第1節 水性塗料用樹脂の特性と架橋反応最適設計
1.最近の塗料に関する樹脂・架橋の傾向
2.水性塗料用樹脂製造用最新技術
2.1 リビングラジカル重合法の利用
2.2 ピッカリング重合法
2.3 水性ナノコンポジット作成手法
3.架橋反応最適設計思考
第2節 水性樹脂架橋剤「カルボジライト」の特徴と応用
1.水性樹脂架橋剤「カルボジライト」の特徴
2.「カルボジライト」水性タイプの反応機構
3.ロングポットライフを特徴とする新規開発品の紹介
第3節 ポリビニルアルコールの架橋技術とその応用
1.PVOHの一般的な架橋技術
1.1 物理架橋
1.1.1 熱処理
1.1.2 凍結融解
1.2 化学架橋
1.2.1 アルデヒド
1.2.2 メチロール化合物
1.2.3 エポキシ化合物
1.2.4 カルボン酸
1.2.5 イソシアネート
1.2.6 ホウ素化合物
1.2.7 金属塩
1.2.8 放射線、紫外線
2.PVOHの各種変性技術
3.アセトアセチル基変性PVOH・ゴーセネックスTM
Zの架橋事例
3.1 ゴーセネックスTMZの特徴
3.2 ゴーセネックスTMZの架橋性能
3.3 ゴーセネックスTMZ専用架橋剤「Safelink?
SPM-01」
3.3 ゴーセネックスTMZの用途例
第4節 水溶性チタン化合物の水性樹脂合成への応用について
1.有機チタン・ジルコニウム化合物とは
2.水溶性有機チタン・ジルコニウム化合物とは
3.水溶性有機チタン・ジルコニウム化合物のpH
4.水溶性有機チタン・ジルコニウム化合物による水系樹脂の架橋4)
5.水溶性有機チタン化合物による完全ケン化型ポリビニルアルコールの架橋
5.1 水溶性有機チタン化合物が形成する架橋構造
5.2 架橋の評価方法
5.3 実験例
5.4 その他水系樹脂の架橋
5.4.1 EVOH、メチルセルロースの架橋(水酸基を有する樹脂)
5.4.2 ポリアクリル酸の架橋
5.4.3 その他水系樹脂の架橋
5.4.4 水系樹脂架橋のまとめ
5.4.5 水系エマルション樹脂の架橋
第5節 イソシアネート系水性架橋の水性樹脂合成への応用
1.ジイソシアネートモノマーとオリゴマー
2. 水性イソシアネート架橋剤と架橋の効果
2.1 水性イソシアネート架橋剤の種類
2.1.1 MDIモノマー変性品、プレポリマー
2.1.2 脂肪族・脂環族PICで低粘度のもの
2.1.3 親水基含有PIC
2.1.4 水分散型ブロックイソシアネート(水性BL−PIC
と略す)
2.2 架橋の効果
3.イソシアネートを使用したウレタン変性樹脂の添加剤用途
4.今後の方向性
第6節 水性ポリウレタンの構成と構造、その特性
1. 水性PUR樹脂・PUD
1.1 水中安定化
1.2 PUD原料のイソシアネートモノマー・ポリオール
1.3 PUD製造法
1.4 PUDの特性
2.水性UVポリウレタンアクリレート
3.水性ポリイソシアネート
4.水性ブロックポリイソシアネート(水性BL―PIC)
5.水性2液型
6.今後の方向性と課題
第7節 水性ポリウレタンの耐水性・耐加水分解の向上
1.水性ポリウレタンの製法
1.1 強制乳化型
1.2 自己乳化型
2.水系ポリウレタン原料
2.1 ポリオール
2.1.1 エステル系ポリオール
2.1.2 ポリカーボネート系ポリオール
2.2 ポリイソシアネート
2.3 鎖延長剤
2.4 親水化剤
3.水性ポリウレタンの耐水性改良
第8節 水性ウレタン塗料、コーティングとその応用、市場性
1.水性塗料と水性ウレタン塗料の位置付け
