第1章は著作権の都合上、掲載しておりません
第2章 フィルムへの樹脂設計・成形加工による バリア性の制御と機能性付与
1節 環状オレフィンコポリマーのバリア特性と用途展開
・特徴 ・水蒸気バリア性 ・EVOHとの多層化による酸素
・水蒸気バリアフィルム ・アルコールバリア性
・他のオレフィン樹脂とのブレンドによるバリア性と機能付与
2節 メタロセンポリエチレン系バリアーフィルム
・メタロセンポリエチレン系バリアーフィルム ・今後の展開について
3節 EVOHの材料設計によるバリア性発現と高機能・高性能化技術
・酸素吸収性EVOH の開発背景 ・材料設計 ・性能と用途展開
・エバールの開発背景 ・延伸性とバリア性 ・用途
-シュリンクバッグ/フィルム用途
-延伸フィルムのバリア化 -真空/圧空絞り成形
4節 透明バリアフィルムとしてのシクロオレフィンポリマー
・分子設計 ・特長と技術動向
-透明性 -耐湿性と水蒸気バリア性
-吸湿性試験 -高温高湿性
-プレッシャークッカー試験
-水蒸気バリア性 -耐候性付与技術
5節 レトルト対応ガスバリア性ナイロンフィルムの展開
・開発経緯 ・材料設計と特徴
・バリア特性 ・採用事例
-物性 -加工適性 -湿度依存性
-ボイル・レトルト処理後のバリア性
-ストレス後の酸素バリア性
-保存試験 -香気成分の遮断性
6節 耐ピンホール性に優れたバリアーフィルム
・開発背景 ・開発技術 ・特長と用途展開
・ピンホールの分類とその評価方法
-実包評価による耐ピンホール効果の確認
7節 PP系多層ハイバリアフィルムの構造と特徴および酸素・湿度バリア性の両立
・開発の背景 ・設計コンセプト ・フィルムの特長
・品種及び物性 ・主な用途 ・環境適性・安全性
・今後の課題と展望
8節 高強度・易裂性・バリアー性の二軸延伸ナイロンフィルムの開発と適用事例
・市場動向 ・環境問題 ・健康問題
・製品安全法(PL法) ・高齢化社会(便利性) ・特徴と代表用途事例
・今後の展開
-開発ターゲット -易裂性(開封性)の付与
-易裂性・直線カット性の発現機構 -TEM・SALS
-単体フィルムの直線カット性評価 -製袋品のカット性評価
-MXD6配合比率と直線カット性
-引裂き抵抗値 ・ 酸素ガス透過度
-フィルムの切り口部の拡大観察評価
-Ny6とMXD6樹脂の反応制御
9節 ポリグリコール酸系樹脂の特徴と応用
・原料と製造法 ・特性とガスバリア性
・生分解性 ・成形加工性 ・用途事例
-PGA/PLA共押出共延伸フィルム・共押出多層ボトル
-PGA/PET共押出多層ボトル1(炭酸飲料用ボトル)
ボトル2(機能性バリアボトル)
-ポリグリコール酸系樹脂の環境負荷性能
-生産時・消費時における環境負荷
10節 粘土を主成分とした有機-無機ハイブリッドガスバリア膜の作製
・ガスバリアの原理と性能 ・基本構造
・他のガスバリア方法との比較
・製膜法 ・ガス水蒸気バリア特性 ・用途展開
・他の特性やバリア性と他の機能の両立技術
-粘土膜の製膜
-無機層(粘土)・種類・バインダー・溶媒と分散法・製膜乾燥・剥離
-耐熱性 ・ 光透過性 ・ 柔軟性 ・ 熱膨張
機械的強度 ・ 伸び ・ アンチクラック性
-水蒸気ガスバリア材
-水素ガスバリア材 ・ 燃料電池シール材 ・ 水素タンク
-耐熱コーティング層 -耐熱基板としての用途
-発光素子 ・ 有機EL
第3章 フィルムへのコーティング・蒸着技術によるバリア性の向上
1節は著作権の都合上、掲載しておりません
2節 有機-シリカ複合型水蒸気バリア膜の作成とモルホロジーと特性の相関
・ナノ構造発現のメカニズム ・バリア膜の基本構造
・今後の展開 ・ナノ構造と水蒸気バリア性
・応力緩和相と水蒸気バリア性 -透明性・表面硬度
3 節マイクロ波照射によるシリカ/ポリビニルアルコール
有機-無機ハイブリッドガスバリア膜の作製と膜特性
・DMSOを溶媒 ・水を溶媒作製技術
・期待される用途 ・今後の展開
4節 二元蒸着法を用いた透明蒸着ガスバリアフィルムとその展開例
・基本構造 ・バリア性と他の機能との両立技術
・製膜技術 ・用途展開の事例
5節は著作権の都合上、掲載しておりません
6節は著作権の都合上、掲載しておりません
7節 スパッタリング法によるガスバリアフィルムの作製
・ガスバリアフィルムの構造 ・ベースフィルム選定
・ガスバリア層の形成 ・ガスバリア膜の最適化
・ガスバリア性以外の物性 ・要求特性用途
-ベースフィルムの表面粗さ -電子ペーパー ・ 有機EL
-耐熱性 ・ 耐薬品性 ・ 透明電極の作製
・ 光学特性 ・ 密着性とクラック防止
第4章 フィルムへのコーティング・蒸着技術によるバリア性の向上
