第1節 高耐熱性有機ケイ素ポリマー
1.ポリカルボシラン誘導体
1.1 ポリカルボシランへのπ電子系の導入
1.2 ポリシリレンフェニレン
1.3 ジエチニルベンゼンから合成されるポリカルボシラン誘導体
1.4 アダマンタン含有ポリカルボシラン誘導体
2.炭素架橋ポリシルセスキオキサン
第2節 グリコールウリル、イソシアヌル酸誘導体の特徴と改質剤への応用事例
1.開発の背景
2.イソシアヌル酸、グリコールウリル誘導体の特徴
3.使用方法
4.イソシアヌル酸誘導体
5.TG-G(エポキシタイプ)
6.TS-G(チオールタイプ)
7.TM-2(メタクリルタイプ)
8.TA-G、DAG-G(アリルタイプ)
9.今後の展開
第3節 イノシトールの特徴と高耐熱性ポリマーの合成への利用
1.イノシトールの特徴
2.myo-イノシトールから剛直モノマーへの誘導
3.myo-イノシトール由来の剛直ジオールを用いたポリウレタンの合成
4.myo-イノシトール由来の剛直ジアミンを用いたポリアミドの合成
5.エン-チオール反応を用いたネットワークポリマーの合成
6.剛直棒状構造をもつポリスピロケタールの合成
7.剛直骨格をもつジメタクリラートのラジカル環化重合
第4節 錯体触媒によるポリオレフィンの精密合成と耐熱性向上
1.錯体触媒における活性化剤の役割
2.環状オレフィンとエチレンの共重合
2.1 ノルボルネンの単独重合
2.2 ノルボルネンとエチレンとの共重合
2.3 嵩高い環状オレフィンとエチレンとの共重合
3.ノルボルネンと1−アルケンの共重合
4.シクロオレフィン共重合体の官能基化
4.1 環状ジオレフィンをコモノマーとする側鎖オレフィンの導入
4.2 1,5-ヘキサジエンをコモノマーとする側鎖ビニル基の導入
4.3 13族アルケニル化合物をコモノマーに用いた官能基の導入
4.4 アルケニルアルコールをコモノマーに用いた水酸基の導入
4.4 ポリ(メタクリル酸メチル)連鎖の導入
5.ノルボルネンとスチレンの共重合
6.Ni錯体触媒によるシクロオレフィン共重合体の合成
第5節 高性能分子触媒の設計とオレフィン系ポリマーの耐熱、透明性向上
1.前周期遷移金属触媒を用いる配位重合による環状オレフィン系共重合体(COC)
1.1 エチレンと環状オレフィンとの共重合
1.2 α-オレフィンと環状オレフィンとの共重合
第6節 芳香族ポリケトンの合成、分子設計と耐熱材料開発への応用
1.芳香族ポリケトンとは
2.芳香族ポリケトンの製造方法
2.1 求核芳香族置換重合
2.2 親電子芳香族アシル置換重合
2.3 芳香族カップリング重合
3.溶剤可溶性芳香族ポリケトンの開発に向けて
3.1 2,2'-ジメトキシ-5,5'-ビフェニレン骨格を有する芳香族ポリケトンの開発
3.2 o-ターフェニレン骨格を有する芳香族ポリケトンの開発
3.3 1,1'-ビナフチレン構造を有する芳香族ポリケトンの開発
第7節 UV硬化性ハイパーブランチポリマーの合成とその耐熱性
1.エン・チオール反応によるUV硬化性樹脂
2.光異性化反応([2+2]環化反応)を利用したUV硬化性樹脂
3.末端にメタクリロイル基およびアクリロイル基を有するUV硬化性ハイパーブランチポリマー
4.ナノインプリント用ハイパーブランチポリマー
5.UV硬化による相互侵入網目状硬化化合物
6.ナノパーテイクル化合物を含有したUV硬化性樹脂
7.含フッ素UV硬化性ハイパーブランチポリマー
8.UV硬化性ハイパーブランチ型ポリシロキシシロキサン(ハイブリッド型)
第8節 アルキルボランを用いたラジカル重合系熱硬化性樹脂の耐熱性向上
1.リビングラジカル重合
1.1 LRPの種類
1.2 熱硬化性樹脂とLRP
2.アルキルボラン
2.1 ラジカル発生試剤としてのアルキルボラン
2.2 ラジカル重合開始剤としてのアルキルボラン
3.アルキルボランを用いた高耐熱化
4.修復機能付与
第9節 耐熱性高分子モノリスの作製とその特性
1.ポリ乳酸ステレオコンプレックスモノリス
2.ポリカーボネートモノリス
3.シンジオタクチックポリスチレン多孔質体
第10節 添加剤による耐熱性向上
1.充填材による耐熱性の向上
2.結晶性高分子の耐熱性向上
3.ガラス状高分子の耐熱性向上
4.塩の添加による高耐熱化
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