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◇ 第1章 エマルション評価の試料作製、条件設定 ◇ |
1節 凍結割断レプリカ法によるエマルションの観察試料作製
1.凍結割断レプリカ法
1.1 フリーズ・フラクチャー法
1.2 フリーズ・エッチング法
1.3 凍結割断レプリカ法の実際
2.凍結割断レプリカ作製装置
3.含水量の高い試料の凍結
3.1 急速凍結法
−浸漬法
−金属圧着法
−高圧凍結法
3.2 氷晶防止剤による凍結法
4.凍結割断レプリカ法によるエマルションの観察
4.1 フリーズ・フラクチャー法とフリーズ・エッチング法
4.2 像の解釈の注意点
−フリーズ・フラクチャー像における凹凸情報
−フリーズ・エッチング像における白黒反像
2節 エマルションの凍結切片作製のポイント
1.急速凍結法
1.1 氷包埋法;粒径が100nm以下のエマルションの凍結
1.2 高圧凍結法;粒径が100nmより大きいエマルションの凍結
2.凍結超薄切片作製
2.1 クライオウルトラミクロトーム
2.2 試料ホルダーの取付
2.3 トリミング
2.4 切片作製
2.5 凍結超薄切片の静電気を用いた切片のドライ回収法
3.凍結切削断面のクライオSEM観察
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◇ 第2章 乳化・可溶化剤、両親媒性高分子の分析と吸着・会合評価 ◇ |
1節 製品中に含有する界面活性剤の分離分析法と構造解析
1.界面活性剤含有製品の分析概論
2.水分および揮発性溶剤の分析
2.1 水溶性溶剤の分析
2.2 水不溶性溶剤の分析
2.3 蒸発残分の分析
3.アルコール抽出による界面活性剤の分離
3.1 キレート剤、高分子化合物の分析
−中性を示す場合
−アルカリ性を示す場合
−糊剤などの高分子量化合物の分析
−EDTAやクエン酸塩などの有機キレート剤の分析
4.界面活性剤と低極性有機化合物との分離分析
4.1 ワックス、油脂、脂肪酸の分析
5.界面活性剤と高極性有機化合物の分離分析
5.1 メチレンブルー法
5.2 逆メチレンブルー法
6.界面活性剤混合系の単離と分析
6.1 イオン交換樹脂法
−分離がうまくいかない場合
−分離効率が悪い場合
−イオン交換樹脂が完全に調製されていない場合
6.2 アルミナカラム法
6.3 TLC法
6.4 シリカゲルカラム法
7.界面活性剤混合物の誘導体化による分析
8.界面活性剤混合物の機器分析における注意点
2節 MALDI-MSによるアルキルエーテル系ポリマーの構造解析
1.MALDI-MSの基礎
1.1 試料調製
1.2 質量分析装置
2.界面活性剤分析への応用事例
2.1 非イオン系界面活性剤の構造解析
2.2 アルキルエーテル系ポリマーブレンドの分布解析
2.3 Kendrick mass defect解析による組成分布解析
3節 界面活性剤と脂質の分子状態の評価
1.エマルションやベシクル中の界面活性剤とリン脂質の分子状態評価
1.1 蛍光プローブを用いた測定
1.2 ESRスピンプローブ法
1.3 NMRを用いた界面膜の状態解析
−界面活性剤分子鎖の局所的な運動(セグメント運動)
−パルス磁場勾配NMR法による自己拡散係数測定
1.4 中性子散乱
1.5 分子シミュレーションによる界面活性剤・脂質分子自己集合体構造の研究
1.6 その他の脂質の純液体中の分子状態と物性との関係
−脂肪酸とアルコールの密度とモル体積
−脂肪酸とアルコールの分子状態と集合体状態
−アルカン、脂肪酸、アルコール、脂肪酸エステルの分子内および分子間の動的挙動
−トリアシルグリセロールの液体構造
−エマルションが内包する油脂の安定化
4節 界面活性剤の性能評価法
1.水への溶解度
11 イオン性界面活性剤のクラフト温度
1.2 非イオン性界面活性剤の曇点
2.臨界ミセル濃度(CMC)
2.1 測定方法
−電気伝導度法
−表面張力法
−プローブを用いた蛍光法
