第1章 研究開発(事業化)テーマの発掘・選択・評価手法ポイントと中止・撤退の見極め |
★時代を半歩先行く「儲かる」タネの見つけ方!ものになる/ならないを見極める「目利き」のセンスをどう磨くか!
第1節 新規研究法の全体像
1. 新規研究法とは
第2節 儲かる研究テーマの見つけ方
1.概要
2.儲かる研究テーマの探し方
3.儲かる研究テーマとは
3.1 常識を破ったビール
3.2 わが国の夢を担うエネルギーシステム
3.3 意地で続けた青色ダイオード
3.4 田舎侍の果敢な挑戦
3.4.1 田舎でも出来る燃料電池の開発
3.4.2 船舶用の燃料電池の開発
3.4.3 夢を売るお菓子
第3節 儲ける研究組織
1.概要
2.組織の概要
2.1 軍隊の組織
2.2 企業の組織
2.2.1 日産自動車
2.2.2 住友財閥の礎の組織
2.3 スポーツ・文学の組織
2.4 俳句の集まり
3.研究の組織
3.1 燃料電池の火付け役
3.2 理想の儲ける研究組織
第4節 研究の儲けを見極める方法
1.概要
2.儲けの評価方法
2.1 損益計算書の策定
2.1.1 前提条件
2.1.2 算定方法
2.2 キャッシュフローの算定
2.3 経済指標の策定
2.4 研究に関する儲けの見極め方
3.研究に必要な道具
3.1 人脈づくり
3.2 研究者の能力向上
3.3 著者の能力向上の経験
3.4 研究費用の調達方法
3.5 情報の的確な取り方
第2章 各社における研究開発テーマの 発掘・選定・評価手法と中止・撤退の判断基準 |
第1節 研究開発テーマの発掘と評価・選定基準
〜新技術の潮流・世の中の変化・予兆をどう読むのか?〜 |
★未来を展望した市場動向を認識し、顧客の価値を創造するテーマ設定の仕組みとは!
[1] 帝人における研究開発テーマの発掘と評価方法
1.研究開発組織
2.研究開発テーマの設定
2.1 既存事業領域および周辺領域での研究開発
2.2 技術革新からの新事業創出
2.3 探索・基礎テーマ
2.4 将来に向けての研究企画
3.研究開発テーマの評価
4.良いテーマを生み出すための組織・風土づくり
★時代とともに変遷してきたOKIの研究開発戦略から、テーマの選定・評価判断基準を学ぶ!
[2] OKIにおける研究開発テーマの発掘・選定と評価判断基準
1.研究開発戦略の変遷
1.1 「選択成長型」研究開発
1.2 「価値創造型」研究開発
1.3 「共鳴共創型」研究開発
2.「選択成長型」研究開発におけるテーマ評価
2.1 研究開発のリニアモデル
2.2 研究開発テーマの戦略機能区分
2.2.1 事業発展
2.2.2 領域拡大
2.2.3 変革対応
2.2.4 事業創生
2.3 研究開発評価システムの構築
2.3.1 評価のシステムの構成
2.3.2 評価指標および評価の重み付け
2.3.3 RDB戦略シナリオ
2.4 研究開発評価の結果
3.「価値創造型」研究開発における戦略評価
3.1 従来の研究開発の課題と評価の目的
3.2 評価の対象と出力
3.3 戦略評価のプロセス
4.「共鳴共創型」研究開発へのパラダイムシフト
4.1 イノベーションのパラダイムシフト
4.1.1 20世紀型イノベーション
4.1.2 クローズド・イノベーションの崩壊
4.2 オープン・イノベーションの時代
4.2.1 オープン・イノベーション
4.2.2 オープン・イノベーションの特徴
(1) Make or Buy
(2) 無料公開の意義
(3) イノベーション・コミュニティ
4.2.3 「共鳴共創型」の研究開発
(1) 「コミュニティ型」イノベーション
(2) 「プラットフォーム型」イノベーション
(3) 「オープン/フリー型」イノベーション
★研究開発/マーケティング融合による『売れる・強い商品』開発のための戦略構築の考え方とは?
[3] カゴメに見るヒット商品創出への研究テーマの発掘・提案と研究風土の育成
1.カゴメの企業理念とブランド価値
1.1 カゴメの企業理念
1.2 カゴメブランド価値経営
2.ヒット商品創出への研究テーマの発掘と研究の進め方
2.1 研究グループの組織づくり
2.2 異分野のもの同士が融合
2.3 研究戦略の策定
2.4 はじめに”腸”あり
2.5 基礎研究と開発商品
3.組織・意識改革
3.1 研究開発と営業の距離
4.ラブレ菌登場
4.1 ラブレ菌によるINF−α誘導能の亢進
4.2 商品開発閑話
5.エピローグ:社会環境の変化
5.1 少子高齢化
5.2 免疫乳酸菌に整腸作用あり
★「ヒット商品は、時代に迎合しない新しい発想から生まれる」
ソニー創業者、井深大から学ぶアイデアを具体化させる手法とは?
