1節 認知症に関する機能性食品・健康食品の開発の現状と狙いどころ
1.認知症に関する機能性表示食品・健康食品(開発)の現状
1.1 機能性表示食品の届け出状況 (2019年2月現在)
1.2 認知症予防に関する市場 (2017年9月データ)
1.3 脳機能の改善に関する市場 (2017年9月データ)
1.4 DHA・EPA(オメガ3)に関する市場 (2017年9月データ)
1.5 イチョウ葉に関する市場 (2017年9月データ)
1.6 認知症予防に関する生活者の考察
2.認知症に関する機能性表示食品・健康食品(開発)の狙いどころ
2.1 機能性表示食品・健康食品市場
2.2 認知症に関する機能性表示食品・健康食品の狙いどころ考察
2節 「ブレインフード・ムードフード」の機能別分類および作用メカニズム
1.ブレインフードの定義と意義
2.脳のメカニズムをからみた食品・栄養素の生理機能別ブレインフード
3.様々なメカニズムを有する.ドコサヘキサエン酸(DHA)に関する、ブレインフード・ムードフードとして機能性
4.脳疲労・ストレスの構造
5.疲労度とストレス度の診断
6.疲労・ストレスのメカニズムと改善方法
7.疲労・ストレスの予防医学と機能性食品
8.ムードフードと社会問題
9.代表的な「ムードフード」としてのハーブ類とミルク由来ペプチドの抗ストレス作用及び睡眠改善
3節 システマティックレビューの進め方と抗認知症食品事例
1.機能性表示食品届出における科学的根拠とは
1.1 最終製品を用いた臨床試験による根拠
1.2 最終製品または機能性関与成分に関する研究レビュー(システマティックレビュー)
2.研究レビューの概略について
2.1 システマティックレビューとは
2.2 定量的SRと定性的SR
2.3 リサーチクエスチョン
2.3 SRの実施手順
3.研究レビューの準備
3.1 論文の検索環境
3.2 検索データベースの選択
3.3 レビュープロトコール
3.4 検索語の設定における留意点
4.一次検索
4.1 一次検索の方法
4.2 一次検索の具体例
5.二次検索
5.1 二次検索の方法
5.2 二次検索の具定例
6.論文の質の評価、論評のまとめ
6.1 まとめ作業の流れ
6.2 論文の情報、論評のまとめ作業
6.3 個々の論文のバイアスリスクの評価
6.4 非直接性の評価
6.5 各論文の結果のまとめ
6.6 採用論文全体のまとめ(エビデンス総体評価)
6.7 エビデンスの評価
7.SRのまとめ
7.1 概略
7.2 届出様式V-4の「表示しようとする機能性に関する説明資料(研究レビュー)」の作成
7.3 サマリーシートの記載内容
7.4 研究レビューの結果と表示しようとする機能性の関連性に関する評価シートの記載方法
8.認知機能に関連した表示内容について
9.研究レビューをまとめる際の著作権について
4節 認知機能を事例とした機能性表示のコツと許容範囲
1.現在の認知機能に関する届出の受理状況
2.認知機能で認められている機能性の表示内容
2.1 認知機能に関して受理された表現
2.2 受理されている機能性の分析
3.機能性の根拠において押さえるべきポイント
3.1 機能性エビデンスの構築方法について
3.2 最終製品を用いた臨床試験について
3.3 最終製品又は機能性関与成分に関する研究レビュー
4.どのような機能をうたえるのか?
4.1 表示しようとする機能性の許容範囲とは?
4.2 認知機能に関する機能性と評価指標
4.3 広告表現における注意点とは?
5節 抗認知症食品における特許戦略
1.食品用途発明の特許審査上の取り扱い
1.1 特許・実用新案審査基準
1.2 審査ハンドブック附属書A 新規性(特許法第29条第1項)に関する事例集
1.3 審査ハンドブック附属書A 進歩性(特許法第29条第2項)に関する事例集
1.4 食品用途発明の権利化・活用ポイント
2.認知機能関連用途発明の権利化事例集
2.1[権利化事例2]特許第6375296号(ライオン株式会社)
2.2[権利化事例22]特許第6170166号(協和発酵バイオ株式会社)
2.3[権利化事例29]特許第6104356号(サントリーホールディングス株式会社、国立大学法人東北大学)
2.4[権利化事例38]特許第6022738号(キリン株式会社)
2.5[権利化事例24]特許第6163084号(キリン株式会社)
2.6[権利化事例1]特許第6377857号(リサーチ ビジネス ファウンデーション ソンギュングァン ユニバーシティ)
2.7[権利化事例44]特許第5960705号(コーニンクレイケ ダウ エグバーツ ビー.ヴイ.)
