第1節 使いやすい
[1]介護・福祉機器開発におけるユニバーサルデザインの考え方
1.介護浴槽のユニバーサルデザイン
1.1 ユニバーサルデザインの浴槽「個粋」の開発 *PDCAサイクル[計画]
1.2 「個粋」の検証 *PDCAサイクル[実行-評価]
1.2.1 研究概要
1.2.2 結果と考察
1.2.3 「個粋」の改善と限界 *PDCAサイクル[改善]
2.車いすのユニバーサルデザイン
2.1 ユニバーサルデザインの車いす「アダプタブルチェア」の開発 *PDCAサイクル[計画]
2.2 「アダプタブルチェア」の検証と限界 *PDCAサイクル[実行-評価]
2.3 調整式車いすの検証 *PDCAサイクル[実行-評価]
2.3.1 研究概要
2.3.2 結果と考察
2.3.3 調整式車いすの改善と限界 *PDCAサイクル[改善]
[2]著作権の都合上、掲載しておりません
[3]IT機器やWebをどうすれば誰もが使いやすくできるか
1.高齢者にとってのIT機器、webとは
2.使いやすいIT機器、web
3.高齢者のITニーズ
4.高齢者がIT機器を使いたくないと思う理由
5.これからのIT機器のシニア市場
[4]高齢者に聞こえやすい音
1.高齢者の聴こえ方
1.1 老人性難聴
1.2 リクルートメント現象
1.3 周波数分解能が落ちる
1.3.1 聴覚器官の構造
1.3.2 老人性難聴の要因と周波数分解能
1.4 時間分解能が落ちる
2.高齢者との会話、コミュニケーション
2.1 高齢者が聴き取りにくい音、言葉を理解する
2.2 話し方のポイント
3.製品開発への応用に向けた考え方
3.1 お知らせ音、警告音
3.2 ガイド音声
3.3 携帯電話
3.4 店内BGM
第2節 食べやすい、飲みやすい
[1]咀嚼機能・嚥下機能の低下した高齢者に望まれる食品とは
1.嚥下機能の評価
2.食形態と栄養価
3.咀嚼機能・嚥下機能の低下した高齢者のための食形態の基準
3.1 ユニバーサルデザインフード(日本介護食品協議会)
3.2 嚥下食ピラミッド(聖隷三方原病院の段階的な食事基準)
3.3 特別用途食品えん下困難者用食品許可基準(消費者庁)
3.4 嚥下調整食分類2013(日本摂食嚥下リハビリテーション学会)
3.5 スマイルケア食(農林水産省)
3.6 International Dysphagia Diet Standardized Initiative(IDDSI)
[2]高齢者と若年者による食べやすさの評価
1.粥試料の力学的特性
2.高齢者および若年者パネル
3.官能評価方法
4.高齢者および若年者による官能評価結果の比較
[3]高齢者が飲みやすい製剤の開発
1.カプセル製剤を理解する
1.1 軟カプセル剤(ソフトカプセル)
1.2 硬カプセル剤(ハードカプセル)
1.3 軟カプセル剤と硬カプセル剤、本テーマにどちらが有利?
2.ゆとりある服用
2.1 ゆとりの要素
2.2 ゆとりと視認性
3.飲みやすい製剤
3.1 錠剤と対比して
3.2 高齢者に最適な軟カプセル剤は?
