京工業大学
(株)不二越
(株)いすゞ中央研究所
住江織物(株)
東亞合成(株)
積水化学工業(株)
TPEテクノロジー(株)
(株)東レリサーチセンター
群馬大学
奥野製薬工業(株)
SABICイノベーティブプラスチックスジャパン合同会社
愛知淑徳大学
布施真空(株)
信州大学
神戸大学
トヨタ紡織(株)
土屋 行宏
小松 泰典
大塚 庸介
佐藤 庄司
根本 孝明
倉内 紀雄
中内 秀雄
船平 伸之
達 晃一
源中 修一
蛭川 敏郎
山野 浩市
西 一朗
荻野 純一
山口 誉夫
北 晃治
百瀬 雅之
川澄 未来子
三浦 高行
西松 豊典
井上 真理
村田 義幸
■ 目  次
第1章 自動車にまつわる環境対応技術と樹脂材料の採用動向

第1節 自動車の環境技術と高分子材料
1.自動車と環境問題
2. 地球温暖化問題
3. 廃棄物問題とリサイクル
4.その他の環境問題

第2節 自動車樹脂材料の研究開発動向
1.将来の自動車社会
2.自動車を取り巻く環境技術課題
3.乗用車における樹脂部材の採用状況
4.画期的軽量自動車樹脂部材の研究開発動向
5.植物由来樹脂応用自動車部材の研究開発動向

第2章 熱可塑性樹脂の特性・改質と自動車部材への応用

第1節 ポリプロピレン系樹脂
1.技術開発動向
2.バンパーにおける問題と対策事例
 2-1 バンパーの要求特性とポリプロピレン(PP)樹脂材料の設計
 2-2 薄肉軽量化かつ成形サイクル短縮のための材料設計
 2-3 射出成形に起因する外観不良(フローマーク)を抑制するための材料設計
3.その他外装部品における問題と対策事例
 3-1 添加剤処方の設計
 3-2 調色剤処方の設計
4.アンダーフード部品における問題と対策事例
 4-1 難燃材料の設計
 4-2 繊維強化材料の設計

第2節 ポリエチレン系樹脂
1.HDPEの適用事例
2.L-LDPEの適用事例

第3節 ABS
1.概要及び車両用途市場動向
 1-1 ABS樹脂の特徴
 1-2 ABS樹脂車両用途需要動向
  1-2-1 車両用途・国内ABS樹脂需要動向
  1-2-2 自動車市場とABS樹脂需要動向
  1-2-3 各グレードにおけるABS樹脂の需要動向
 1-3 自動車部材への応用
 1-4 ABS樹脂の開発および改善の状況
2.技術及び開発動向
 2-1 自動車部材の開発と改善
  2-1-1 無塗装高外観材料
  2-1-2 リアランプハウジング(RCL)材料 (Rear Combination Lamp - Rear Lamp-Housing)
  2-1-3 「エコめっき」工法 (銀鏡めっき)
 2-2 加工技術の進展
  2-2-1 金型の「急速加熱冷却」制御
  2-2-2 金型内塗装システム
 2-3 ABS樹脂への新技術の応用
3.環境対策・安全問題への対応
 3-1 リサイクルの現状
 3-2 環境対策・安全問題への対応

第4節 PET/PEN(ポリエチレンナフタレート)フィルム
1.PENフィルム『テオネックス(R)』 
 1-1 フィルムの開発経緯
 1-2 『テオネックス(R)』の各種特性
2.易成形PETフィルム“テフレックス”
 2-1 フィルムの開発経緯
 2-2 『テフレックス(R)』の各種特性
3.ヒートシールPETフィルム『マイラーTM850』
 3-1 フィルムの開発経緯
 3-2 『マイラーTM850』 使用フラットケーブルの各種特性(開発中)

第5節 メタクリル樹脂
1.PMMAの需要動向
2.自動車部材への適用
 2-1 テールランプレンズ用PMMA
 2-2 バイザー用PMMA
 2-3 メーター用PMMA
  2-3-1 メーターカバー用PMMA
  2-3-2 メーター表示導光体用PMMA
3.LED光源使用による自動車部材への用途拡大の可能性
 3-1 車内灯
 3-2 ヘッドランプレンズ

