第1節 若手研究開発者のモチベーショに対する競争的環境の影響と企業における留意点
1.はじめに
2.一般的な競争における正の側面、負の側面
2.1 競争の正の側面
2.2 競争の負の側面
2.3 近年の日本人の競争に対する考え方:負ける可能性があるなら競争しない
3.競争と成果に関する研究@: 競争意識の高低と成果の関係
4.競争と成果に関する研究A:若手研究開発者のモチベーションの向上・低下要因
4.1 どんな時モチベーションが向上(低下)したか?
4.2 モチベーションの向上(低下)要因が研究開発活動に与える影響
4.3 考察:競争的環境と若手研究開発者のモチベーション
5.競争と成果に関する研究B:競争的環境に対するマネジャーと若手のギャップ
6.おわりに
第2節 研究開発者にとっての働きがいとは〜ホンダとサムスンでの経験を通じて〜
1.ホンダでの定説否定から生まれるイノベーション
2.サムスンでの技術経営とイノベーション創出への布石
3.ホンダとサムスンの経験を活かして
4.研究開発陣のモチベーションを上げるために
第3節 研究開発者にとっての効果的な報酬とは
1.研究者の業績・能力評価について
1.1 業績・能力評価制度の例
1.2 研究開発成果の評価と能力および人材の評価
1.3 研究者の意欲・モチベーションを高める目標設定と評価
1.4 業績・能力評価制度の功罪
2.表彰制度
2.1 業績表彰制度例
2.2 職務発明
2.3 有益特許表彰
3.専門職制度
4.人材育成制度
6.人材のローテーション、キャリア開発、配置転換
7.まとめ
第4節 研究開発者にとっての働きやすさとモチベーションの関係
1.研究開発者を取り巻く環境変化
1.1 研究開発組織に求められる役割の変化
1.2 研究開発に取り組む環境の変化
1.3 若手研究者とマネジメント層の認識ギャップ
2.研究開発者のモチベーションを向上するドライバ
2.1 モチベーションの源泉と段階
2.2 自己決定性を高めるマネジメント
2.3 モチベーションの前提となる働きやすさ
3.働きやすさとモチベーションを向上する方法
3.1 働きやすさ向上の課題と対応策
3.2 モチベーション向上の課題と対応策
3.3 組織的な仕組みの整備
第5節 企業の研究者と開発者における働きがいの違いとそれぞれの特徴
1.企業における「研究」と「開発」
1.1 企業における「研究」「開発」の重要性
1.2 「研究」「開発」の区分
1.3 「研究」と「開発」の違い
2.「研究者」と「開発者」のモチベーション面の違い
2.1 モチベーションに関する様々な理論
2.1.1 実体理論とプロセス理論
2.1.2 モチベーションに関する実体理論
2.1.3 モチベーションに関するプロセス理論
2.2 「研究者」「開発者」に共通する特性
2.3 モチベーション要因での「研究者」「開発者」の違いに関する先行研究
2.4 「研究者」と「開発者」のモチベーション面での違いはどう捉えられるか
2.4.1 企業内での研究者と開発者の位置
2.4.2 研究者と開発者の位置を踏まえたモチベーション要因の違い
3.「研究者」「開発者」のモチベーションをどう高めるか:実務上の人材マネジメントへの展開
3.1 「研究者」「開発者」に関する人材マネジメントの現状
3.2 「研究者」のモチベーションを高めるための工夫、人材マネジメント上の施策
3.2.1 人事制度面での工夫(特に、評価制度や報酬制度)
3.2.2 高度な専門性を維持するための機会提供
3.2.3 研究における自律性、自由度の確保
3.2.4 企業のマネジメント側の意識転換
3.3 「開発者」のモチベーションを高めるための工夫、人材マネジメント上の施策
3.3.1 開発活動における自律性、自由度の付与
3.3.2 早い段階からの権限委譲
3.3.3 多様な知見習得の機会の提供
第6節 20代社員のキャリアと仕事観
1.本節の問題意識
2.20代社員のキャリア発達
2.1 組織内におけるキャリア発達
2.2 キャリア・アンカーと「就活の軸」
2.3 プランド・ハップンスタンス理論
2.4 小括
3.20代社員の仕事観 〜年代性による一般傾向〜
3.1 働く目的の年代的傾向
3.2 能力獲得、人間関係に関する意識の年代的傾向
3.3 小括
4.20代社員の仕事観 〜時代性による特殊傾向〜
4.1 時系列比較に用いる統計データ
4.2 @仕事の目的意識 〜リスク回避行動としての安定志向と収入確保重視〜
4.3 A仕事を通した能力獲得 〜早期の専門性確立志向〜
4.4 B職場の人間関係・上司部下関係 〜公私の峻別と個性の尊重〜
5.まとめ
第7節 変化の時代における研究開発者の働きがい・モチベーション
1.モチベーションの変化
1.1 モチベーション理論と近代におけるモチベーションの成立
1.1.1 テイラーによる科学的管理法〜見える化・標準化・効率化
1.1.2 メイヨーによるホーソン実験〜人間関係性
1.1.3 ハーズバーグの二要因理論〜外発的動機付けと内発的動機付け
1.2 モチベーションの捉え方の変化〜エンゲージメントへの着目
1.3 イノベーションが求められる時代のモチベーションとは
2.時代の変化
2.1 4つの破壊的な力による変化〜新たな「産業革命」の時代
2.2 デジタル化による変化〜プラットフォーマの登場とイノベーションの必要性
2.3 日本の少子化と高齢化に伴う変化〜働き方改革とダイバーシティの推進
3.これからの時代のモチベーションとは
3.1 イノベーションを阻害する組織のもつれ
3.2 イントラパーソナルダイバーシティ
3.3 モチベーションを超えて
第8節 シニア社員のモチベーション向上の仕組みづくり
1.働く中高年男性の労働価値観
2.働く中高年男性の職場環境への満足度
3.中高年男性のキャリア支援
4.副業・兼業という働き方を望む中高年男性
5.副業・兼業解禁に向けた施策
6.シニア社員のコミュニケーション支援
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