第1節 高圧水素容器への水素充填技術と基準、法規制
1.水素充填に関する法規制
1.1 水素スタンドの関連法規
1.2 高圧ガス保安法の法体系
1.3 水素インフラ業界自主基準
1.4 水素ステーション関連法規の改正経緯
1.5 容器規格
2.水素充填基準
2.1 最近の燃料電池自動車
2.2 車両への水素充?基準
2.2.1 乗用車用の充?基準
2.2.2 バス用の充?基準
2.2.3 二輪車充?基準
2.2.4 産業車両用の充填基準
2.2.5 新しい充填基準
第2節 水素吸蔵合金タンクを用いた水素エネルギー技術と今後の展望
第3節 水素貯蔵材料とハイブリッド水素貯蔵システムの開発
1.水素貯蔵方法について
2.高圧圧縮水素を用いた貯蔵技術の限界
3.ハイブリッド水素貯蔵容器
4.水素貯蔵材料の性質とハイブリッド水素貯蔵容器の特性
第4節 水素貯蔵容器とその応用製品の開発技術
1.水素貯蔵方法の現状
2.水素吸蔵合金を用いた水素貯蔵方法
3.新たに開発された水素吸蔵合金
4.水素吸蔵合金を用いた水素貯蔵容器の開発事例
5.水素吸蔵合金を用いた水素貯蔵容器の適用事例
第5節 多給糸フィラメントワインダーを用いたCFRP高圧水素容器の生産性向上
1.はじめに
2.多給糸化技術
3.自動化技術
第6節 水素エネルギー材料のバリア性、水素耐性向上技術
1.水素バリア性評価
1.1 水素透過機構
1.2 水素透過試験
2.水素耐性向上技術
2.1 水素バリア機能膜
2.2 材料表面改質
第7節 水素バリア性の高い膜材料の開発と応用例
1.はじめに
2.多給糸化技術
3.自動化技術
第8節 水素タンク用樹脂ライナーの設計と水素耐性、低温特性の両立
1.高圧水素曝露下で引き起こされる高分子材料の課題と対策
1.1 ブリスタ破壊
1.2 コラプス破壊
1.3 低温〜高温域の力学特性の最適化
1.4 その他(環境応力破壊)
2.各種高分子材料について
3.水素耐性付与に関わる検討例
3.1 ポリビニルアルコール系樹脂と酸無水物変性テトラフロロエチレン
3.2 ポリアミド6−66とBVD4E16からなるポリマーアロイ
3.3 高圧水素急減圧に伴うポリエチレンのボイド形成:放射線架橋による抑制
第9節 水素吸蔵合金の現状と今後に向けた研究開発
1.水素吸蔵合金による水素貯蔵
1.1 水素吸蔵・放出反応の概要
1.2 水素吸蔵合金による水素貯蔵の用途と求められる性質
2.水素吸蔵合金の開発状況と方向性
2.1 希土類?Ni系合金(AB5系)
2.2 ラーベス相合金(AB2系)
2.3 積層型合金(AB3系,A2B7系など)
2.4 Ti?Fe系合金
2.5 BCC固溶体合金
2.6 Mg系材料
3.今後の展望とまとめ
第10節 トウプリプレグ製造方法と高圧水素タンクへの採用事例
1.トウプリレグについて
2.トウプリレグ製造方法
3.開繊トウプリレグ
4.高圧水素タンク外殻材へのトウプリレグ採用
5.容器 、パイプ および大型成形品への活用
第11節 FCV搭載用容器、水素ステーション蓄圧器用容器の開発状況
1.各種の高圧水素容器
1.1 各種の高圧水素容器の概要
1.2 FCV搭載用の 高圧ガス複合容器の構造・構成材料
1.2.1 アルミニュウム合金(A6061)ライナーの製造方法
1.2.2 ブラスティックライナ(PL)の製造方法
1.2.3 CFRP 層の製造方法
1.3 水素ステーション用の高圧ガス容器の構造・構成材料
1.4 CFRP高圧複合容器の製造方法
2.FCV搭載用容器
2.1 FCV搭載容器の基準