−散乱強度法
−可溶化法
2.2 CMCに及ぼす因子
−アルキル鎖長
−疎水基の種類
−親水基の種類
−対イオンの種類
−塩およびアルコールの添加
−温度および圧力
3.静的表面張力
3.1 測定方法
−Wilhelmy plate法(吊り板法)
−Pendant drop法(懸滴法)
−Du Nouy法(輪環法)
3.2 表面張力曲線から得られるパラメータ
4.動的表面張力
5節 会合体の形状・大きさの測定
1.散乱法の基本原理
1.1 1個の散乱点からの散乱
1.2 2個の静止した同種の散乱点からの散乱
1.3 複数の静止した異種散乱点からの散乱
1.4 多数の微小体積からの散乱
1.5 孤立粒子からの散乱
−球状粒子
−粒子形状による違い
−粒子の大きさの目安
1.6 多数の粒子からの散乱
−球状粒子
−非球状粒子
2.球状のマイクロエマルションからの散乱
3.応用例
6節 会合状態・構造の観察
1.界面活性剤の溶解挙動と会合体の形成
1.1 界面活性剤の溶解挙動
1.2 分子構造と会合構造
1.3 両親媒性分子が形成する液晶
2.会合状態と構造の観察および解析
2.1 結晶(コアゲル)、ゲル( α-ゲル)、液晶相転移
2.2 液晶の偏光顕微鏡観察
2.3 X線解析による状態の判定と構造の決定
7節 乳化剤の乳化分散力評価
1.リン脂質の分類
2.水素添加レシチン
3.乳化分散剤としての各種リン脂質の評価に関する研究
3.1 エマルション調製における乳化剤としての水素添加精製卵黄リン脂質
3.2 リポソームおよびエマルションの乳化分散性に及ぼす各種合成リン脂質の特性
3.3 合成リン脂質を単一成分で用いて調製したリポソームおよびエマルション
3.4 合成リン脂質を混合して用いたリポソームおよびエマルション
3.5 合成または天然リン脂質による各種脂肪酸トリグリセリドを用いたエマルション
4.乳化剤の乳化力を評価する方法
8節 界面活性剤の自己会合挙動解析
1.ミセル形成の熱力学
1.1 非イオン性界面活性剤
1.2 イオン性界面活性剤
1.3 ミセル形成の標準自由エネルギー
2.自己会合挙動の熱力学的解析
−測定例
9節 両親媒性溶液中におけるミセル形成・形状変化のシミュレーション
1.ミセル形状の密度依存性
1.1 シミュレーション・モデルと方法
1.2 結果と考察
2.ミセル形成に及ぼす親水性・疎水性相互作用の効果
2.1 シミュレーション・モデルと方法
2.2 結果と考察
3.ミセル形成に及ぼす分子の剛直性の効果
3.1 シミュレーション・モデルと方法
3.2 結果と考察
10節 両親媒性高分子の合成と粒子内でのその重合特性の解析
1. 理論
1.1 ラジカル分子の濃度変化
1.2 ラジカル分子の伸長反応速度定数
1.3 ラジカル分子の停止反応速度定数
1.4 モノマーの消費速度
2.実験方法
2.1 MAX-nと低分子量モノマーとの溶液共重合
2.2 MAX-nと低分子量モノマーのシード共重合
3.結果および考察
3.1 MAX-nと低分子量モノマーとの溶液共重合の反応機構
−モノマーの反応速度
−反応液の粘度の影響
3.2 MAX-nと低分子量モノマーのシード共重合の反応機構
−MAX-nとスチレンとのシード共重合
−MAX-nとメタクリル酸メチルとのシード共重合
3.4 合成リン脂質を混合して用いたリポソームおよびエマルション
3.5 合成または天然リン脂質による
各種脂肪酸トリグリセリドを用いたエマルション
4.乳化剤の乳化力を評価する方法
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◇ 第3章 エマルションの安定性評価 ◇ |
1節 粘弾性測定によるエマルションの分散性、流動性評価
1.粘弾性とは
2.粘弾性測定とは
3.粘弾性測定装置(レオメータ)
4.粘弾性測定の概要
4.1 基本概念と制御方式
4.2 回転測定と振動測定
−回転測定による分散特性と流動特性の評価
−振動測定による分散特性の評価
