第1節 医薬品プロモーションにおける4Pおよびマーケティング・ミックスの基本的考え方
1.マーケティングの4Pとマーケティング・ミックス
1.1 マーケティングの4P
1.2 マーケティング・ミックス
1.3 プロモーション・ミックス
2.医薬品のプロモーション活動
2.1 製薬産業の広告宣伝費
2.2 広告の法規制
2.3 医薬品広告の誘発事例
3.製品名の認知と製品知識の蓄積
3.1 最初の購買に至る過程
3.2 製品の服用と2回目以降の購買に至る過程
4.テレビ広告が消費者のイメージ形成と購買行動に与える影響
5.医薬品プロモーションを行う際のポイント
6.1 最初の購買前:低い関心
6.2 購買(服用)時:高い関心
6.3 服用終了後:低い関心
第2節 次世代型営業・マーケティングへの挑戦
1.なぜ今営業マーケティングモデルの見直しが必要なのか
2.これまでの営業マーケティングモデル
3.今後求められる営業マーケティングモデルと成功のポイント
4.営業マーケティングの将来展望
第3節 事例から見るマルチチャネル成功のポイント
1.医療者の利用するサイトの多様化
2.KOL マネージメント(Mapping) における成功例
3.過去のMR活動をIT化する
4. 一般消費財的な発想の必要性
5.マルチチャネルにおけるMRの重要性
6. 医師をはじめとする医療者の多様化、患者およびその家族の情報収集への対応
7. マルチチャネルで具体的に成功するための鍵(まとめ)
第4節 グローバル市場の動向を踏まえた本邦でのマルチチャネル戦略の方向性
1.グローバル市場の動向
1.1 デジタルネイティブの増加
1.2 対面ディテールの限界
1.3 スペシャリティ領域へのパラダイムシフト
1.4 ライサイクルマネジメントとマルチチャネル
1.5 グローバル市場における多彩な情報伝達チャネル
2.本邦におけるマルチチャネルの現状と今後の方向性
2.1 マルチチャネルの現状
2.2 チャネルとしてのMR
2.3 キーとなる新しいチャネル
第5節 デジタル技術を活用したオム二チャネル型情報提供のポイント
1.オムニチャネル型情報提供の構築
1.1 製薬企業に求められる情報提供の在り方
1.2 情報提供のオムニチャネル化
2.オムニチャネル型情報提供の進め方
2.1 カスタマージャーニーの理解
2.2 カスタマージャーニーマップの作成
2.3 PDCAによる情報提供の調整
2.4 3つの観点からのデジタル技術の導入
3.オム二チャネル型情報提供の構築に向けたポイント
3.1 オムニチャネル専門部署の設立
3.2 チャネルの役割・KPIの設計
3.3 チャネル間で共有できる・されるべき情報の整理
4.オムニチャネル化により解決される課題
第6節 患者向けデジタルマーケティングの実施での留意点
1.インターネット時代によるメディアの変化
1.1 インターネット以前
1.2 インターネット以降
1.3 メディアの変化を理解する
2.患者さんの3つの行動プロセス
2.1 医療に関わるきっかけは?
2.2 医療情報の探し方は?
2.3 どのような行動をとるのか?
3.インターネット広告の変遷、広告の種類
3.1 1991年〜2017年までの広告費用の変化
3.2 インターネット広告費内訳
3.3 運用型広告とは
4.検索キーワードの検索順位とクリック率の相関図
4.1 キーワードの検索順位のクリック率の散布図
4.2 検索連動型広告のクリック率よりも高い
4.3 検索結果1位と10位だとクリック率が10倍ほど違う
4.4 検索エンジンのアルゴリズムは日々変化
5.10年普遍のロングテール理論をデジタルマーケティングに応用する
5.1 ロングテールとは
5.2 ロングテールとデジタルマーケティング
5.3 ロングテールの事例
6.デジタルマーケティング基本戦略マップ
6.1 ターゲットは顕在層か潜在層か
6.2 まとめ〜ターゲットによって広告手法を変えることが大事〜
7.デジタルマーケティングの効果測定マップ【決定版】
8.患者向けデジタルマーケティングのまとめ
第7節 医療現場が医薬品情報提供に望む、デジタル/非デジタルコミュニケーションのバランス
1.医療現場における情報
1.1 医薬品情報の特性
1.2 医薬品情報の分類とその情報源
2.MRとは
2.1 医療従事者とは
2.2 医療施設にとってMRは何か?
2.3 私が思う医療従事者MRとは
3.当院におけるMRによる医薬品情報活動
3.1 MRの訪問ルール
3.2 MRの訪問状況
3.3 専門領域のMRの影響
4.医薬品情報伝達におけるデジタルソリューションの活用
4.1 医薬品情報におけるデジタルソリューション
4.1.1デジタルな医薬品情報伝達
4.1.2非デジタルな医薬品情報伝達
5.当院における医薬品情報伝達に関する問題事例
5.1 事例1
5.2 事例2
5.3 事例3
5.4 医薬品情報伝達管理〜MR管理と学術部門の積極性?