2.8 [権利化事例41]特許第6005202号(アサヒグループホールディングス株式会社)
2.9[権利化事例19]特許第6210142号(大正製薬株式会社)
2.10[権利化事例14]特許第6262694号(森永乳業株式会社)
2.11[権利化事例18]特許第6236185号(丸善製薬株式会社)
2.12[権利化事例10]特許第6273088号(国立大学法人滋賀医科大学)
6節 柑橘類果皮を利用した抗認知症機能性食品の開発に向けた基盤技術の開発
1.柑橘類果皮成分nobiletin
1.1 Nobiletinの突起伸長作用の性質
2.Nobiletinの抗認知症作用
2.1 Altzheimer型認知症(AD)に対するnobiletinの作用
2.2 脳虚血誘発性記憶障害モデル動物に対するnobiletinの作用
2.3 加齢モデルマウスに対するnobiletinの作用
2.4 Perkinson病モデルマウスの記憶障害に対するnobiletinの作用
3.学習・記憶形成過程におけるnobiletinの効果
7節 抗酸化物質がもたらす認知症進行抑制・予防の効果
1.認知症と活性酸素の関係
1.1 フリーラジカル・活性酸素
1.2 タウタンパクと鉄
1.3 フリーラジカル・活性酸素 (ROS) による認知症の発症機構
2.抗酸化物質による進行抑制・予防
2.1 疫学調査による認知症発症の予防因子
2.2 AD発症を予防できると可能性のある抗酸化酵素・抗酸化物質
8節 機能性表示食品のマーケティングのポイント〜認知機能関連食品を事例に
1.日本における認知機能関連食品の市場
1.1 認知機能に関する日本の食品市場
1.2 健康関連食品の市場の実際
2.アメリカにおける認知機能食品に関する市場とヘルスクレーム
3.これからの日本における認知機能に関する市場見込みは?
3.1 日本における健康食品の使用状況
3.2 日本の異例な高齢化について
3.3 高齢化と認知機能の低下について
3.4 認知機能を維持するための解決策とは?
3.5 統計データからわかる認知機能食品の本当の市場規模
4.機能性に関するマーケティングのポイントとは?
4.1 認知機能関連食品のターゲットは?
5.商品開発におけるポイントとは?
5.1 商品戦略における重要なポイントは?
5.2 先発品戦略のポイント
5.3 カテゴリー価値戦略のポイント
5.4 品質価値戦略のポイント
5.5 経験価値戦略のポイント
6.広告表示におけるポイントとは?
6.1 広告表示における普遍的な法則とは?
6.2 注意を喚起するためのキャッチフレーズとは?
6.3 興味を引くためのアイデアとは?
6.4 購入したいと期待感を抱かせる方法とは?
6.5 アクション(購入)してもらうために、信頼性と安心感を高める
6.6 顧客ロイヤリティとホスピタリティに相関性はない?
6.7 コピーライティングにおける薬事法規の注意事項
9節 ビールの苦味成分を活かしたアルツハイマー病予防の研究とその効果
1.アルツハイマー病とミクログリア
2.薬用植物ホップと苦味成分イソα酸
3.イソα酸によるミクログリアの機能調節
4.イソα酸によるアルツハイマー病の病態抑制
10節 老化促進モデルマウス(SAM)を用いた認知症予防機能性食品因子の探索
1.老化促進モデルマウス(SAM)
1.1 SAMPの老化病態
1.2 SAMP8マウス
2.認知機能低下を予防する食品成分の探索
2.1 大豆ペプチドの脳由来神経栄養因子(BDNF)発現促進効果
2.2 ケール由来ポリフェノールの分子シャペロン誘導効果
2.3 ゴマ由来セサミノールのAβ産生抑制効果
2.4 酒粕由来乳酸菌のセロトニン産生促進効果
11節 セラミドを利用したアルツハイマー病予防法の研究開発
1.アルツハイマー病
2.セラミド
3.グルコシルセラミドの体内吸収動態
4.セラミドによるエクソソーム産生機構
5.神経細胞由来エクソソームによるAsクリアランス
6.植物由来セラミドによるエクソソーム産生増加とAs除去の促進
7.植物由来グルコシルセラミドのモデルマウス経口投与実験
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