5.粘弾性測定と光学測定との同時評価による分散特性と流動特性の評価
2節 電磁スピニング法による粘度測定とエマルションの評価事例
1.電磁スピニング(EMS)法とは
1.1 測定原理
1.2 アプリケーション例
2.EMS法によるエマルション測定
2.1 エマルションのずり速度依存性測定
2.2 エマルションの安定性評価
3節 ゼータ電位測定によるエマルジョンの分散安定性評価
1.ゼータ電位とは
2.ゼータ電位測定方法
−電気泳動法
3.各種エマルジョンの測定例とその評価方法
3.1 化粧品
3.2 リポソーム
3.3 食品
3.4 プリンター用インキ
4節 画像解析法によるエマルションの観察と安定性評価
1.顕微鏡観察と画像解析による計測
2.サンプリング
3.エマルションの観察
3.1 光学系と観察可能な粒径
−透過光(明視野)
−散乱光(暗視野)
3.2 ホモジナイザーの乳化能力の比較
4.顕微鏡電気泳動法によるゼータ電位の測定
4.1 画像解析を用いた電気泳動速度の計測
4.2 ゼータ電位の算出
4.3 エマルションのゼータ電位
4.4 乳化剤の添加とゼータ電位の変化
4.5 微細なエマルションのゼータ電位測定
5.ブラウン運動粒子追跡法による粒径分布測定
5.1 光学系と粒径の測定範囲
5.2 各光学系での測定例
5.3 ホモジナイザーの乳化条件と粒径分布
6.顕微鏡観察される液滴粒子の二値化粒径
7.エマルションの沈降/浮上速度
5節 高周波分光法によるエマルションの安定性評価
1.高周波分光法について
2.エマルション分離過程の検出原理
3.高周波分光法によるエマルションの安定性評価
4.市販のエマルション製品の評価
6節 遠心分離法によるエマルションの安定性評価
1.遠心分離を利用した分散性解析装置(LUMiFuge)
1.1 積分透過率によるクリーミング速度の評価
1.2 クリーミング相の境界面位置の移動速度に基づく評価
2.遠心によるクリーミング速度の評価例
3.遠心によるエマルションからの油相分離
7節 界面張力測定の乳化性評価への活用
1.表面張力と界面張力
1.1 表面張力
1.2 表面張力の定義
−力としての表面張力
−エネルギー的観点からの解釈 : 表面自由エネルギー
1.3 界面張力
1.4 界面自由エネルギーと界面の面積
2.乳化と界面自由エネルギー
3.界面張力測定
8節 エマルションの界面張力とその変化の測定
1.エマルションと同じ界面を測定する方法
1.1 光マニピュレーション法の原理
1.2 界面張力測定
2.エマルションそのままで測定する方法
2.1 コヒーレント後方散乱現象
2.2 輸送平均自由行程と粒子径との関係
2.3 エマルション粒子径と界面張力測定
9節 多成分からなるエマルションの安定性評価
1.加速試験
1.1 温度耐性加速試験法
1.2 遠心分離加速試験法
1.3 物質(他成分)添加加速試験法
2.安定性の評価手段
2.1 目視または顕微鏡による評価
2.2 粒子径分布測定による評価
2.3 レオロジー測定による評価
2.4 濁度測定による評価
2.5 誘電率測定による評価
10節 濃厚エマルション溶液の安定性評価
1.エマルションにおける分散安定性の定義
1.1 沈降・浮上に対する安定性
1.2 凝集・合一に対する安定性
2.濃厚エマルションの新規安定性評価法
2.1 遠心沈降分析法
2.2 超音波スペクトロスコピー
11節 サーファクタントフリー・ナノエマルションの安定化メカニズムの解明方法
1.サーファクタントフリー・ナノエマルションの存在と生成
2.サーファクタントフリー・ナノエマルションの安定性評価
2.1 分散相の液滴径(油滴径)による評価
2.2 分散相の界面電気現象(ゼータ電位)による評価
3.サーファクタントフリー・ナノエマルションの分散相/連続相間の界面構造解明
3.1 SFNEの親水・疎水性膜透過による油/水界面構造の解明
3.2 示差走査熱量計によるSFNEの油/水界面構造の解明
12節 界面活性剤水溶液中油滴の遊走現象計測
1.界面活性剤水溶液中を遊走する油滴
