はじめに
1.日本の水性塗料・塗装の動向
1-1 21紀の塗装の主流に,溶剤分の低減が課題
1-2 水性と粉体の適用分野
2.日本のこれまでの工業塗装の経緯
2-1 水性塗料・塗装の従来の評価
2-2 水性塗料
2-3 水性塗装に関して
2-4 環境等の付帯設備
3.水性化のコスト
4.水性化の展開
5.今後の課題
第2章 水性塗料におけるポリマー設計および架橋システムの開発動向 |
第1節 水性塗料におけるポリマー設計の基礎と現状
第2節 アクリル樹脂
1.水性化手法について
2.溶剤系樹脂と水性樹脂の比較
3.水性アクリル樹脂の高機能化
3-1 ソープフリーエマルジョン
3-2 異相構造エマルジョン
3-3 複合化による高機能化
3-4 速乾化
4.水性樹脂の架橋システム
第3節 ポリウレタン樹脂について
1.水性PUR樹脂・PUD
1-2 PUDの構成
1-2-1 ベースイソシアネート
1-2-2 ポリオール
1-2-3 水性化
1-3 製造法
1-3-1 アセトン法
1-3-2 プレポリマーミキシング法
1-4 PUDの特性
2.酸化硬化型PUD
3.水性UVポリウレタンアクリレート
4.熱硬化型
5.水性ブロックイソシアネート(水性BL)
6.水性2液型
7.今後の方向性と課題
7-1 水性2液PURシステム
7-2 水性1液ブロックイソシアネート
7-3 水性ウレタンアクリレート
7-4 PUDの新規分野への展開
7-5 ハイブリッド化
第4節 は著作権の都合上、掲載しておりません
第5節 UV/EB硬化型樹脂について
1.UV/EB硬化性樹脂
2.水系UV/EB硬化性樹脂の分類
3.水系UV/EB硬化性樹脂の設計
4.光開始剤
第6節 有機・無機ハイブリッド樹脂について
1.有機・無機ハイブリッド樹脂とは
2.水性シリコーン・有機系ハイブリッド樹脂
2-1 アクリルシリコーン樹脂
3.水性シリカ・有機系ハイブリッド樹脂
3-1 水性シリカ・有機系ハイブリッド樹脂の合成方法
3-1-1 合成方法の種類
3-1-2 合成のメカニズムと留意点
4.工業的に実用化されている機能性ハイブリッド塗料
4-1 常温硬化形水性シリカ・アクリルハイブリッド塗料
4-2 加熱硬化形水性シリカ有機ハイブリッド塗料
4-2-1 金属防錆向け、結露防止(親水性)向け塗料
5.今後の課題
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第3章
水性塗料における架橋剤の種類・反応メカニズムおよび開発動向
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第1節 水性塗料における架橋剤の反応理論および現状
第2節 カルボジイミド系架橋剤について
1.開発経緯
2.カルボジライト架橋剤の特徴
2-1 グレードと特徴
2-2 安全性
3.使用方法
4.架橋性能
4-1 ゲル分率と膨潤率
4-2 耐溶剤性
4-3 密着性
第3節 イソシアネート系架橋剤について
1.イソシアネート系架橋剤とは
1-1 水性塗料におけるイソシアネート系架橋剤
1-2 架橋剤としての位置付け
1-3 反応機構
2.原料
2-1 各種ジイソシアネートモノマー
2-2 副原料
3.製造方法
3-1 構造による製造方法の違い
3-2 未反応ジイソシアネートモノマーの除去
4.各種ポリイソシアネートの特性
4-1 特性
4-1-1 化学構造
4-1-2 分子量と粘度
4-1-3 官能基数
4-2 機能発現
4-2-1 高耐候性
4-2-2 低極性溶剤溶解
4-2-3 高架橋性
4-2-4 高伸度
5.ブロックポリイソシアネート
5-1 ブロックポリイソシアネートとは
5-2 架橋温度の支配因子
5-3 ブロック剤・ポリイソシアネート種と架橋温度
5-4 硬化促進剤
6.水性化方法
6-1 水性化とは
6-2 水性化方法
6-2-1 強制乳化
6-2-2 自己乳化
第4節 水溶性チタン化合物系架橋剤
1.架橋剤としての有機チタン化合物
2.水溶性有機チタン化合物
3.水系樹脂用架橋剤としての水溶性有機チタン化合物
3-1 架橋性能の評価方法
3-2 ポリビニルアルコール(PVA)の架橋剤としての水溶性チタン化合物
3-3 その他の水系樹脂の架橋剤として
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第4章 水性塗料における添加剤の種類と作用機構及び最適利用技術
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第1節 レベリング剤について
1.主なレべリング剤の分類
1-1 シリコン系
1-1-1 有機変性の役割;相溶性のコントロール
1-1-2 ジメチルとメチルアルキルの違い;表面張力のコントロール
1-1-3 水系用界面活性剤
1-1-4 反応性を持つもの;架橋性の付与
1-2 アクリル系
1-3 その他のポリマー系
第2節 分散剤について
1.分散について
1-1 分散プロセス
1-2 粒子の安定化メカニズム
2.分散剤の種類
2-1 湿潤剤
