1節 機械的・物理的操作と表面処理との複合的手法によるナノ粒子分散設計
1.はじめに
2.ナノ粒子分散の基礎、粒子の運動と表面間作用の制御
2.1 ナノ粒子の運動特性
3.ナノ粒子の凝集状態の評価法
4.ナノ粒子の物理的、機械的分散法
2節 ナノ粒子における表面処理剤の選択と処理法
1.コロイダルシリカの特性と機能
1.1 コロイダルシリカの特性
1.2 大きさに起因する特性と機能
1.3 形状に起因する特性と機能
1.4 バルクに起因する特性と機能
2.新規分野で必要とされるシリカゾルの役割
2.1 ナノ粒子の特性と応用
2.2 表面修飾ナノ粒子機能
3.表面処理の重要性と処理法
4.新規分野での応用例
5.今後の開発方向
3節 微小ビーズによるナノ粒子の散条件の設定
1.微小ビーズ対応ミルにおける分散条件の設定
2.微小ビーズミルによる凝集ナノ粒子の分散例
4節 湿式ビーズミルによる粉砕・分散に影響を及ぼす諸因子と粉砕・分散事例
1.ビーズミル
2.粉砕・分散に影響を及ぼす諸因子
2.1 メディア
2.2 メディアの充填率
2.3 回転速度
2.4 固形分濃度と粘度
3.粉砕・分散処理事例
3.1 大流量循環型湿式ビーズミル「SCミル」
3.2 処理事例
5節 均一分散,凝集・沈降対策ビーズミルプロセスによるナノ粒子分散液の作製
1.ビーズミルによるナノ粒子分散
2.ビーズミルによるナノ粒子分散の課題と対策
2.1 ナノ粒子分散液の着色
2.2 脆弱・塑性変形し易いナノ粒子の分散法
6節 ビーズミルの運転条件が二酸化チタンの粉砕・分散粒子径に及ぼす影響
1.緒言
2.実験方法
2.1 ビーズミル
2.2 試料
2.3 ビーズミルの運転条件
2.4 ビーズミルによる粉砕・分散生成物の評価
3.実験結果および考察
3.1 マイクロビーズ対応型
ビーズミルによる二酸化チタンの粉砕・分散
3.2 低周速アジテータ対応型ビーズミルによる二酸化チタンの粉砕・分散
7節 液中造粒法による超微粉砕用ビーズの開発
1.液中造粒機構
1.1 毛管負圧に基づく粒子間結合力
1.2 造粒体の合体確率および
特性粒径(造粒体の成長に及ぼす諸因子)
2.液中造粒法による超微粉砕用ジルコニアビーズの製造
2.1 液中造粒のオンラインモニタリング
2.2 液中造粒装置と造粒方法
2.3 ジルコニアビーズの製造
8節 硬質ビーズと強力超音波処理によるナノ粒子分散と化学修飾
1.ナノ粒子の凝集と分散
2.ビーズを添加した超音波処理による脱凝集と溶液分散
3.BASDを用いたナノダイヤモンドの表面化学修飾
4.BASDの処理条件と注意事項
9節 工業用粉体の吸引溶解/均一分散技術
1.ジェットペースタの特徴と用途1,2)
2.ジェットペースタの優位性
2.1 CMC(カルボキシルメチルセルロース)の溶解
2.2 電池用スラリーの分散
10節 多成分粒子混合充填
1.粒子充填性の表現法
2.充填性に及ぼす粒度分布の影響
2.1 大小2成分混合粒子層の空間率を推定するファーナスのモデル式
2.2 多成分粒子層の空間率を推定する鈴木らのモデル式
2.3 充填性に及ぼす粒子径分布の影響
11節 撹拌混合機による表面改質,コーティング技術
1.カップリング剤の高速撹拌手法による表面処理技術
1.1 フィラーの表面処理手法
1.2 高速撹拌法(乾式)
1.3 高速撹拌手法(湿式)
12節 高抵抗物質と低抵抗物質の複合化とその導電性の評価
1.はじめに
2.薄片状黒鉛を添加したフェノール樹脂複合体
3.酸化銅でコーティングした鉄粒子複合体
13節 機能性材料の湿式ダメージレス分散技術と事例
1.ナノヴェイタRによるスラリー分散コントロール
2.ナノヴェイタRによる処理事例
3.コンタミネーション対策
4.スケールアップ
14節 リチウムイオン二次電池電極スラリーの連続混練技術
1.はじめに
2.リチウムイオン二次電池の製造プロセスについて
3.電極スラリーの連続混練技術について
3.1 連続式二軸混練機について
3.2 バッチ式連続と連続混練
4.電極スラリーの連続混練検討例の紹介
4.1 負極の連続混練検討例
4.2 正極の連続混練検討例
15節 メカニカルミリングによる粉砕と構造変化が
リチウムイオン電池材料に及ぼす影響
1.実験方法
1.1 試料
1.2 メカニカルミリング処理
1.3 構造、電気抵抗、NMR測定
2.結果と議論
2.1 メカニカルミリングによる結晶構造の変化
2.2 電極材料の電気電導性におけるミリング効果
16節 ハンドリングが難しい蛍光体粒子の高充填蛍光体層形成技術
1.蛍光体粒子のハンドリングの課題
2.蛍光体塗料の分散
3.蛍光体塗料の濾過
4.蛍光体膜の充填率の向上
17節 ナノ粒子スラリーの粒子分散・凝集状態評価
1.はじめに
2.ナノ粒子スラリーの浸透圧測定
3.浸透圧と動的光散乱法との相関
4.既存の分散・凝集評価方法との比較
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