2.顕微鏡による遊走油滴の観測
2.1 偏光顕微鏡
2.2 位相差顕微鏡
2.3 蛍光顕微鏡
3.位相差顕微鏡による油滴の遊走現象観測
4.油滴周囲および内部に生じる流れ場の可視化と速度計測
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◇ 第4章 エマルション構造評価,状態分析 ◇ |
1節 透過型電子顕微鏡による水中分散油滴の観察
1.動的光散乱法を用いた水中分散油滴の粒子径の測定と油滴成長過程の速度論的解析
2.フリーズフラクチャー(凍結割断)レプリカ法を用いた透過型電子顕微鏡による水中分散油滴の直接観察
2節 エマルションの界面粘弾性解析とデータ活用例
1.Du Nouy Ringを用いた界面粘弾性測定
−理論
−測定事例
2.バイコーンを用いた界面粘弾性測定
3.ダブルウォールリングを用いた界面粘弾性測定
−理論
−応力制御型レオメータを用いたフローカーブ
−歪制御型レオメータを用いた粘弾性測定
3節 ナノギャップ法によるサブミクロンエマルションの観察
1.ナノギャップ法の原理および基礎
2.ナノギャップ法によるサブミクロンエマルションの直接観察
4節 ナノエマルション製剤の状態解析
1.ナノエマルション粒子の直接観察法
1.1 ネガティブ染色法
1.2 凍結割断法(Freeze-Fracture法)
1.3 クライオ電顕観察法(cryo-TEM法)
2.ナノサイズを利用した乳化粒子の状態解析
2.1 外観透明性で見る乳化安定性
2.2 界面膜の状態解析
−測定法の種類
−蛍光プローブの選択
5節 高分子微粒子の表面特性、内部構造の評価
1.高分子微粒子表面の評価
1.1 走査型電子顕微鏡による粒子表面形状の観察
1.2 X線光電子分光装置
1.3 原子力間顕微鏡
1.4 高分子微粒子表面官能基の定量
2.高分子微粒子内部構造の評価
2.1 超薄切片法による粒子内部構造観察
2.2 3次元透過型電子顕微鏡(3D-TEM)
2.3 滴定による粒子内部官能基の評価
6節 コアシェル粒子の立体的構造解析
1.従来のコアシェル粒子の解析手法
2.従来法の問題点を解決する新しい手法:TEM-CT法
2.1 TEM-CT法の原理
2.2 TEM-CT法の問題点
3.TEM-CT法によるコアシェル粒子の解析例
3.1 従来法での解析限界
3.2 TEM-CT法による構造把握
−実験方法
−解析結果
7節 Pickeringエマルションのキャラクタリゼーション
1.乳化とは
2.エマルションのキャラクタリゼーション
3.シリカ粒子による乳化
4.高分子の物理吸着したシリカ粒子による乳化
5.界面活性剤の物理吸着した酸化チタン粒子による乳化
8節 ピッカリングエマルションの流体ミクロ・シミュレーション
1.流体ミクロ・シミュレーションの方法
1.1 二相系のフェイズフィールドモデル
1.2 濡れ性をもつ固体表面のモデル
1.3 固体粒子のモデル
2.流体ミクロ・シミュレーションの適用例
2.1 親水性粒子と油滴の衝突
2.2 せん断流によるピッカリングエマルションの変形挙動
2.3 ピッカリングエマルション同士の合一
2.4 壁面に付着したピッカリングエマルションのせん断流による変形挙動
9節 エマルションのph測定 そのコツ、ポイント
1.pH測定の基本知識
1.1 pHの定義
1.2 pH測定の原理と電極構造
1.3 比較電極の液絡部と液間電位
1.4 ガラス電極のpH応答機構
1.5 校正
1.6 pH標準液
2.pH測定の実際
2.1 電極の選択方法
2.2 校正及び測定時
2.3 校正及び測定値を読み取るタイミング
2.4 pH電極の保守
2.5 エマルション試料測定例
−O/W型エマルション
−W/O型エマルション
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◇ 第5章 香粧品分野におけるエマルションの分析、製品評価 ◇ |
1節 使用感と耐水性が良好なO/Wエマルションの調製方法と評価