[4]高齢者市場を意識した機能性乳酸菌研究開発の事例
1.「ヨーグルト不老長寿説」いまむかし
2.【事例A】胃で働くプロバイオティクス、乳酸菌Lactobacillus gasseri
OLL2716株の研究開発
2.1 ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ:Helicobacter pylori)とは
2.2 乳酸菌Lactobacillus gasseri OLL2716 株とは
3.【事例B】免疫調節作用を示す乳酸菌Lactobacillus delbrueckii
ssp. bulgaricus OLL1073R-1 株の研究開発
3.1 パラダイムシフトが起きようとしている免疫学研究
3.2 乳酸菌Lactobacillus delbrueckii ssp. bulgaricus
OLL1073R-1株とは
4.【事例C】プリン体に直接作用する新たなプロバイオティクス、乳酸菌Lactobacillus
gasseri PA-3株の研究開発
4.1 プリン体、尿酸と高尿酸血症、痛風
4.2 乳酸菌Lactobacillus gasseri PA-3株とは
[5]高齢者の飲みやすい内用固形製剤
1.高齢者のバリア
2.高齢者向け内用固形製剤
[6]高齢者や患者に相応しいテクスチャー特性とは
1.嚥下困難の改善とは
1.1 嚥下とは
1.2 嚥下困難を改善するための方策とは
2.テクスチャー特性とは
3.テクスチャー特性の評価
3.1 テクスチャー特性の測定法
3.2 テクスチャー特性の評価
3.2.1 添加量の影響
3.2.2 温度の影響
3.2.3 相関性
4.ヒトにおける嚥下持続時間
[7]著作権の都合上、掲載しておりません
第3節 見えやすい、開けやすい、持ちやすい
[1]カラーユニバーサルデザインの理論と実践
1.ユニバーサルデザイン(UD)とバリアフリー(BF)
1.1 バリアフリー
1.2 ユニバーサルデザイン
2.カラーユニバーサルデザイン(CUD)
3.人間の色覚の型
3.1 定型色覚(typical color vision)と非定型色覚(atypical
color vision)
3.2 出現率
3.3 色覚のメカニズム
3.4 混同色軌跡
3.5 2色覚の人が見る色
4.高齢者の色覚
5. カラーユニバーサルデザイン(CUD)の構築に向けて
5.1 海外における指針(例)
5.2 わが国における指針(例)
5.3 その他の例
[2]シニア・高齢者が見やすいウェブサイト作成のポイント
1.シニア・高齢者が見やすいウェブサイト作成のポイント
1.1 フォントサイズは12pt以上になるよう、相対指定する
1.2 テキストと背景のコントラストは4.5:1以上に設定する
1.3 行間は150%以上に設定する
1.4 黄色、青、グレーの使用時は注意が必要
1.5 「動き」のある見せ方はできるだけマイルドに
1.6 見出し・図表・動画を活用する
1.7 馴染みの薄いカタカナ言葉、アルファベットの使用を避ける
1.8 主要な導線は必ずファーストビューに収める
[3]開けやすい食品用瓶の開発
1.開発の目的
2.開発の方法
2.1 既存品調査
2.2 実験モデルの製作
2.3 試作品によるモニター結果
3.魅力度の評価
[4]感性・深層心理を察知したパッケージデザイン
[5]高齢者にも持ちやすい、使いやすいパッケージデザイン
〜高齢者用栄養飲料の容器開発〜
1.現行容器の課題
2.容器形態の選定
3.容器形状の検討
3.1 飲用時の把持方法の調査
3.2 脱力時の手の開き幅の調査
3.3 高齢者による主観評価
4 飲みやすいストローの検討
4.1 ストローの吸引圧および平均流量の測定
4.2 ストロー口径の主観評価
4.3 高齢者を対象とした主観評価
5 フィルムへのストローの突き刺しやすさの検討
5.1 フィルム材質構成の検討
5.2 ストロー先端のカット角度の検討
6 ストローを刺しやすいオーバーキャップの検討
6.1 高齢者の飲用実態の確認
6.2 オーバーキャップ形状およびデザインの検討
第5節 住みやすい、暮らしやすい、安心・安全
[1]高齢期における暮らしやすい住まいの考え方
1.高齢者住宅の現状
2.高齢者住宅の商品構成
3.高齢者住宅の機能とミッション
