第1節 低屈折率材料開発へ向けたシリカ微粒子の表面改質と分散系の調製技術
1. 固体の表面エネルギー
2. シリカの表面構造
3. シリカの表面改質とその評価
第2節 屈折率制御材料の開発へ向けたナノコンポジット材料の分散−凝集特性
1. コンポジットサスペンションにおける分散−凝集転移: ポリマー添加法
2. C*の分子量依存性
3. 透明コンポジットフィルムの調製: 溶媒添加法
4. メルト系での分散−凝集転移に与えるポリマーの分子量の影響
第3節 ビーズミル装置を用いた無機ナノ粒子の分散技術と高屈折率材料の作製
1. ビーズミル装置を用いたナノ粒子分散スラリーの作製
1.1
ビーズミル装置の分散原理と特長
1.2
TiO2ナノ粒子の分散事例(ビーズサイズの影響)
1.3
各種のビーズミル分散スラリーの特性
2. ビーズミル分散スラリーを用いたナノコンポジット材料の作製
2.1
モノマー中へのTiO2ナノ粒子の分散
2.2
高濃度ナノ粒子分散樹脂膜の作製
2.3
高濃度ナノ粒子分散樹脂球の作製
第4節 酸化チタンナノ粒子分散技術による光学樹脂の高屈折率化
1. PCD/TiO2ナノハイブリッド材料の作製
1.1
ハイブリッド作製で使用する原料と試薬
1.2
PCDのシランカップリング処理
~トリエトキシシリル末端PCDの合成(ET-PCD)~
1.3
トリエトキシシリル末端修飾PCDとTiO2との複合化
2. 物性測定装置及び測定条件
3. PCD/TiO2ナノハイブリッド材料の物性評価
3.1
ハイブリッド中の複合無機物量の評価
3.2
ハイブリッドの光学的性質: 紫外線遮蔽効果と屈折率挙動
3.3
ハイブリッドの微細構造: PCD及びTiO2の結晶性評価
3.4
ハイブリッドの微細構造: フィルムの内部構造
3.4.1
SAXSプロファイル: 分子鎖長一定
3.4.2
無機ドメインの内部構造
3.4.3
無機ドメインサイズ
3.4.4
SAXSプロファイル: 分子鎖長の影響
第5節 高屈折率・高透明な酸化ジルコニウム分散液の開発
1. 酸化ジルコニウムの基本物性
2. 酸化ジルコニウム分散液 SZRシリーズ
第6節 低次元成長酸化チタンを用いた高屈折率コーティングの低温合成
1. 液相プロセスによる金属酸化物薄膜の合成法
1.1
金属酸化物薄膜の液相合成法
1.2
ゾル-ゲル法の特徴
2. ゾル-ゲル法による金属酸化物合成と成長次元の概念
2.1
金属アルコキシドの反応機構
2.2
反応速度と成長次元
2.3
金属酸化物の形態と高屈折率性
3. チタンアルコキシドの反応性と塩触媒による重縮合反応促進
3.1
チタンアルコキシドの特徴
3.2
重縮合反応の促進
4. 次元制御ゾル-ゲル法による酸化チタンの合成と成長次元制御
4.1
3次元成長酸化チタンの合成
4.2
2次元成長酸化チタンの合成
4.3
1次元成長酸化チタンの合成
5. 低次元成長酸化チタンの特徴と高屈折率コーティングへの展開
5.1
1次元成長酸化チタンの性質
5.2
1次元成長酸化チタンの緻密化
5.3
1次元成長酸化チタンを前駆体とする高屈折率コーティングの低温合成
第7節 高屈折率膜材料としての有機チタン化合物の利用
1. 有機チタン化合物
2. モノマーとオリゴマー
3. 高温焼成型高屈折率膜形成材料
4. 低温焼成型高屈折率膜形成材料
第8節 シルセスキオキサン・チタニア微粒子の樹脂への均一分散と透明高屈折化技術
1. 機能性シルセスキオキサン微粒子の合成
2. シルセスキオキサン・チタニア微粒子による高屈折率化
3. シルセスキオキサン微粒子による屈折率制御技術
第9節 二酸化チタンを用いた透明導電膜の高屈折率化
1. 従来材料の透明導電性と屈折率
1.1
In2O3系(ITO)
1.2
ZnO系とSnO2系
1.3
従来材料における屈折率制御
2. 新しい透明導電体Nb:TiO2(TNO)の基礎物性と高屈折率を用いた応用
2.1
TNOの発見とその実用化
2.2
TNOの電気伝導の特徴
2.3
TNOの高屈折率とその応用
2.4
TiO2系TCOにおける屈折率制御