2.2.1 Type 3 容器とType 4容器の構成要素
2.2.2 CFRP層の設計
2.2.3 Type 3 ライナー用 アルミニュウム合金(A6061-T6)
2.2.4 Type 4 ライナー用 プラスチック(PL)
2.2 CFRP複合材料を用いた高圧水素容器の構成要素と設計上考慮すべき特性
2.3 CFRP高圧水素容器への要求事項の対応する評価試験の事例
2.3.1 炭素繊維FRPのストレスラプチャー試験
2.3.2 CFRP複合容器の性能評価
3.水素ステーション用蓄圧器
3.1 圧縮水素蓄圧器用複合容器に関する技術文書の策定
3.2 技術開発への取組
3.3 アルミ合金ライナーType 3複合容器の開発
3.3.3 type 2蓄圧器の低コスト化への取組
3.4 スチールライナー複合容器(Type 2容器)の開発
3.4.1 Type 2 容器の特長
3.4.2 鉄鋼材料の水素脆化挙動
第12節 水素ステーション用高圧水素充填ホースの特性と耐圧性向上
1.はじめに
2.要求性能とホースの基本仕様
2.1 当社ホースの歴史
2.2 ホース補強構造(ブレードとスパイラル)
2.3 主な要求性能
2.4 ホース基本仕様
3.ホースの設計検討
3.1 補強材質の選定
3.2 耐圧設計(ホース破裂圧力設計)
3.3 耐圧性と柔軟性のバランス設計
3.4 ホース加圧時挙動制御
3.4.1 静止角度と加圧時挙動
3.4.2 加圧時挙動目標設定
4.ホース性能確認結果
5.課題と今後の展開
5.1 安全性と経済性について
5.2 当社の社会貢献及び環境貢献への取組み
6.水素ガス透過性
第13節 ゴムシール部材のブリスタ破壊対策とシール性向上技術
1.密封装置
2.高圧水素用ガスケットの必要特性
3.高圧ガスによる破壊挙動
第14節 水素ステーション機器用耐水素ゴム材料の開発と応用事例
1.フィラーの研究
2.水素ステーション
3.高圧水素下でのシール条件の難しさ
4.耐水素用材料の耐久試験結果
第15節 CFRP製高圧水素貯蔵容器の補強技術とその評価
1.形状記憶合金ワイヤで補強する方法
1.1 補強方法
1.2 形状記憶合金ワイヤで補強したCFRP圧力容器
1.3 補強効果
2.円筒形グリッドで補強する方法
2.1 補強方法
2.2 供試体
2.3 補強効果
第16節 燃料電池高圧水素タンク用CFRP複合化技術
1.燃料電池の基本技術について
1.1 燃料電池発電の特徴
1.2 各種燃料電池の現状
1.3 水素ガス貯蔵運搬法
2.圧力容器(高圧水素タンク)に関する技術開発状況
2.1 圧力容器の概要
2.2 FRP複合圧力容器の構造と特徴
2.3 FRP複合容器の製法
2.4 FRP複合容器の使用可能材料
3.高圧水素タンク(CFRP複合容器)について
3.1 高圧水素タンクの材料認定
3.2 高圧水素ガスタンクの例示基準
3.3 軽量高圧水素ガス用CFRPタンクの例
4.高圧水素タンク(高圧容器)の今後の展開と課題
第17節 高圧ガス(水素)の透過性評価
1.水素透過の測定方法
1.1差圧法
2.測定装置
2.1 差圧法
2.1.1 装置の仕様
2.1.2 セルの断面図
2.1.3 フロー図
2.1.4 測定データー
第18節 AE 法による CFRPの損傷評価方法
1.Acoustic Emission法
2.CFRP 引張試験におけるAE計測
3.重心周波数変化が示す損傷の調査
4.重心周波数が低下するメカニズム
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