2-2 アニオン系高分子分散剤
2-3 ノニオン系高分子分散剤
3.ブロックタイプのノニオン系高分子分散剤
3-1 構造
3-2 水系塗料用ブロックタイプ高分子分散剤
3-3 今後の開発動向
4.共通カラーペースト
4-1 コンセプト
4-2 問題点
4-3 高分子分散剤の活用
第3節 紫外線吸収剤とHALS(ハルス)
1.紫外線吸収剤とHALSの役割
1-1 紫外線吸収剤(UVA)とは
1-2 HALS(ハルス)とは
1-3 紫外線吸収剤(UVA)とHALS(ハルス)の併用
2.UVA・HALSの水系への従来の導入方法
3.水系用新規UVA・HALS: TINUVINR DWシリーズ
3-1 TINUVINR DWシリーズの種類
3-2 ヘイズ(haze;濁度)
3-3 塗膜への残存性
3-4 TINUVINR DWシリーズによる耐候安定化の実験結果
第4節 水性塗料用の防腐・防カビ・防藻・抗菌剤について
1.防腐
2.防カビ
3.防藻
4.抗菌
第1節 自動車用水性塗料における塗料設計
1.自動車用水性中上塗り塗料の設計
1-1 水性塗料の特性と潜在課題
1-2 自動車用水性中塗り塗料の設計
1-2-1 外観・塗装作業性の確保にむけた塗料設計
1-2-2 塗装作業性安定化にむけた塗料設計
1-3 自動車用水性上塗りベース塗料の設計
1-3-1 意匠性・塗装作業性確保にむけた粘性設計技術
1-3-2 光輝顔料の分散安定化技術
2.自動車用水性中上塗り塗料の今後の展開
第2節 水性塗料用顔料の設計について
1.顔料分散についての一般的なアプローチ
1-1 顔料の濡れと分散性
1-2 界面電位と樹脂吸着層
2.油性系における塗料用顔料設計の考え方
2-1 顔料の設計
2-2 開発(高耐候)樹脂の改良
2-3 非水系での顔料分散安定性理論
3.水性塗料系での分散課題
3-1 濡れの課題
3-2 水性樹脂の溶解状態
4.水性系における顔料分散検討の動向
4-1 水性系での顔料分散安定性理論
4-2 顔料表面の親水度と分散性
5.顔料設計上の課題
6.水性塗料用顔料設計
7.加工顔料という選択肢について
第3節は著作権の都合上、掲載しておりません
第4節 水性メタリック塗料の設計技術
1.水性メタリック塗料の配合組成と種類
2.樹脂バインダー
2-1 アクリル樹脂
2-2 PUDの配合効果
2-2-1 造膜性
2-2-2 耐チッピング性の向上
2-2-3 密着性向上
2-2-4 粘性制御
2-3 ポリエステル樹脂
2-4 架橋剤
3.水性メタリック塗料のその他配合成分
3-1 光輝材(アルミニウムペースト)
3-2 助溶剤
3-3 増粘剤
3-4 消泡剤,レベリング剤
4.塗料配合例
4-1 焼付型水性ベースコート
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第1節 塗装機の種類・特徴および各種比較
1.水性塗料の塗装とその装置
2.蒸発が遅いことに起因する課題
2-1 高湿度下でのタレの防止と品質の安定
2-2 艶不良
2-2-1 ドライスプレーによる艶びけ
2-2-2 下地粗度の影響
2-3 表面張力が大きいことに起因する課題
2-3-1 微粒化の向上
2-3-2 脱泡
2-4 導電性であることに起因する課題
2-4-1 カートリッジ式ベル塗装システム
2-4-2 タンク充填方式
2-4-3 外部帯電式
2-4-4 間接帯電式
3.塗料の供給
3-1 塗料循環と供給
3-2 洗浄シンナー
3-3 水性2液ウレタン塗装用混合装置
第2節 水性塗装における排水処理技術
[1]水性塗料に対応した水処理剤の開発と適用事例
1.塗装ブース系における水処理
2.水性塗料を含む塗装ブース水処理の問題点
2-1 循環水の発泡障害
2-2 塗装品質の低下
2-3 総合排水処理設備への負荷増加
2-4 廃棄物量の増加
3.クリスタックB310について
3-1 クリスタックB310処理の特徴
3-1-1 高い凝集性・浮上分離性と発泡抑止性
3-1-2 薬剤の管理技術
3-1-3 高い安全性
3-1-4 低コスト
3-2 循環水からの水性塗料の固液分離機能
3-2-1 作用機構
3-2-2 塗料スラッジの自動回収化技術
3-2-3 水性塗料を含む循環水の排水処理
4.クリスタックB310の適用事例
[2]水性塗装ラインの設計と環境対策および排水処理技術
1.水性塗装ラインの設計
1-1 塗装方式の選定
1-2 スプレー塗装ラインの水性化の設備改造
1-3 水洗ブースの改造確認箇所
1-3-1 給気空気の温湿度:冬場の加温,梅雨時の湿度
1-3-2 排気空気
1-3-3 ブース水:水性用凝集剤選定,排水負荷増大
1-3-4 ブース水液面
1-3-5 配管
1-3-6 接液部
1-3-7 塗装機
2.水性塗装ラインの環境対策
3.水性塗装ラインの排水処理技術
3-1 水性塗料の排水負荷
3-2 BOD・CODの処理対策
3-3 N(窒素)の処理対策
3-4 泡等の対策
4.排水処理装置と塗装ブースの無排水化
4-1 既存の排水処理の改造
4-2 塗装ブースの無排水化
4-3 小型水洗ブースの対応