3. 新たな高屈折率透明導電体の開発
第10節 ZrO2微粒子を用いたナノハイブリッド化技術と屈折率制御
1. はじめに
2. ZrO2ナノ微粒子の水相からトルエン相への相移動とその場疎水化技術
3. ZrO2ナノ微粒子含有高屈折率透明材料の合成
4. ZrO2ナノ微粒子含有ハイブリッド高分子微粒子の合成
第11節 シングルサイズジルコニアナノ粒子の分散技術と高屈折率・高透明分散液の開発
1. シングルサイズジルコニアナノ粒子
2. 高極性溶媒へのシングルサイズジルコニアナノ粒子分散
2.1
表面修飾設計
2.2
表面修飾プロセス
2.3
高極性溶媒シングルサイズジルコニアナノ粒子分散液の作製
2.4
高極性溶媒シングルサイズジルコニアナノ粒子分散液の分散性評価
3. 低極性溶媒へのシングルサイズジルコニアナノ粒子分散
3.1
表面修飾剤設計
3.2
表面修飾プロセス
3.3
低極性溶媒シングルサイズジルコニアナノ粒子分散液の作製
3.4
低極性溶媒シングルサイズジルコニアナノ粒子分散液の分散性評価
3.4.1
ジメチルシリコーンオイルへの分散性
3.4.2
表面修飾ジルコニア粒子−シリコーン樹脂複合体
3.4.3
シリコーン樹脂の架橋密度検討
3.4.4
表面修飾シングルサイズジルコニアナノ粒子
第12節 酸化ジルコニウムの光学的性質
1. 酸化ジルコニウムの光学的性質
2. ポリマーハイブリッドの屈折率の加成性
第13節 ポリマーへのチタン酸バリウムナノ粒子の高分散化技術と高屈折率ナノコンポジット薄膜の作製
1. BT/PMMAナノコンポジット膜
1.1
作製方法
1.2
PMMAナノコンポジット膜の特性
2. BT/PIナノコンポジット膜
2.1
作製方法
2.2
ナノコンポジット膜の特性
2.3
改良法によるBT/PIナノコンポジット膜の作製と膜誘電率
第14節 有機ナノ粒子を用いた超高屈折率コーティング材料の塗膜特性と開発
1. 超高屈折率を有するHBP
1.1
HBPについて
1.2
HBPの優位性
2. 超高屈折率コーティング材料
2.1
高屈折率を特徴とした各種コーティング材料
2.2
光硬化性コーティング材料
2.3
熱硬化性コーティング材料
2.4
高屈折率光散乱コーティング材料
2.5
高屈折率黒色コーティング材料
3. 超高屈折率コーティング材料の応用展開
第15節 凝集しにくいコアシェル型ナノ粒子の作製と高屈折フィルムへの応用
1. コアシェル型ナノ粒子
1.1
合成方法
1.2
コアシェル型ナノ粒子のキャラクタリゼーション
1.3
コアシェル型ナノ粒子の粒径制御方法
1.4
コアシェル型ナノ粒子の分散容易性
1.5
生成メカニズム
2. 光学用フィルムへの応用
第16節 コアシェル型低屈折率粒子の設計と反射防止コーティング技術
1. 反射防止膜の設計
1.1
反射防止の原理
1.2
反射防止膜の設計
1.3
ナノコンポジット設計
1.4
フィラー設計
1.4.1
低屈折率粒子とシミュレーション
1.4.2
新しいコアシェル型低屈折率粒子の設計
2. 反射防止膜の実用例
2.1
中空SiO2粒子を用いた反射防止膜
2.2
高機能化(AS性付与)
第17節 高屈折ハイブリッド材料の開発に向けた高度な水分散性を有する金属酸化物複合ナノ粒子の合成
1. 水溶性ポリシルセスキオキサンの合成
2. 高度な水分散性を有するシリカ/シルセスキオキサン複合材料の合成
3. 高度な水分散性を有する酸化チタン/ シルセスキオキサン複合ナノ粒子の合成
4. 高度な水分散性を有する酸化ジルコニウム/ シルセスキオキサン複合ナノ粒子の合成
第18節 かご型シルセスキオキサンを用いた樹脂の屈折率制御
1. 樹脂の熱機械物性向上のためのPOSSフィラー
2. 低屈折率化のための分子フィラー開発
3. POSS含有高分子による屈折率制御
第19節 樹脂の屈折率制御のための有機無機ハイブリッド技術
1. 透明性維持のための必要条件
2. ハイブリッド材料の合成
2.1
ナノ粒子合成
2.2
ゾル−ゲル溶液反応の適用
2.3
熱硬化・光硬化反応の適用
2.4