第6節 自動車用繊維とポリ乳酸の利用
1.自動車用繊維の需要動向
2.自動車および繊維素材の進化
 2-1 自動車の進化
 2-2 主要部位別の繊維素材の動向
 2-3 主要部位と自動車用繊維素材の将来
3.ポリ乳酸繊維の自動車への応用
 3-1 ポリ乳酸繊維のコンセプト
 3-2 ポリ乳酸繊維の構造と特性
 3-3 ポリ乳酸繊維の改良技術
  3-3-1 耐加水分解性向上技術
  3-3-2 高強度化
  3-3-3 耐摩耗性
 3-4 ポリ乳酸繊維の用途開拓事例
  3-4-1 ポリ乳酸繊維系ボード
  3-4-2 その他の利用例

第3章 熱硬化性樹脂の特性・改質と自動車部材への応用

第1節 フェノール樹脂
1.フェノール樹脂の合成
2.プーリー用フェノール樹脂成形材料
3.ブレーキキャリパー・ピストン用フェノール樹脂成形材料
4.炭素繊維強化フェノール樹脂成形材料
5.リサイクル

第2節は著作権の都合上、掲載しておりません

第4章 エンジニアリングプラスチックスの特性と自動車部材への応用

第1節 ポリカーボネート樹脂
1.自動車用プラスチックの採用経緯
 1-1 日本の自動車部品のプラスチック化
 1-2 外装部品のプラスチック採用例
 1-3 外板パネルのプラスチック採用例
 1-4 ポリカーボネート(PC)系樹脂の採用例
2. 今後の外装・外板部品への取り組み
 2-1 開発体制
 2-2 外装・外板用材料の開発
 2-3 成形加工技術の開発
 2-4 ハードコート技術の開発

第2節 フッ素樹脂
1.フッ素系高分子材料の特性と機能
2.自動車におけるフッ素系高分子材料の用途
3.燃料透過防止材料としてのフッ素樹脂
 3-1 燃料タンク
 3-2 燃料チューブ
 3-3 フッ素系材料の燃料バリア機構
 3-4 成型性に優れた接着性ETFEの開発と燃料チューブシステム

第3節 EVOH(エチレンービニルアルコール共重合体)
1.EVOH(エチレンービニルアルコール共重合体)とは
2.「エバール(R)」を使用したPFT
 2-1 PFT概要
 2-2 ハイバリア銘柄 「エバール(R)」M100
 2-3 「エバール(R)」の成形加工
 2-4 新規パージ技術の開発
3.「エバール(R)」の燃料チューブ用途への応用

第4節 ポリアミド樹脂 【PA12系樹脂】
1.PA12系樹脂について
2.PA12系樹脂の成形加工方法とそれに適したグレード
 2-1 押し出し成形
 2-2 射出成形
 2-3 粉体塗装
 2-4 K&Kプロセス
3.PA12系樹脂の自動車への利用例
 3-1 燃料用チューブ、エアーブレーキ用チューブなど
 3-2 ケーブル被覆
 3-3 プラスッチクマグネット
 3-4 粉体塗装部品
 3-5 射出成形品

第5節 ナイロン6、66
1.ナイロン樹脂の特性
2.基本特性を活かした事例
 2-1 アンダーフード
 2-2 燃料系部品
 2-3 室内・操作部品
3.新規高機能材料による適用
 3-1 耐加水分解・耐塩カルグレード 2020GX7H
 3-2 耐高面圧グレード 2026GU501