1.使用感について
2.使用感の向上
3.ペプチド型両親媒性化合物を用いた乳化物の特徴
3.1 ペプチド型両親媒性化合物のcmc
3.2 少量の乳化剤で安定性に優れた使用感が良好なO/Wエマルション
3.3 ペプチド型両親媒性化合物乳化物の塗布膜の耐水性
3.4 毛髪に対する香料と油相成分の耐水性評価と残留性
2節 乳化型ファンデーションの使用感評価
1.乳化ファンデーションの光学的使用感の機器計測
1.1 低真空走査型電子顕微鏡観察
1.2 色相とカバー力の測定と持続性
1.3 紫外線遮蔽力の測定
−SPFとPA
−紫外線防御効果の機器計測法
2.乳化構造とレオロジー物性
2.1 乳化ファンデーションの塗布使用感
2.2 ゼータ電位とチキソトロピー性乳化液の使用感
2.3 乳化ファンデーションの塗布使用感の評価
2.4 O/W型ファンデーションの特徴
2.5 W/O型ファンデーションの特徴
2.6 Pickeringエマルジョンと粉体分散性
3節 スキンケアエマルジョンのレオロジー測定と使用感評価
1.スキンケアエマルションと皮膚の界面相互作用と触感
1.1 接触角と塗り心地の関係
1.2 皮膚に類似した基板の選定
1.3 皮膚表面特性の違いによる塗り心地の変化
2.皮膚表面におけるスキンケアエマルションの経時変化
3.スキンケアエマルションの使用感評価のために
4節 化粧品乳化系の「サラサラ感」「ベトベト感」評価
1.界面活性剤の組み合わせ
1.1 ノニオン活性剤
1.2 脂肪酸石鹸
1.3 アニオン活性剤
1.4 カチオン活性剤
2.エマルション
2.1 エマルションの評価
2.2 エマルションの動的粘弾性
5節 ヘアケア用エマルジョンの安定性と感触評価
1.エマルジョンを用いるメリット
2.感触と安定性
2.1 ずり応力下での安定性
2.2 静置安定性
−凝集
−クリーミング
−オストワルトライプニング
3.感触評価方法
3.1 主観的手法(パネルテスト)
3.2 客観的手法
3.3 櫛通り試験
3.4 柔らかさ(ソフトネス)評価
6節 皮膚洗浄剤の使用感評価
1.製剤の物性評価による使用感の評価
1.1 泡の感触
1.2 レオロジー特性
2.皮膚の物性評価による使用感の評価
2.1 角層水分量測定
2.2 皮膚摩擦測定
7節 界面活性剤混合溶液の物性とその洗浄力評価
1.混合系の臨界ミセル濃度(cmc)と相互作用パラメータ
2.界面活性剤の可溶化挙動
3.界面活性剤混合系の洗浄力と相乗効果
8節 化粧品の安定性評価
1.乳化化粧品の安定性評価方法
1.1 肉眼観察・官能評価
1.2 顕微鏡観察
1.3 物理パラメーターの測定
2.乳化化粧品の製剤骨格の安定性確認
2.1 乳化粒子自体の安定性
2.2 安定化機構の安定性
3.製品化における評価ポイント
3.1 化粧品は出荷後温度管理されない
3.2 長い使用期間と短い開発期間
3.3 製造条件・規模の多様性
3.4 容器の多様性
9節 化粧品の安全性評価
1.許認可制度
1.1 医薬部外品(区分1)
1.2 医薬部外品(区分3)
1.3 化粧品
2.試験法
3.皮膚障害と市販後調査
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◇ 第6章
食品分野におけるエマルションの分析、製品評価 ◇ |
1節 食品エマルションの油脂結晶構造と物性評価
1.エマルションの安定性を左右する要因
2.O/Wエマルションにおける油滴の結晶化
3.O/Wエマルションの結晶化の測定
3.1 モデル油脂の超音波音速測定
3.2 実用加工油脂の超音波音速測定と放射光X線回折測定
3.3 実用加工油脂のDSC測定と顕微鏡観察
4.測定結果の考察 テンプレート効果
5.W/Oエマルションの結晶状態の測定
2節 乳化粒子径の設計と風味評価
1.市販乳化食品と、手作り調理品における乳化粒子径の違い
2.牛乳のエマルションサイズと人の感じ方
3.ヒトがおいしいと感じる最適な乳化粒子径は存在するのか?