[4] 開発型家電企業における研究開発テーマの発掘と評価・選定基準
―「仮の用途」の管理技能を高めよう―
1.研究開発テーマの選定
2.技術の潮流、世の中の変化
3.研究開発テーマの発掘・提案とその決め手
4.研究開発における新規テーマの評価法
5.新規テーマの重要度、優先順位
6.資源配分の効果的分配
7.良いテーマを生み出す組織・風土作り
8.ボトムアップからの研究テーマの発掘・提案
★研ぎ澄まされた見識と客観性の磨き方…
目先の業績だけにとらわれず、「将来の芽となるテーマ」をいかに見極めるか!
[5] NECにおける研究開発テーマの発掘・選定とその評価
1.NECグループにおける研究開発の位置付け
2.研究開発組織と拠点
2.1 研究開発組織
2.2 研究開発拠点
3.研究開発のミッション
4.NECの研究開発環境
5.研究テーマの区分
6.研究テーマの発掘・選定
7.研究テーマの評価
★ボトムアップ型研究開発からイノベーションを多く生み出す秘訣!
[6] 住友スリーエムにおけるボトムアップ研究開発の進め方とテーマの提案
1.3Mの多様な製品群
2. ボトムアップ
2.1 会社における経営のタイプ
2.2 3M型ボトムアップ
3.イノベーションの定義
3.1 イノベーションの解釈
3.2 生み出す風土
3.3 課題
4.研究開発に関わる情報
4.1 情報の流れ
4.2 情報の有効活用
5.イノベーションを支えている仕組み
5.1 テクフォーラム
5.2 支援体制
5.3 文化
6.イノベーションとテーマについて
6.1 テーマの種類
6.1.1 既存製品の改良
6.1.2 既存品の置き換え
6.1.3 既存市場への新製品
6.1.4 既存市場の周辺市場開拓
6.1.5 既存製品をベースに新規市場開拓
6.1.6 新規市場への新製品
6.1.7 テーマの種類とアプローチ
6.2 市場と製品の関係
6.2.1 新規市場への参入
6.2.2 シェアの拡大
6.2.3 発展途上国等における新ソリューションの提供
6.2.4 既存ビジネスの維持
7.ボトムアップ型研究開発における問題点
7.1 バランス
7.2 リーダーシップ
★漠然とした用途を狙うより、明解なターゲットが大事!
「ミューチップ」を生み出したその千里眼からテーマの見つけ方を学ぶ!
[7] 「ミューチップ」開発の成功に学ぶ研究開発テーマの発掘と選定
1.世界最小ICチップへのチャレンジ
1.1 ICチップの縮小化を強力に主張
1.2 結果として出てきた世界最小サイズ
1.3 チップサイズ縮小はICチップの歴史に逆行する大冒険
1.4 そもそもの発案のきっかけはICチップを紙に入れたかったから
1.5 超小型化にともなう機能低下はインターネットで救済する考え方
第2節 研究開発テーマの進捗管理とテーママネージメント
〜研究成果の早期事業化を実現する進捗管理とは?〜 |
★研究者と経営者の狭間で開発プロジェクトを成功へと導かせる、マネージャーの役割とは?
[ 1] 開発テーマの改廃仕組みと研究開発マネージメント
1.企業の研究開発組織の変遷
1.1 日本企業の研究開発組織
1.2 創造的基盤技術開発期の研究開発組織
2.研究開発テーマの改廃の仕組み
2.1 研究開発テーマの選定
2.2 研究開発テーマの改廃
3.研究開発マネージャーの役割
3.1 研究者と研究開発マネージャー
3.2 研究開発マネージャーの役割
★良いテーマを見出し、効率的に推進、そして早期事業化に繋げる!
定量化が極めて難しい新商品開発の進捗度合いの可視化手法とは?
[2] コバレントマテリアルにおける研究開発テーマの進捗管理
1.当社ビジネスの特徴
2.新商品の創出と事業育成
3.新商品開拓“顧客との出会い”
4.研究開発テーマの評価
5.プロジェクト化判断
★「オンリーワン」を生み出すために!新たな「タネ」の探し方、見極め方、運営・管理とは?
[3] 日本合成化学における研究開発テーマの発掘と運営・管理
1.研究開発戦略
2.研究開発組織・体制
3.研究テーマ
3.1 技術ロードマップ
3.2 研究テーマの創生
3.3 開発テーマ不成功;陥りやすい点、注意点
3.4 問題解決へのヒント
4.研究マネジメント〜モチベーションUp〜
4.1 モチベーションの根源と会社としての制度
4.2 研究とモチベーション〜OJT 実践例〜
4.3 研究者心得〜持論〜
★「必要か」「やれるか」「売れるか」「儲かるか」
フェーズゲートによる進捗評価管理を、いかに独自のものにし活用するか?
[4] コニカミノルタにおける研究開発テーマの進捗評価管理
1.コニカミノルタグループ
1.1 中期経営計画
1.2 技術経営度
1.3 グループ技術戦略
2.コニカミノルタテクノロジーセンター鰍ノおける研究進捗評価管理
2.1 グループ研究開発体制と開発テーマ受託関係
2.2 開発テーマの提案と決定、進捗管理と評価
3.開発テーマの進捗評価管理の実際
3.1 フェーズゲートによる進捗管理
3.2 テーマ価値評価・分析
3.3 テーマ現状把握の実際
3.4 リスクリターン評価の実際
4.まとめ
4.1 テーマ決定・進捗管理・テーマ評価サイクル
4.2 事業性価値・リスク分析
4.3 今後の課題