生体情報  モニタリング  監視 書籍
 
No.1940
生体情報センシングとヘルスケアへの最新応用
在宅医療市場に向けたマーケティングと製品開発

ひと見守りテクノロジー

〜遠隔地の高齢者を中心とした、異変察知の機器開発から各種事例、次世代展望まで〜

発刊日:2017年9月22日  体 裁:B5判 230頁  定 価:30,000円(税抜)

発行:(株)エヌ・ティー・エス  販売:(株)技術情報協会  ISBN:978-4-86043-513-7 C3050

【アカデミック価格対象外書籍です】
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少子高齢化・核家族化が進むわが国での遠隔地における屋内の高齢者を中心とした、ひとの異変察知はもとより、察知後の適切な対処、さらには異常や危険を予測して未然に防ぐなど、「QOL」の高い確かな見守り技術の開発動向を紹介!


■ 執筆者 37名
 板生 清 東京大学名誉教授/特定非営利活動法人ウェアラブル環境情報ネット推進機構 理事長
 三林 浩二 東京医科歯科大学生体材料工学研究所 教授
 間瀬 淳 九州大学グローバルイノベーションセンター名誉教授/福岡工業大学エレクトロニクス研究所 研究員
 石澤 広明 信州大学先鋭領域融合研究群国際ファイバー工学研究所 教授
 児山 祥平 信州大学先鋭領域融合研究群国際ファイバー工学研究所 助教
 野村 健一 国立研究開発法人産業技術総合研究所フレキシブルエレクトロニクス研究センター 主任研究員
 熊木 大介 山形大学有機材料システム研究推進本部 准教授/株式会社フューチャーインク CTO
 土屋 和彦 山形大学有機材料システム研究推進本部 プロジェクト研究員
 時任 静士 山形大学有機材料システム研究科 教授/株式会社フューチャーインク 代表取締役(CEO)
 内田 大輔 株式会社富士通研究所フロントテクノロジー研究所
 阪田 雅人 株式会社富士通研究所フロントテクノロジー研究所
 森 達也 株式会社富士通研究所次世代医療研究所
 前田 一穂 株式会社富士通研究所次世代医療研究所
 猪又 明大 株式会社富士通研究所次世代医療研究所 イノベーションディレクター
 小栗 宏次 愛知県立大学情報科学部 教授
 大槻 知明 慶應義塾大学理工学部情報工学科 教授
 橘 素子 沖電気工業株式会社情報・技術本部研究開発センターイノベーション推進室 研究員
 長尾 憲明 株式会社イデアクエスト商品開発部 部長
 田中 博 神奈川工科大学情報学部 教授/学科長
 渡邊 晃 名城大学理工学部 教授
 島吉 翔太 立命館大学情報理工学研究科/(現)三菱電機株式会社
 梶原 祐輔 立命館大学情報理工学部情報システム学科 特任助教
 島川 博光 立命館大学情報理工学部情報システム学科 教授
 鳥居 暁 ボクシーズ株式会社 代表取締役
 佐野 武 特定非営利活動法人つくしん棒 理事長
 山岡 勝 パナソニック株式会社ビジネスイノベーション本部プロジェクト推進室 総括担当
 大西 聡明 パナソニック株式会社アプライアンス社カンパニー戦略本部事業開発センター 課長
 増田 健司 パナソニック株式会社アプライアンス社カンパニー戦略本部事業開発センター 主務
 小林 匠 横浜国立大学未来情報通信医療社会基盤センター 産学官連携研究員
 中田 康之 株式会社富士通研究所次世代医療研究所
 駒場 祐介 株式会社富士通研究所次世代医療研究所
 堀田 真路 株式会社富士通研究所次世代医療研究所
 笹本 勇輝 株式会社富士通研究所次世代医療研究所
 鷲澤 史歩 株式会社富士通研究所次世代医療研究所
 柳沼 義典 株式会社富士通研究所次世代医療研究所 所長
 小木 哲朗 慶應義塾大学システムデザイン・マネジメント研究科 教授
 小川 晃子 岩手県立大学社会福祉学部 教授

■ 目  次

序 論 ウェアラブル・IoT 時代の人間モニタリング 

第1章 生体情報の見守り

第2章 行動の見守り

第3章 環境の見守り

第4章 次世代展望

 

◇序 論 ウェアラブル・IoT 時代の人間モニタリング◇
1. 日本のお家芸のメカトロニクスを人間社会へ拡張する
2. ウェアラブルとは
3. ウェアラブル時代の到来  
4. 健康情報システムの開発
5. ウェアラブルセンサによる高齢者の見守り
6. 環境ウェアラブルの時代へ
7. 高齢者に役立つウェアラブルの近未来像

◇第1章 生体情報の見守り◇

総 説 無拘束・非侵襲技術による見守り生体バイオ計測 三林 浩二
1. はじめに
2. 非侵襲計測のためのキャビタス( 窩腔)センサ
3. 生体ガス( 呼気,皮膚ガス)の高感度バイオ計測
4. おわりに