熱可塑性ハイブリッド材料
3. ハイブリッド材料の光学特性
3.1
ハイブリッド化による屈折率制御
3.2
熱膨張率・屈折率温度依存性の制御
第20節 有機無機ハイブリッドによる屈折率制御薄膜の作製技術
1. シリカナノ粒子の粒子間空隙を用いた低屈折率薄膜
1.1
ポリシラン/シリカナノ粒子ハイブリッドの作製
1.2
ポリシラン/シリカナノ粒子ハイブリッド薄膜の屈折率特性
2. エン-チオール反応による高屈折率有機無機ハイブリッド
2.1
エン-チオール反応
2.2
チオール基含有シルセスキオキサンによる有機無機ハイブリッド
2.3
エン-チオール/ゾルゲル同時反応による有機無機ハイブリッド
3. ジルコニアナノ粒子を含んだ高屈折率有機無機ハイブリッド
第21節 ゾル−ゲル法を用いたチタニア系ハイブリッド材料の作製と高屈折率化技術
1. 三官能アルコキシドを用いた有機-無機ハイブリッド材料
2. 親水基を有するモノマーを利用した有機-無機ハイブリッド材料
3. 配位結合型ハイブリッド材料
第22節 チタニア骨格を有する高屈折率コーティング材料の設計と応用
1. チタニア骨格を有する高屈折率材料
1.1 高屈折率材料の設計
1.2 無溶剤系高屈折率封止用樹脂の開発
1.2.1 ビニル基含有チタノキサンオリゴマーの合成
1.2.2 ビニル基含有チタノキサンオリゴマーの硬化
1.2.3 ヒドロシリル化硬化型チタノキサンオリゴマーの屈折率評価
1.3 溶剤系高屈折率コーティング材料の開発
1.3.1 更なる高屈折率化の方策―チオール化合物とのハイブリッド化
1.3.2 光触媒活性
第23節 シリカ系有機・無機ハイブリッド材料の特性と機能性コーティング材への応用
1. エポキシSQを用いた有機・無機ハイブリッド硬化物の特性
1.1 エポキシSQの反応性について
1.2 エポキシSQを用いた有機・無機ハイブリッド硬化物の特性
2. チオールSQを用いた有機・無機ハイブリッド硬化物の特性
2.2 チオールSQを用いた有機・無機ハイブリッド硬化物の特性
3. エポキシSQ、チオールSQを用いた有機・無機ハイブリッドの各用途への応用
3.1 エポキシSQによる低屈折コーティング材
3.2 チオールSQによるパターン作製用組成物
3.3 チオールSQによる透明FRP作製用組成物
3.4 チオールSQによる自己修復塗料
第24節 無機-有機ハイブリッド型ハードコート材料の設計と高・低屈折率性の付与
1. 無機-有機ハイブリッド型ハードコート材
2. ハイブリッドハードコーティング
3. ハイブリッドによるハードコートの高機能化
4. ハイブリッド型ハードコート材料の屈折率制御
4.1 ハイブリッド型高屈折率材料の設計
4.2 ハイブリッド型低屈折率材料の設計
4.3 屈折率制御材料の応用
第25節 ポーラスシリカによる蛍光材料の低屈折率化
1. 蛍光体と媒体との屈折率マッチング
2. ポーラスシリカを出発原料とする高輝度蛍光シリカ
3. 蛍光シリカに導入する元素の種類と発光特性
4. 蛍光シリカとポリマーの複合化
第26節 有機無機ハイブリッド材料の光学特性
1. 屈折率
1.1 屈折率の加成性
1.2 屈折率の主要因
1.3 無機系ガラスの屈折率
2. 有機無機ハイブリッド材料
2.1 有機無機ハイブリッド材料の諸特性
2.2 有機無機ハイブリッド材料の光学的性質
2.2.1 La2O3-TiO2-SiO2系ハイブリッド材料
2.2.2 Euイオンドープ有機無機ハイブリッド材料
2.2.3 有機無機ハイブリッド材料中にドープした金属イオンの配位子場制御
第27節 透明かつ屈折率1.9を実現するポリマー複合体
1. 無色透明なポリマー複合体の作製
1.1 ソープフリープロセスを実現する原理
1.2 ポリメタクリル酸メチル複合体について
1.3 その他のポリマーとの複合化について
2. 屈折率の評価
3. 構造評価
第28節 高屈折率を有するBiFeO3薄膜の作製技術と光学特性
1. BiFeO3光学薄膜の作製
2. BiFeO3光学薄膜の評価
2.1 光学特性の評価方法
2.2 解析結果 |