第6節 自動車内装用繊維材料の環境適合化
1.繊維材料の特徴と環境適合化の要請
 1-1 繊維材料に課せられた課題
 1-2 環境適合化の経緯
2.環境適合化技術
 2-1 汚染物質使用削減
 2-2 軽量化
 2-3 リサイクル・リユース
 2-4 生物由来繊維
  2-4-1 靭皮繊維
  2-4-2 生物由来プラスチック材料(ポリ乳酸、PTT繊維、PHB繊維など)
3.環境適合化事例
 3-1 素材特化
  3-1-1 難燃樹脂繊維
  3-1-2 PBT繊維 
  3-1-3 PPS繊維
 3-2 複合化
  3-2-1 超軽量吸音・断熱材
  3-2-2 脱塩ビ合成皮革
  3-2-3 VOC対策カーペット基布
 3-3 リサイクルシステムの取り組み

第5章 ゴム・エラストマー・繊維の特性・改質と自動車部材への応用

第1節は著作権の都合上、掲載しておりません

第2節は著作権の都合上、掲載しておりません

第3節 スチレン系エラストマー
1.スチレン系エラストマーの構造と特性
2.用途事例
 2-1 樹脂のタフネス向上用途
 2-2 ワイヤーハーネス用途
 2-3 シーリング用途
 2-4 モール材用途
 2-5 防音部品用途

第4節 タイヤ用ゴム
1.タイヤ用ゴム材料について
 1-1 タイヤを構成するゴム部材
2.タイヤに用いられるゴム材料の特徴
 2-1 ポリマー
 2-2 充てん剤
3.タイヤ用ゴム材料開発のポイント

第6章 自動車用樹脂材料の成形加工

第1節 自動車部品の射出成形および応用技術
1.DSI
 1-1 従来法
 1-2 DSI(Die Slide Injection)方式による中空射出成形法
  1-2-1 ダイスライド成形プロセス
  1-2-2 ダイスライド成形の特長
 1-3 DSI成形例
  1-3-1 インテークマニホールド
  1-3-2 自動車用ランプ
 1-4 HP-DSI
2.長繊維成形
 2-1 長繊維成形のポイント
 2-2 長繊維成形の大型部品への成形例

第2節 MCF成形技術と自動車内装材への応用
1.MCFプロセス概要
 1-1 ガスの溶解
 1-2 核形成
 1-3 セル成長及びセルの安定化
2.MCFシステムの紹介
 2-1 MCF−RIMシステム
 2-2 MCF−押出システム
 2-3 ガス定量供給設備
3.自動車内装材への応用及び今後の展開

第3節 自動車用PP材料の強度と成形加工技術
1.PP系材料の成形加工技術一般論
 1-1 材料の製造、成形加工、使用について
 1-2 成形加工とレオロジー
  1-2-1 せん断応力
  1-2-2 第1法線応力差
 1-3 成形加工とモルフォロジー
2.低線膨張率PP系アロイ
 2-1 PP系アロイの強度発現
 2-2 低線膨張率化(低CLTE)の要求
 2-3 低CLTE化の機構とモルフォロジー
 2-4 低CLTE材料の開発
3.長繊維強化複合材料
 3-1 長繊維強化複合材料
 3-2 長繊維強化複合材の長期物性
 3-3 長繊維強化複合材の成形技術

第4節 自動車用PP系樹脂の外観不良対策
1.結晶性樹脂であるが故の欠点
2.ヒケ,デフォーム,ツヤムラの発生原因
 2-1 ヒケ・デフォーム
  2-1-1 樹脂は熱いうちに打つ
  2-1-2 時間が大切
  2-1-3 不適切な保圧によるデフォーム
  2-1-4 ヒケ・デフォーム対策のまとめ
 2-2 ツヤムラ
  2-2-1 金型の仕上げと転写性
  2-2-2 リブやボスの裏側に発生するツヤムラ
  2-2-3 ツヤムラによるウエルドラインの目立ち
  2-2-4 スライドコア段差などによるツヤムラ
  2-2-5 ツヤムラの解消法

第5節 樹脂燃料タンクのブロー成形と多層化技術
1.樹脂製燃料タンクの現状
2.樹脂製燃料タンクの技術課題
3.米国での蒸散HC排出量規制
4.PZEVに対応する樹脂製燃料タンクシステム
5.低透過材料によるPZEV対応