3.1 異なる乳化粒子径の乳化油脂が含まれた液状食品(コーンスープ)を用いた官能評価
3.2 異なる乳化粒子径の乳化油脂が含まれたゲル食品(プリン)を用いた官能評価試験
3.3 乳化粒子径のコントロールを活用したカロリーオフ食品の設計
3.4 コーヒー飲料に含まれる油滴粒子径が食感に与える影響
3節 食品のレオロジー測定とテクスチャー評価
1.食品におけるテクスチャーの重要性
2.食品のレオロジー測定
3.レオロジー測定によるテクスチャー評価
3.1 固体状食品
3.2 液状およびペースト状食品
4.動的粘弾性と嚥下性の関係
4.1 ゾル状食品のレオロジー特性と食塊の咽頭相通過速度
4.2 ゲル状食品のレオロジー特性と食塊の咽頭相通過速度
4.3 ゲル状食品の食塊レオロジーと嚥下性の関係
4節 乳化食品の咀嚼・嚥下しやすさ評価
1.レオロジーの基礎
1.1 レオロジーとは
1.2 食品の構造とタイムスケール
1.3 基本的な変形と弾性
1.4 粘性
1.5 線形粘弾性
−応力緩和
−クリープ
−動的粘弾性
1.6 非線形粘弾性
1.7 破断特性
−引張試験
−圧縮試験
−曲げ試験
2.界面科学の基礎
2.1 界面科学とは
2.2 液体の表面
2.3 固体の表面
2.4 濡れ
3.トライボロジーの基礎
3.1 トライボロジーとは
3.2 トライボシステムの4要素
3.3 摩擦・摩耗現象の統一的解釈が与えられていない主原因
3.4 潤滑
3.5 固体表面と液滴の接触
3.6 固体と固体の接触
4.乳化食品の咀嚼しやすさ評価
5.乳化食品の嚥下しやすさ評価
5節 乳飲料の安定性評価
1.ミルクコーヒーの製造方法
2.ミルクコーヒーの乳化安定性評価方法
2.1 従来からの乳化安定性評価方法
2.2 乳化安定性の迅速評価方法
3.乳化剤の添加効果
4.酸性乳飲料の乳化安定性評価
6節 エマルション溶液の油滴サイズ、分布測定とデータの噴霧乾燥粉末作製への応用
1.修飾デンプン乳化溶液の粘度
2.噴霧乾燥粉末の油滴径がフレーバー徐放残留率、徐放挙動に及ぼす影響
7節 エマルション系での油脂の劣化とその評価
1.バルク系での油脂の劣化
1.1 品質劣化の評価法
1.2 酸化過程を記述する式
1.3 重量増加と酸素との化学量論
1.4 酸価の変化
1.5 油脂の酸化に及ぼす液深の影響
2.エマルション系での油脂の酸化
2.1 酸化速度に及ぼす油滴径の影響
2.2 マイクロエマルション系での酸化
2.3 ナノエマルション系での酸化
−乳化剤の影響
−微細化の影響の評価
3.粉末化系での油脂の酸化
3.1 油脂の粉末化
3.2 特異な酸化挙動
3.3 油滴の微細化による酸化の遅延
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◇ 第7章
医薬品分野におけるエマルションの分析、製品評価 ◇ |
1節 クリーム剤のレオロジー特性と展延性評価
1.スプレッドメータを用いた展延性試験
1.1 スプレッドメータとは
1.2 測定方法
1.3 測定結果の評価
2.エマルジョン製剤の展延性試験
2.1 ヘパリン類似物質ソフト軟膏製剤の展延性
2.2 副腎皮質ステロイドクリーム製剤と軟膏製剤との展延性の比較
2節 リン脂質の微視的流動性評価とその結果に基づいたリポソーム製剤の開発事例
1.リン脂質の構造と微視的流動性の関係
1.1 微視的流動性
