第1節 宇宙開発における小型衛星開発と求められる技術,開発テーマ
1.民間小型衛星の登場と発展
2.小型衛星のシステムと特徴
2.1 小型衛星の基本機能と性能要求と開発手順
2.2 衛星の軌道と小型衛星のミッションの特徴
3.求められる技術や開発テーマ
第2節 宇宙・航空用材料の要求特性と開発動向
1.ロケット用材料の要求特性と開発動向
1.1 ロケット用材料の要求特性
1.1.1衛星フェアリング
1.1.2 衛星分離部
1.1.3 液体水素・液体酸素タンク
1.1.4 第1段エンジン
1.1.5 固体ロケットブースター(SRB)
1.2 ロケット用材料の開発動向
1.3 航空用材料の開発動向
2.海外の研究開発動向
2.1 最新開発動向
2.2 技術動向の取得方法
3.宇宙政策から読む産業ニーズ
4.宇宙ビジネスへの参入を加速するビジネスプランコンテスト
第3節 人工衛星の構体のCFRP化と今後の課題
1.人工衛星構体材料への要求とCFRPのメリット
1.1 人工衛星構体材料への要求
1.1.1 剛性要求
1.1.2 強度要求
1.1.3 熱的要求
1.1.4 その他の要求
1.2 人工衛星構体材料としてのCFRPのメリット
1.3 人工衛星適用部位毎の要求とCFRP
2.人工衛星構体へのCFRP適用事例
2.1 構体パネルへの適用
2.2 バッテリーシャーシへの適用
2.3 アンテナリフレクタへの適用
2.4 望遠鏡・光学センサへの適用
3.今後の課題
第4節 宇宙線防御のための磁気シールドの強度制御技術
1.宇宙線防御のための磁気シールド
1.1 磁気シールドの原理と特徴
1.2 磁気シールドの研究背景
1.3 磁気シールドに必要な磁場強度と防御性能
2.磁気シールドの強度制御技術
2.1 コイル形状および超電導コイル
2.2 熱プラズマ放出による環状電流(リングカレント)の利用
3.推進発生機構を備えた磁気シールドの検討
第5節 宇宙環境放射線による電子デバイス・装置障害の基礎と対策
1.地球・太陽系の放射線環境
2.荷電粒子による材料への放射線照射効果の基礎
3.核子(陽子・中性子)による放射線照射効果の特殊性
4.地球・太陽系放射線環境での半導体デバイスの障害
5.放射線障害対策の基礎
6.ロボットのソフトエラー対策の一例
第6節 人工衛星搭載用の電子部品の信頼性
1. 人工衛星搭載用の電子部品の推移
2.宇宙用半導体部品の信頼性設計
3.スクリーニング
4.品質確認試験
5.品質保証レベルと適用衛星
6.ディレーティング
7.耐放射線設計
7.1 宇宙放射線による故障
7.2 宇宙環境でのソフトエラーに対する対策
7.3 宇宙放射線のハザード定義と対ハザード評価
8.おわりに
第7節 リチウムイオンキャパシタを蓄電源に用いた宇宙機電源システムの開発と軌道上実証
1.はじめに
2.低軌道衛星における充放電サイクル条件を模擬したLICの寿命評価試験
3.蓄電源にLIBおよびLICを用いた電源システムの質量比較
3.1 質量エネルギー密度の比較
3.2 定電力充電制御による太陽電池アレイの質量削減
3.3 蓄電源にLIBを用いた電源システムの質量
3.4 蓄電源にLICを用いた電源システムの質量
3.5 電源システムの質量比較
4.NESSIE用LICの開発
4.1 ラミネートLICの真空耐性
4.2 NESSIE搭載用LIC
第8節 超小型衛星用高精度アンテナの開発
1.高精度アンテナへの要求
2.展開型パラボラアンテナ
2.1 リブ折りたたみ式アンテナ
2.2 ラップリブ型アンテナ
2.3 骨組み展開型アンテナ
2.4 扇子型アンテナ
2.5 開発時に実施すべき主な試験
3.展開型平面アレイアンテナ
3.1 パネル蛇腹展開型アンテナ
3.2 膜面らせん展開型アンテナ
3.3 自己展開膜面トラスアンテナ
3.4 開発時に実施すべき主な試験
第9節 超小型人工衛星に搭載可能なマイクロ電気推進機の開発
1.推進の原理
2.電気推進機
3.エレクトロスプレー推進機
3.1 推進原理および特徴
3.2 イオン液体エレクトロスプレー推進機の課題と対応策
3.2.1 高推力密度化への取り組み
3.2.2 長寿命化への取り組み
第10節 工具メーカーが作る人工衛星部品の加工技術
1.宇宙部品加工における工具メーカーの優位性
1.1 豊富な工具知識と加工データ
1.2 工具製作の短納期対応
1.2.1 汎用工具の形状修正
1.2.2 汎用工具の刃先修正
1.2.3 特殊工具の製作
1.3 測定工具
2.加工データの紹介
2.1 加工条件と加工面粗さ
2.1.1 基本加工条件
2.1.2 刃先形状別平面加工面粗さの比較
2.1.3 工具径別平面加工面粗さの比較
2.1.4 工具径別側面加工面粗さの比較
2.2 加工条件と部品の固定強度
2.3 加工条件と切削抵抗
2.3.1 基本切削条件
2.3.2 等高線荒加工時の切込み量別切削抵抗
2.3.3 等高線荒加工時の送り量別切削抵抗
2.3.4 側面加工時の切込み量別切削抵抗
2.4 加工条件と工具抜け問題
2.4.1 アルミ加工の場合
2.4.2 チタン加工の場合
2.5 加工条件とびびり振動
2.5.1 ステンレスの溝加工
2.5.2 大径工具による穴ねじ加工
2.6 部品の要求精度と加工機選定
3.JIS Q9100の取得
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