第1節 マイクロ波・ミリ波を用いた生体情報計測 間瀬 淳
1. はじめに
2. マイクロ波アクティブセンサの例
3. バイタル信号の例
4. まとめ

第2節 光ファイバセンサによる生体情報センシング 石澤 広明,児山 祥平
1. はじめに
2. FBGセンサシステム─検知原理とバイタルサイン計測
3. FBGセンサのバイタルサイン測定への応用
4. 拘束感の少ないウェアラブルシステム
5. おわりに─ひと見守りテクノロジーへの展望

第3節 シート状非接触式人感センサを用いた生体情報検出への可能性 野村 健一
1. はじめに
2. シート状非接触式人感センサ
3. センサの特性評価  
4. 見守りへの応用
5. 実用化への課題
6. まとめ

第4節 有機トランジスタ型フレキシブル生体センサ 熊木 大介,土屋 和彦,時任 静士
1. はじめに
2. 乳酸検出の目的
3. 有機トランジスタ型乳酸センサの構造と検出メカニズム
4. 酸のセンシング
5. 他の構成酵素電極との特性比較
6. 印刷型生体センサの開発
7. おわりに

第5節 顔画像から脈拍検出 内田 大輔,阪田 雅人,森 達也,前田 一穂,猪又 明大
1. 概 要
2. 背 景
3. 開発技術
4. 原 理
5. 適用評価
6. まとめ

第6節 5W1H生体情報解析に基づく人の状態の視える化技術 小栗 宏次
1. 生体情報と人体
2. 5W1H生体情報解析に基づく状態の視える化技術の紹介


◇第2章 行動の見守り ◇

総 説 行動を見守る要素技術 大槻 知明
1. はじめに
2. 行動を見守る
3. 位置推定技術
4. 電波センサ
5. むすび

第1節 マイクロ波電波センサを用いた高齢者の見守り 橘 素子
1. はじめに
2. マイクロ波電波センサの特徴
3. マイクロ波電波センサの適用例
4. まとめ

第2節 非接触・無拘束ベッド見守りシステムOWLSIGHTR(アウルサイト) 長尾 憲明
1. はじめに
2. ベッド見守りシステムOWLSIGHTRの特長
3. OWLSIGHTRの簡単な原理と概要
4. OWLSIGHTRの見守り判定の仕組み
5. OWLSIGHTRの様々な機能
6. 当社のロボット介護機器に対する今後の展望  
7. まとめ

第3節 音波センサによる行動検知 田中 博
1. はじめに
2. 音による位置の検出原理とシステム構成
3. 位置検出の主要技術
4. 実験による確認
5. まとめ

第4節 スマートフォンによる生活支援システムTLIFES 渡邊 晃
1. まえがき
2. TLIFES
3. TLIFESで明らかになった課題とその解決策
4. まとめ

第5節 輝度分布センサによる行動の可視化 島吉 翔太,梶原 祐輔,島川 博光
1. はじめに
2. 輝度分布センサ
3. IADLの識別
4. IADLの丁寧さ判定
5. おわりに


◇第3章 環境の見守り◇

第1節 照明による生活見守り「つながるライト」 鳥居 暁
1. はじめに
2. つながるライトの概要
3. つながるライトの高齢者見守りの実証実験
4. 今後の展開とまとめ

第2節 水道の使用状況による見守り 佐野 武
1. はじめに
2. 目 的
3. KIZUKIRの概要
4. ねらいと効果  
5. KIZUKIRで期待すること
6. KIZUKIRが出来る事
7. KIZUKIRの展望
8. おわりに

第3節 湿度・温度管理による見守り 山岡 勝,大西 聡明,増田 健司
1. はじめに
2. 提供サービス
3. IoT家電/センサによる状態把握手段
4. まとめ


◇第4章 次世代展望◇

第1節 見守り支援のためのボディエリアネットワーク 小林 匠
1. 見守り支援のためのボディエリアネットワーク
2. ボディエリアネットワーク
3. 近距離無線ネットワーク・BANとPANの位置づけ
4. 高齢者見守りサービスの現状とBANの活用
5. 無線BANを利用したバイタルセンサとその応用例
6. セキュリティ
7. バイタルセンサを用いた見守りサービスや研究開発事例
8. まとめ・将来展望

第2節 IoTを駆使した見守りテクノロジー「データ医療」 中田 康之,駒場 祐介,堀田 真路,笹本 勇輝,鷲澤 史歩,柳沼 義典,猪又 明大  
1. 概 要
2. 背 景
3. データ医療
4. 開発技術
5. 適用事例
6. まとめ

第3節 ライフログ 小木 哲朗
1. ライフログの利用
2. 健康ライフログプロジェクト
3. ライフログの今後

第4節 「お元気発信」を活用した孤立防止と生活支援型コミュニティづくり─社会技術としての重層的見守り 小川 晃子
1. 高齢者の能動的な安否情報発信「お元気発信」の開発
2. ICTを活用した生活支援型コミュニティづくり
3. 重層的見守り

 

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