1節 アクティブバリアのメカニズムと最新技術動向・市場動向
・アクティブバリア包装の原理と技法 ・適用状況
・アクティブバリア材(酸素吸収材)の種類とその酸素吸収メカニズム
-還元鉄系酸素吸収剤
-アスコルビン酸系酸素吸収剤
-MXD6ナイロン・コバルト塩系酸素吸収剤
-PE・PS系樹脂・触媒系酸素吸収材
-シクロヘキセン基含有ポリマー系酸素吸収剤
-酸化セシウム系酸素吸収剤
2節 脱酸素フィルムの特長と用途展開
・基本原理と特性 ・製造方法と特長
・構成と基本原理 ・適用範囲と性能
・適用(用途)例と適用効果 ・今後の展開
-安全性 -有効性の実証
-酸素吸収速度 -ビタミンC残存率
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第6章 バリアフィルムのバリア性評価・解析技術
1節 高分子膜・フィルム透過・拡散の計算機シミュレーション
・拡散係数に関する分子シミュレーション
・溶解度係数に関する分子シミュレーション
・透過シミュレーション ・収着シミュレーション
・数値シミュレーション
2節 各種フィルムのガス透過測定・評価技術とその事例
[1]フィルムのガス・水蒸気透過度の測定法
・フィルム中のガス透過過程と透過式 ・ガス透過度測定の種類と規格
・ガス透過度測定 -差圧法 -等圧法
・水蒸気透過度測定の種類と規格 ・重量法による水蒸気透過度測定
・機器測定法による水蒸気透過度測定
・感湿センサー法 ・赤外線センサー法 ・ガスクロマトグラフ法
・クーロメトリック法 ・五酸化りんセンサー法
[2]バリアフイルムのガスバリア性評価
・装置の概要と測定原理 ・各分野におけるガスバリア性評価の必要性と要求レベル
・超ハイバリア水蒸気透過度測定方法について
-カップ法 -圧力法(差圧法)
-感湿センサー法 -モコン法
-カルシウム腐食法
・ガスバリア性評価の信頼性
-装置の校正は何によって検証されているか
-システムリーク率(ゼロレベル)が確定
-測定温度、湿度の正確性
・包装材料と製品形状の測定
-フイルム形状のポイント -容器形状のポイント
[3]ガスクロマトグラフを用いたガス・蒸気・液体透過率測定装置
・ガスクロマトグラフ法の特長
・ガス・蒸気・液体透過率測定装置の測定
・測定方法の原理
-差圧法 -等圧法 -PVセル法 -Tセル法
[4]ポリイミド薄膜水分センサを用いた水蒸気バリア性能評価技術
・エレクトロニクス用途における水蒸気バリア性能の要求課題
・ポリイミド薄膜水分センサの特徴 ・測定方法 ・実施例
[5]一度に複数対応の透過測定マルチセル型水分透過量測定
3節 各種用途別バリアフィルムの透過測定・構造解析事例
[1]ゴム・プラスチックのガス透過性評価とその事例
・ガス透過 ・ガス透過試験規格 ・水蒸気透過
・ガソリンなどの揮発性物質の透過 ・ポリマーの種類とガス透過性
・ゴム配合・加工条件とガス透過性
[2]有機EL、太陽・燃料電池部材のガスバリア性評価と材料・部材開発
・有機EL ・太陽電池 ・燃料電池
[3]ディスプレィでのバリアフィルムの組成・構造解析とバリアメカニズム
・フィルムLCDの構造とバリアメカニズム
・ガスバリア層の組成・構造分析
[4]太陽電池でのバリアフィルムの組成・構造解析とバリアメカニズム
・太陽電池の構造とバリアメカニズム
・バックシートの組成・構造分析
第7章 各用途でのバリアフィルムの現状/課題と要求特性
1節 包装材料の要求特性とバリアフィルムの用途展開
1.包装技法の種類と要求特性
2.バリアフィルム構造と特性に及ぼす因子
3.プラスチックフィルムへのバリア性付与・加工技術
4.バリアフィルムの包装材料への用途展開
2節 は著作権の都合上、掲載しておりません
4.海外における開発中ハイバリア技術の事例
5.今後の展望など
3節 太陽光発電モジュール保護フィルム用バリヤ材料の評価技術と適用化技術
1.太陽光発電モジュール材料システムの概要
2.バリヤー材料
・耐湿性バリヤ材料
-透湿性測定方法 -耐湿性バリヤー材料の特性
・耐候性バリヤ材料
-耐候性評価法 -耐候性材料の特性
・電気絶縁材料
-測定結果と検討
3.保護フィルムの材料構成と特性
・複合材料構成 ・製造工法 ・特性
4節 ガスバリア性接着剤の特長と用途展開
・使用時のメリット ・特徴
・用途展開 ・今後の展開
-ガスバリア性能 -透明性および耐屈曲性
-保香性(バリア性) -透明蒸着フィルムとの組合せ
-耐内容物性の向上 -アンカーコート剤として
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