第6節は著作権の都合上、掲載しておりません

第7節 モジュール化
1.歩行者保護基準
 1-1 日本における歩行者保護基準概要
 1-2 ヨーロッパにおける歩行者保護基準概要
2.歩行者保護テスト項目
 2-1 頭部保護試験
 2-2 脚部保護試験
 2-3 大腿部保護試験
3.樹脂による軽量化について
4.樹脂フェンダー
 4-1 軽量化
 4-2 コスト低減
 4-3 耐衝撃、形状復元性
 4-4 歩行者保護性能
5.樹脂テールゲート
 5-1 軽量化効果
 5-2 樹脂テールゲートの構造
 5-3 樹脂テールテート最適材料
 5-4 最近の樹脂テールゲート採用例
6.樹脂エネルギー吸収体
 6-1 デザイン傾向と要求特性
 6-2 圧縮変形時の残留厚み
 6-3 温度による性能変化
 6-4 CAE解析とテストとの高い相関性
 6-4 Xenoy樹脂EAの歩行者保護への摘要
7.樹脂ドアモジュール
 7-1 ハードウエアーモジュール
 7-2 シールド型モジュール
 7-3 トリムモジュール
8.IPセンターモジュール

第7章 自動車用樹脂材料の分析、解析

第1節 自動車用高分子材料の状態解析
1.自動車用高分子材料の概要
2.自動車部品の樹脂化
3.高分子材料の状態解析
 3-1 ABS樹脂の劣化
 3-2 複合材料の破壊機構
 3-3 塗膜のソルベントクラッキング
 3-4 ゴムの耐久性
4.高速耐候性試験機
5.今後の状態解析技術への期待

第2節は著作権の都合上、掲載しておりません

第3節 自動車用ゴム部品の劣化解析と対策
1.自動車用ゴム部品の種類と要求性能
2.劣化解析の基本的考え方
3.劣化要因の基本的性質
4.劣化の解析法
 4-1 ミクロ解析法(筆者らの手法を中心に)
  4-1-1 ゴムの架橋形態
  4-1-2 架橋形態測定法
  4-1-3 架橋密度分布測定法
  4-1-4 ミクロ硬度測定法
  4-1-5 ミクロ引張り測定法
5.劣化解析事例
 5-1 モデルサンプル劣化品の解析
 5-2 防振ゴムの解析
 5-3 ホースの解析
 5-4 シールの解析
 5-5 タイヤの解析
6.劣化対策の材料設計
 6-1 耐熱性の配合設計
 6-2 耐オゾン性の配合設計
 6-3 耐油・溶剤性の材料設計
 6-4 耐疲労性の配合設計
7.劣化対策研究の進め方
8.寿命解析の考え方

第4節 自動車分野における樹脂腐食磨耗試験
1.樹脂腐食摩耗評価方法
 1-1 これまでの腐食摩耗評価方法と問題点
 1-2 樹脂腐食現象の把握
2.樹脂腐食摩耗評価装置の開発
 2-1 樹脂腐食摩耗試験機の原理
 2-2 樹脂腐食摩耗試験機の構造
 2-3 性能評価の確認
 2-4 樹脂腐食摩耗試験の結果例
 2-5 樹脂腐食摩耗試験の意義
3.腐食摩耗のメカニズム解析
 3-1 湿式腐食と乾式腐食
 3-2 腐食・摩耗現象の局所進行
4.可塑化部品用素材NPR1の開発
 4-1 NPR1の開発
 4-2 NPR1の適用例