6.デジタルと非デジタルの共存〜当院の事例を通じて考える
6.1 手段によるメリットとデメリット
6.1.1デジタルな手段
6.1.2非デジタルな手段
6.2 求められる医薬品情報の伝達方法
6.2.1迅速性が必要な情報(情報量少):非デジタル>デジタル?
6.2.2迅速性を必要としない情報:デジタルor非デジタル?
6.3 これらの事例から考えられること
7.非デジタルな情報伝達の限界
7.1 事例発生とその後
7.2 検証 ?情報のキャッチボール?
7.3 現代のMRは本当に活躍できるか?
8.医療におけるBigData
9.MR不要論
9.1 デジタルな時代に情報はMRからもらわなくても良いか?
9.2 MRからの情報の良さは?
9.3 製薬企業からの情報はバイアスがかかっているので良くないか?
9.2 文科系のMRに対しての差別
9.3 MR嫌いの病院・医療従事者の存在
10.医薬品情報伝達における望むべき将来
10.1 適正な情報と望まれるMR
10.2 デジタル/非デジタル
第8節 医薬品プロモ−ションを巡る当局規制の動向と今後の影響
1.医療用医薬品市場の変化と各製薬企業の対応
1.1 後発医薬品の課題
1.2 薬価抑制策の影響
1.3 各企業の対応
2.医療用医薬品情報提供資材審査の厳格化1)
2.1 審査手順と審査結果
2.2 審査会判定と措置
2.3 社外の第三者審査
2.4 審査対象資材
3.医療用医薬品の広告監視モニター制度によるプロモ−ション活動の監視2)3)
3.1 事業の概要
3.2 調査対象と違反の判断基準
3.3 報告書の結果
4.医療用医薬品の販売情報提供活動に関するガイドラインの策定4)
4.1 ガイドライン策定の背景
4.2 ガイドライン案の内容
4.3 今後の企業対応
5.今後のプロモーションに及ぼす影響とその対策
5.1 ビジネスモデルの転換
5.2 新たなプロモーションの考察
第9節 DTC(疾患啓発活動)活用の考え方
1.DTC(疾患啓発活動)とは
1.1 DTCの定義
1.2 DTCマーケティングのマイオピア
2.日本におけるDTCの歴史
2.1 DTC-TV広告の年度推移にみる傾向
2.2 最近の動向
3.DTCマーケティングとIMC(統合型マーケティングコミュニケーション)
3.1 IMCの枠組みとDTCマーケティングの有効性
3.2 プッシュ戦略とプル戦略
4.活用にあたり留意すべきポイント
4.1 DTC実施前に検討すべきこと
4.2 DTC実施が決まったらまずすること
4.3 DTC実施段階で留意すること
第10節 ジェネリック80%における調剤薬局への医薬品プロモーション
1.現状の整理
1.1 後発医薬品調剤体制加算の点数変化
1.2 すでに約1/3の薬局がジェネリック80%を達成
2.保険薬局の収益構造
2.1 後発医薬品調剤体制加算が薬局経営に与える影響
2.2 グループの店舗数規模によって収益構造が大きく変化
3.ジェネリック80%になったときの薬局経営
3.1 ジェネリック80%の環境下は量の追求から質の追求へ
3.2 薬局のニーズとジェネリック選定に関するアンケート結果
4.医薬品プロモーションへの影響と課題
第11節 地域医療構想を踏まえた今後の情報提供のあり方
1.地域医療構想
1.1 病床機能報告制度
1.2 地域医療連携推進法人制度
1.3 地域医療構想の現状
1.3.1 病床機能報告制度の状況
1.3.2 地域医療連携推進法人の状況
2.製薬企業における情報提供の現状と課題
2.1 医療提供体制の変化によるMR活動の変化
2.1.1 地域・エリア戦略を重視した営業組織の構築
2.1.2 多職種を繋ぐMR活動の重要性
2.1.3 MR活動と医療連携パス
3.地域医療構想を踏まえた製薬企業の今後の情報提供のあり方
3.1 製薬企業と自治体との連携
3.2 製薬企業のデジタル技術への取り組み
3.2.1 デジタル技術取り組みの具体例
3.2.2 デジタル技術活用によるエビデンス
3.2.3 多職種連携SNSと連動した製薬企業の取り組み
第12節 AIがもたらす、マーケティング・営業活動の変革
1.AIに期待できること・AIが実現していくこと(短期の視点)
2.Aiの活用に「人」が必要な理由
3.製薬業界でAIを活用した戦略・戦術構築がインパクトを持つ理由
4.AIに期待できること・AIが実現していくこと(中長期の視点)
5.今後、我々はどのような能力・アティテュードを持つべきか
(1)問題設定の一層の重視・強化
(2)仮説思考の強化
(3)ユーザー目線の強化
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