○「CO2の有効利用マテリアルの事例とビジネス性」
【語り手:東京理科大学 杉本 裕】
【聞き手:技術情報協会 編集部】
−「CO2分離・回収,CO2固定化・資源化に関するマテリアル」について、
主にどのような方向性で研究が進められているのでしょうか。
−CO資源化のプロセスではどんな問題点,技術的なハードルがあるのですか?
−3つのプロセスのうち,どの課題が一番ハードルが高いのでしょうか?
−ポリ乳酸のように,耐熱性を上げるために耐熱性の良い樹脂と
ポリマーアロイ化するという方法も研究されているのでしょうか?
またコーティング的,バインダー的な使い方も検討されているのでしょうか?
−10〜20年後,この材料が完全に実用化されていたとしたら、どう予測されますか?
○CO2由来脂肪族ポリカーボネート
―複合化による性能向上と実用化への可能性―
Aliphatic Polycarbonate made from CO2
-Significant Property Improvement Using a Composite
and Its Applications-
【産業技術総合研究所 清水 博】
1.はじめに
2.CO2固定化・利用技術としての脂肪族ポリカーボネートの製造
3.PPCの複合化による力学性能の向上
3-1 PPC高性能化に向けた複合化
3-2 複合化PPCの性能向上とPVAc添加の重要な役割
3-3 複合化PPCにおける飛躍的な性能向上の実現
4.複合化PPC利用による波及効果と循環型社会への貢献
4-1 複合化PPC利用による波及効果
4-2 複合化PPC利用による循環型社会への貢献
5.おわりに
○C-H活性化「ロジウム錯体」
−二酸化炭素を有用化合物へ変換する触媒−
【東京工業大学 岩澤 伸治】
1.はじめに
2.ロジウム触媒を用いる炭素?水素結合の直接カルボキシル化
3.今後の展望
○「〜分子ふるい,有機高分子膜など〜
新しい展開CO2分離回収・貯蔵の可能性を秘めるマテリアル」
New Developments in Membrane-Based CO2 Capture
【山口大学 喜多 英敏】
1.はじめに
2.高分子膜
3.分子ふるい膜
4.おわりに
○ハイドレートを用いた低コストC02分離・回収技術
【JFEエンジニアリング(株) 高須 展夫】
1.はじめに
2.研究の背景
3.ハイドレートによるCO2分離・回収技術
3-1 基本プロセス
3-2 ベンチ試験による反応速度計測
3-3 製鉄所での実証試験
4.おわりに
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