4.高齢者住宅 入居対象と費用,サービスの関係
5.高齢者住宅入居者・従事者の特性
6.高齢者住宅の立地条件
7.高齢者住宅空間のあり方と設備要件
8.高齢者住宅での必要要件
9.高齢者住宅選びのポイント
10.暮らしやすい高齢者住宅に向けて
11.暮らしやすい住まいの考え方 まとめ
[2]成功するサービス付き高齢者向け住宅への新規参入の考え方
1.サ高住の方向性
1.1 サ高住の供給方針策定
1.2 サ高住の拠点化
1.3 サ高住のオープン化
2.サ高住のマネジメント
3.マーケティングの成功事例
3.1 サ高住の特長
3.2 マーケティングの取り組み
3.2.1 観察と問い
3.2.2 顧客を決める
3.2.3 定義を定める
3.2.4 目標を設定する
3.3 マーケティングの成果
4.イノベーションの成功事例
4.1 法人の強み
4.2 予期せぬ機会
4.3 スマートウェルネス住宅の概要
4.3.1 先導性
4.3.2 信頼性
4.3.3 実現性
4.4 イノベーションの成功
[3]ICT による高齢者孤立防止ネットワーク構築
1.高齢者コミュニケーション支援システムの概要
2.運用モデル
3.社会実験について
3.1 モデル構築の事例(第1期)
3.2 ネットワーク構築の事例(第2期)
[4]高齢者支援のICTシステムの提案
1.高齢者支援のITシステムと高齢者支援のICTシステムの違い
2.評価につながった、経営の神様の奥様(松下むめの様)の教え
3.セキュリティからメディカルへ
4.旧厚生省長寿科学総合研究事業に参加
5.セキュリティの「定時自動発信機能」からメディカルの「デイコール」へ
6.メディカルの“デイコール”問診モデル事業へ
7.「デイコール問診モデル事業」実施上の問題点
8.情報通信技術が在宅医療を大きく変える
9.NPO法人デイコールサービス協会設立の動機
10.NPO法人デイコールサービス協会の活動目的
11.内閣府の第三次地域再生提案募集に応募
12.緊急通報システムの運用変更理由及び枚方市緊急通報システムの実態調査結果
13.評価を受けたコロンブスの卵的発想とは
14.コロンブスの卵的発想の原点は、“デイコール”問診モデル事業にある
15.コロンブスの卵的発想による「認知症防止対策」及び「健康寿命延伸対策」
16.人間同士の会話による「心の交流」I H C T社会創出システムとは
17.経済産業省の視点によるI H C T社会創出システムの研究開発
[5]リハビリテーション分野における商品開発の現状と課題
1.具体事例1:上肢機能協調性評価端末 TraceCoderRについて
2.具体事例2:歩行補助用具 腸腰筋アシスト歩けるスパッツについて
3.具体事例3:下肢荷重分析装置 ステップエイドについて
[6]障害者・高齢者の移動を支援する人間協調型ロボットの開発
1.ブレーキ制御型人間支援ロボットシステム
2.パッシブ型歩行支援システム
2.1 ブレーキを用いた歩行支援機の制御
2.2 運動特性可変制御
2.3 環境情報に基づく走行支援制御
3.回生ブレーキ制御を用いた足こぎ車椅子の走行支援
3.1 足こぎ車椅子の効用と課題
3.2 回生ブレーキを用いた足こぎ車椅子ロボットの開発
3.3 回生ブレーキ制御
3.4 走行アシスト制御
[7]ガス・石油機器における現状の取組みと安全・安心のポイント
1.JGKAの概要
2.ガス石油燃焼機器の安全化への取り組み
2.1 ガスコンロの安全化への取組み
2.1.1 Siセンサーコンロ
2.1.2 Siセンサーコンロの出荷台数とコンロを原因とする火災件数
2.2 ガス給湯器・ガスふろがまの安全化への取組み
2.2.1 製品の安全高度化
2.2.2 安全型機器への買い替え促進
2.3 石油燃焼機器の安全化への取組み
2.3.1 技術上の基準
2.4 点検による事故の未然防止
2.4.1 長期使用製品安全点検制度
2.4.2 点検または取り替えの目安
3. 高齢者・障害者への配慮設計について
3.1 高齢者・障がい者対応設計委員会について
3.1.1 委員会活動
3.2 高齢者・障害者配慮設計の具体的内容
3.2.1 視認性
3.2.2 操作性
3.2.3 音声ガイド
3.2.4 軽量化
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