第5節は著作権の都合上、掲載しておりません

第8章 車内VOC、車室内環境対策

第1節 車室内空気成分と評価手法
1.車室内空気成分と評価手法
 1-1 快適性と空気成分
 1-2 空気成分と規制動向
 1-3 空気成分と評価手法

第2節 自動車内装材における消臭機能の付与と車室内環境改善
1.室内空気環境に関する現状
 1-1 シックビル症候群(Sick building syndrome : SBS)
 1-2 シックハウス症候群(Sick house syndrome : SHS)
 1-3 シックハウス対策について
 1-4 日本国内における動向
 1-5 最近の室内空気調査状況
 1-6 インテリア業界の動き
 1-7 自動車業界の動き
2.消臭加工について
 2-1 消臭加工のメカニズム
  2-1-1 感覚的方法
  2-2-2 物理的方法
  2-2-3 微生物的方法
  2-2-4 化学的方法
 2-2 消臭加工(繊維)
3.繊維内装材への消臭加工について
 3-1 消臭加工インテリア商品の開発
  3-1-1 ホルムアルデヒドの消臭
  3-1-2 タバコ臭の消臭
  3-1-3 生活臭の消臭
 3-2 インテリア商品への消臭加工
4.自動車内装材への消臭加工と、その展開について
 4-1 自動車内装材 消臭加工の適用
 4-2 トリプルフレッシュの耐久性
 4-3 自動車内装材への消臭加工展開について

第3節 消臭剤による車室空間のアルデヒド低減とにおい対策
1.自動車工業会のVOC自主規制について
2.VOC低減対策の現状
3.車室内におけるアルデヒド発生原因
4.アルデヒド消臭剤について
 4-1 消臭機能による分類
 4-2 アルデヒドの化学的消臭剤
5.アルデヒド消臭剤「ケスモン」の特徴
 5-1 物性
 5-2 消臭性能
 5-2-1 アルデヒド系ガスの消臭容量
  5-2-2 タバコ消臭性
  5-2-3 低濃度域の消臭性能
5-2-4 高温時の吸着ガス再放出性
 5-3 安全性
6.応用例
 6-1 フェルトシートからの揮発アルデヒド抑制
 6-2 木質系材料からの揮発アルデヒド抑制
7.車室内のにおい対策
 7-1 タバコ臭
 7-2 素材臭
 7-3 エアコン臭

第4節 自動車内装用粘着テープにおけるVOC対策の最新技術動向
1.自動車業界におけるVOC削減活動
2.LSVの特徴
 2-1 LSVの基本設計(脱トルエンからTVOC削減へ)
  2-1-1 粘着剤の脱トルエン化と低分子量物の低減
  2-1-2 粘着剤塗布、乾燥の考え方
 2-2 LSVのVOC性能
  2-2-1 VOCのレベル
  2-2-2 VOCの測定法
 2-3 LSVの臭気
 2-4 LSVの粘着物性
  2-4-1 実用性能
 2-5 自動車用環境対応テープについてのご紹介
  2-5-1 超低VOC、低臭 不織布基材両面テープ
  2-5-2 ノントルエンポリエチレンクロス基材テープ
  2-5-3 非PVCオレフィン系基材塗装マスキングテープ
  2-5-4 アクリルオレフィン両面テープSSJ

第5節 車室内VOC対策
1.概論
2.車室内VOC対策状況
 2-1 住宅のVOC規制レビュー−海外
 2-2 住宅のVOC規制レビュー−国内
 2-3 自動車業界のVOC規制動向−海外
  2-3-1 EU 
  2-3-2 オーストラリア
  2-3-3 北米
  2-3-4 韓国
 2-4 自動車業界のVOC規制動向−国内
3.自動車内装表皮材の現状把握
4.車室内VOCまとめ
5.発泡層付き水性ポリウレタン合成皮革の開発
 5-1 水性ウレタン樹脂
 5-2 水性ウレタン合成皮革表皮層
 5-3 水性ウレタン合成皮革接着層の開発
 5-4 水性ウレタン合成皮革発泡層
6.水性表面処理剤の開発

第6節 自動車内装材から拡散されるVOCの測定方法
1.発生ガス分析の方法
2.ガラスチャンバー/2段階加熱(ステップフラッシュ)法

第7節 自動車用制振防音材への要求特性と車内・車外音対策
1.防音(吸音・遮音),制振評価量
2.制振防音材の基本特性と要求性能
 2-1 多孔質材の特性と要求性能
 2-2 制振材を積層した構造物の振動特性と要求性能
3.車内音・車外音の発生機構と制振防音構造
 3-1 車内音の発生機構と制振防音構造
 3-2 車外音の発生機構と制振防音構造