2.水性1Kウレタン塗料
3.水性2Kウレタン塗料
3.1 車両用への水性2Kウレタン塗料の採用
3.2 ソフトフィール塗装
4.木工用塗料と水性UV硬化塗料
4.1 木工用塗料の水性化
4.2 水性UV硬化塗料
第9節 水系塗料用添加剤の種類・特性と使い方
1.レオロジーコントロール剤
1.1 レオロジーコントロール剤
1.2 水系RC剤の種類と特性
1.3 水系RC剤の効果
1.3.1 粘性特性
1.3.2 水系メタリック塗料
1.3.3 水系艶消し塗料
2.分散剤
2.1 水系湿潤・分散剤
2.2 メタリック顔料用分散剤
3.表面調整剤
3.1水系ハジキ防止剤
3.2 上塗り性改良剤
4.消泡剤
4.1 水系消泡剤
4.2 水系ワキ防止効果
第10節 水性自動車コーティング向け添加剤について
1.顔料分散剤
2.消泡剤
2.1 ハイパーブランチ型消泡剤
3.湿潤・表面調整剤
4.光安定剤
第11節 水系塗料におけるシリコーンによる流動性の調整と泡対策
1.水系塗料用シリコーン系塗料添加剤の製品形態
2.水系塗料用シリコーン系レベリング剤・ウエッティング剤
3.水系塗料用シリコーン系消泡剤
3.1 泡によるトラブル対策
3.2 泡の原因
3.3 消泡機構
3.4 シリコーン系消泡剤の特長
3.5 シリコーン系消泡剤製品
3.6 消泡剤の評価及び使用上の注意点
第12節 水系塗料の表面張力と調整
1.表面張力の基礎と静的・動的表面張力
1.1 表面張力の定義
1.2 静的・動的表面張力
1.3 表面張力の測定
2.接触角と濡れ
2.1 ヤングの式
2.2 濡れの本質
3.ハジキ・クレーターと濡れ剤の選択
3.1 濡れ剤の相溶性
3.2 動的表面張力の重要性
3.3 濡れ剤の起泡問題とジェミニ型界面活性剤
4.顔料分散と表面張力
4.1 顔料の初期濡れ
4.2 べナードセルと色分け、色浮き
4.3 メタリック塗料の配向性と動的表面張力
5.レベリング性と表面張力
第13節 反応性界面活性剤による水系塗料・粘着剤の高機能化
1.ポリマーディスパージョンの課題
2.反応性界面活性剤による乳化重合
3.反応性界面活性剤
第14節 製紙用薬品の機能と技術動向
1.製紙用薬品
1.1 機能性薬品と工程薬品
1.2 抄紙環境の変化に伴う製紙用薬品への影響
1.3 サイズ剤
1.4 PAM系紙力剤
1.5 湿潤紙力剤?
1.6 食品接触材料に対応した製紙用薬品
第15節 ポリエチレンラミネート代替用の水性紙塗工用エマルション
1.水性紙塗工用エマルション
1.1 水性紙塗工用エマルションの特徴
1.2 耐水性と耐油性を付与する水性紙塗工用エマルション
1.3 水蒸気バリア性を付与する水性紙塗工用エマルション
1.3.1 スチレンアクリル系エマルション
1.3.2 バイオマスエマルション
1.4 各種水性紙塗工用エマルションのヒートシール性とブロッキング対策
1.5 水性紙塗工用エマルション塗工紙の離解性
1.6 水性紙塗工用エマルションの多層塗工による多機能化
第16節 インクジェット用花王水性顔料分散体とその応用
1.インクジェットインクの種類
2.印刷に必要なこと
3.保存安定性
4.吐出安定性
5.顔料分散体の保存安定性
6.吐出安定性について
7.インク濃縮時の粘度挙動
8.再分散性
9.インクジェット用花王水性顔料分散体
10.軟包装用フィルム印刷用インク
11.インクジェット方式における軟包装印刷
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