1.2 蛍光プローブ法に関する研究
2.角層浸透性を高めたリポソーム
2.1 実験方法
2.2 アシル基組成が微視的流動性と角層浸透性に与える影響
3.アミノ酸応答性を付与したリポソームの開発
3.1 実験方法
3.2 各種リン脂質が内包物漏出性及び微視的流動性に与える影響
3.3 アミノ酸が内包物漏出性および微視的流動性に与える影響
3節 両親媒性物質との複合体形成を利用した医薬・香粧品材料の作成と皮膚浸透性
1.両親媒性物質と薬物間に形成される分子複合体
2.両親媒性物質と薬物間に形成する分子複合体の応用
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◇ 第8章
工業材料分野におけるエマルションの分析、製品評価 ◇ |
1節 ポリオレフィン樹脂エマルションの塗膜特性評価
1.基本コンセプト
2.塗膜特性評価
2.1 造膜性
2.2 塗膜の耐水性
2.3 塗膜の耐薬品性
2.4 塗膜の密着性
2.5 塗膜の様々な基材に対する接着性(ヒートシール性)
2.6 塗膜の耐湿熱性
2.7 塗膜の加工性,延伸性
2節 アクリルエマルションの安定性評価
1.貯蔵安定性
2.化学的安定性
3.機械的安定性
4.凍結融解安定性
3節 ポリウレタンディスパーションの特徴と密着性評価
1.特徴、分類および用途
2.各種基材への密着性の評価方法
3.各種基材への密着性の事例
3.1 接着剤
3.2 酸素ガスバリアコート材料
4節 エマルション塗料のかび抵抗性評価
1.試験及び評価の考え方
2.材料に発生するかびの実態及び防止の必要性
2.1 生物学上のかびの位置付け
2.2 材料に発生するかびの主な種類
3.対象とする塗料
4.試験方法の規格
5.試験方法の決定
6.試験方法及び評価の実際例
5節 ナノコンポジットエマルション外装塗膜の特徴とその評価
1.ナノコンポジットエマルション
1.1 構造
1.2 合成法
1.3 透明性
2.外装用塗料への展開
2.1 耐汚染性
2.2 難燃性
2.3 塗装作業性と塗膜外観
2.4 地球温暖化防止効果
6節 エマルションゲルの構造と力学特性の評価および反応・分離への応用
1.エマルションゲルの構造の評価と酵素固定化担体としての応用
1.1 エマルションゲルの作製方法と構造の評価
1.2 酵素固定化多孔質ゲルの開発と特性評価
2.エマルションゲルの力学特性の評価と分離材としての応用
2.1 抽出剤内包エマルションゲルの開発のコンセプト
2.2 抽出剤内包エマルションゲルの特性
7節 エマルション膜の耐候性評価
1.耐候性試験とは?
1.1 自然暴露
1.2 促進暴露
2.各種人工促進試験機の概要
2.1 キセノンアーク灯式耐候性試験機
2.2 紫外線蛍光灯式試験機
2.3 カーボンアーク灯式試験機
2.4 メタルハライドランプ方式試験機
2.5 その他の人工促進耐候性試験機
3.自然暴露と人工促進暴露との関係について
4.人工促進耐候性試験を行うにあたっての注意点
4.1 光
4.2 熱(温度)
4.3 水
4.4 ローテーション・その他
8節 樹脂(レジン)エマルションの接着力・物性評価
1.各種エマルション接着剤の特性
2.各種エマルション接着剤の構成と構成要素
3.接着剤皮膜の形成(接着力の発現)
4.接着の評価
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