第9章 自動車用プラスチックの加飾・上質感付与

第1節 プラスチックへのめっき技術
1.プラスチックめっきについて
2.プラスチックめっきで用いられる樹脂
 2-1 プラスチックの種類
 2-2 めっき成型品の形状,デザイン
 2-3 金型のデザイン
3.プラスチックめっき方法
 3-1 無電解めっき法
 3-2 電気めっき
 3-3 直接電気めっき法
4.様々なめっき外観
5.プラスチックめっきの評価方法

第2節 色調フィラーによるプラスチックへのメタリック感・パール感の付与
1.意匠性フィラーによるメタリック/パール調外観の具体例
 1-1 メタリック調外観の付与
 1-2 パール調外観の付与
2.ウェルドライン,フローラインの現状と対策
 2-1 ウェルドライン・フローライン
 2-2 ウェルドレスメタリック技術
3.その他の色調フィラーによる意匠性
 3-1 ガラス基材フィラー
 3-2 光輝性偏光フィラー
 3-3 液晶偏光フィラー

第3節 内装樹脂部品『色ずれ感』判定システム
1.車の感性品質
2.車の色・質感
3.車の色・質感の設計
4.内装樹脂部品の『色ずれ感』判定
5.色ずれ計測手法
 5-1 積分球式計測と変角式計測
 5-2 変角式計測機による計測例
6.色ずれ定量化手法
 6-1 明度差判定指標
 6-2 色質差判定指標
7.『色ずれ感』判定システム
 7-1 システムの概要
 7-2 システムの検証

第4節 3次元表面加飾技術(TOM工法)と加飾加工例
1.TOM工法の概要
2.TOM工法の特徴
3.TOM工法の実用例
4.転写加飾
 4-1 転写
 4-2 転写トリミングレス
 4-3 フィルム転写塗装
 4-4 ハードコート処理
 4-5 昇華転写
5.実作業における表皮材について
6.今後の展望

第5節 自動車シート表皮布の「手触り感」とシートの「座り心地」について
1.表皮布の「手触り感」について
 1-1 表皮布の「手触り感」評価形容語について
 1-2 表皮布の「手触り感」評価について
  1-2-1 官能検査とは
  1-2-2 表皮布の「手触り感」評価結果
 1-3 表皮布の物理特性の測定について
  1-3-1 表皮布の圧縮特性の測定
  1-3-2 表皮布の表面特性の測定
  1-3-3 表皮布の温熱特性の測定
 1-4 「手触り感」評価量と表皮布の物理特性との相関関係
 1-5 表皮布の「手触り感」予測式
 1-6 「手触り感」予測式の検証結果
2.自動車シートの「座り心地」について
 2-1 自動車シートの構造
 2-2 シートの「座り心地」評価結果
 2-3 表皮布の「手触り感」とシートの「座り心地」との相関関係
 2-4 重回帰分析による「座り心地」予測式
 2-5 「座り心地」予測式の検証結果

第6節 自動車シート設計における繊維材料の触感と客観評価
1.布の触感
 1-1 人の皮膚特性と布の特性
 1-2 触感の主観評価
 1-3  布の触感の客観的評価に用いられる物理特性
 1-4 客観評価式
2.自動車シート用材料の触感
 2-1 試料と主観評価
 2-2 主観評価
 2-3 物理特性の測定
 2-4 主観評価結果
 2-5 物理特性と主観評価の関係
 2-6 既存式(秋冬用紳士スーツ地)の客観評価式への応用
 2-7 シート用材料の客観評価式の誘導
 2-8 評価式を用いた客観評価と主観評価との関係
  2-8-1 秋冬用紳士スーツ地の既存式による客観評価
  2-8-2 誘導された自動車シート用皮革の式による客観評価

第7節 シートウレタンパッドの振動吸収性とその開発
1.ウレタンパッドの振動特性
2.高振動吸収ウレタンシートパッドの開発
 2-1 ウレタン材コンセプト
 2-2 ウレタンフォームの低通気化方策
 2-3 次世代ポリオールから次世代シートパッドへ
3.シートAssy振動試験結果(6自由度加振機)