吸着 書籍
 
No.2099
フロー合成、連続生産のプロセス設計、条件設定と応用事例
触媒の劣化対策、長寿命化

新訂三版

最新吸着技術便覧

〜プロセス・材料・設計〜


発 刊 : 2020年12月  体 裁 : B5判 856頁   定 価:71,500円(税込)

発行:(株)エヌ・ティー・エス  販売:(株)技術情報協会  ISBN:978-4-86043-690-2 C3050

【アカデミック価格対象外書籍です】
アカデミック価格は技術情報協会が発行元、主催元である商品のみです。技術情報協会以外の発行元、主催元の商品はアカデミック価格の対象外となりますのでご了承ください。


業界地図大変動に対応

現書籍各項目をUpdate、新規項目(10項目)

吸着プロセス、各種各社吸着材、吸着装置の 設計・操作を網羅

幅広い応用範囲、化学プラント、食品、上下 水道、工場排水


 

■ 著者紹介

監修者  
竹内 雍 明治大学名誉教授
   
編集委員(五十音順)  
伊藤 博文 水ing株式会社 技監 法務・コンプライアンス統括
小川 宏 東ソー株式会社無機材料研究所 所長
川口 隆文 大阪ガスケミカル株式会社活性炭事業部事業推進部 部長
田門 肇 京都大学名誉教授
   
執筆者(執筆順)  
竹内 雍 明治大学名誉教授
田門 肇 京都大学名誉教授
石川 篤徳 月島環境エンジニアリング株式会社プロジェクト部配管設計グループ グループリーダー
株式会社ダイセル  
稲川 展裕 システムエンジサービス株式会社プロセス技術部 部長
川田 和之 東洋紡株式会社 参与/不織布事業統括部長
河野 大樹 東洋紡株式会社環境ソリューション装置事業部
岡田 武将 東洋紡株式会社AC開発研究所
仲野 篤司 株式会社クレハ環境環境ソリューション事業部環境営業部
足立 貴義 大陽日酸株式会社開発本部山梨研究所吸着技術部 主任研究員
清水 邦彦 株式会社神鋼エンジニアリング&メンテナンス 常務取締役
松本 浩典 株式会社神鋼エンジニアリング&メンテナンスプラント事業部プロジェクト部 課長
紫垣 伸行 JFEスチール株式会社スチール研究所環境プロセス研究部 主任研究員(課長)
茂木 康弘 JFEスチール株式会社スチール研究所環境プロセス研究部 主任研究員(副部長)
原岡 たかし JFEスチール株式会社スチール研究所環境プロセス研究部 主任研究員(副課長)
塙 雅一 (元)三菱ケミカルエンジニアリング株式会社
飛弾野 龍也 大陽日酸株式会社開発本部山梨研究所吸着技術部 部長
宮本 真二 出光興産株式会社生産技術センター 上席主任技師/基盤技術室長
安武 昭典 MHIソリューションテクノロジーズ株式会社長崎支社第一技術部  スペシャリスト・エキスパート技師長
岡 伸樹 三菱重工業株式会社総合研究所化学研究部化学第二研究室 主席研究員
菱池 通隆 住友精化株式会社ガス事業部開発部 担当部長
高田 吉則 住友精化株式会社生産技術研究所 グループリーダ
田添 実 吸着技術工業株式会社技術グループ 主任
西出 竜太 吸着技術工業株式会社技術グループ
福永 哲也 大阪ガスケミカル株式会社活性炭事業部研究開発部 主任研究員
高橋 範行 水澤化学工業株式会社研究開発部
野口 真 株式会社重松製作所研究部 部長
軽部 勝彦 ジェイパワー・エンテック株式会社エンジニアリング部技術開発グループ  グループリーダー
鈴木 亮 ジェイパワー・エンテック株式会社エンジニアリング部基本設計グループ  グループリーダー
深沢 正永 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社第2研究部門 シニアプロセスマネジャー
岩元 勇人 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社第2研究部門 部門長
宮田 圭 株式会社イー・シー・イー開発営業部 部長
吉村 幸大 (元)株式会社荏原製作所
伊藤 博文 水ing株式会社 技監 法務・コンプライアンス統括
榊原 吉延 (元)株式会社キャタラー
小川 光輝 富士シリシア化学株式会社クロマトゲルグループ
福島 正人 AGC株式会社化学品カンパニー応用商品開発部 プロフェッショナル
鈴木 典雪 丸谷化工機株式会社装置営業部 部長
柳 寿一 大阪ガスケミカル株式会社活性炭事業部 品質保証部長
八尾 英也 オルガノ株式会社機能材料部 課長
塩野 貴史 キリンホールディングス株式会社R&D本部飲料未来研究所 主任研究員
杉本 利和 ニッカウヰスキー株式会社技術開発センター技術創出部 部長
各務 成存 出光興産株式会社生産技術センター 主任部員
村山 美乃 九州大学大学院理学研究院 准教授
徳永 信 九州大学大学院理学研究院 教授
磯谷 敦子 独立行政法人酒類総合研究所醸造技術研究部門 副部門長
佐藤 康平 オルガノ株式会社技術開発本部開発センター機能材グループ 部長
槙田 則夫 (元)水ing株式会社薬品事業統括 副統括
小林 厚史 水ing株式会社開発統括開発管理・推進部 参事
横田 治雄 オルガノ株式会社技術開発本部開発センター機能材グループ 次長
山内 久美子 (元)株式会社荏原製作所
須原 敏樹 阪神水道企業団技術部浄水管理事務所 浄水処理担当課長
隅倉 光博 清水建設株式会社技術研究所環境基盤技術センター グループ長
毛利 光男 清水建設株式会社エンジニアリング事業本部土壌環境事業部 上席エンジニア
森 裕樹 九州大学大学院農学研究院環境農学部門 助教
(故)中野 重和 (元)大阪市立工業研究所
葛 甬生 水ing株式会社研究開発センター 参事
矢野 聡 (元)株式会社荏原製作所
伊藤 三郎 (元)株式会社荏原製作所
隅 晃彦 株式会社神鋼環境ソリューション技術開発センター水・汚泥技術開発部 次長
伊藤 治 中部キレスト株式会社研究部 部長
馬場 由成 宮崎大学工学部 特任教授
佐藤 容司 帝人ファーマ株式会社在宅医療企画技術部門在宅医療事業創造部
小久保 謙一 北里大学医療衛生学部 准教授
酒井 清孝 早稲田大学名誉教授
山本 信二 (元)株式会社荏原製作所
戸塚 香織 日揮ユニバーサル株式会社研究所開発センター環境触媒研究グループ
梨子田 敏也 日揮ユニバーサル株式会社研究所開発センター環境触媒研究グループ グループリーダー
楢木 祐介 東ソー株式会社無機材料研究所ゼオライト第1グループ グループリーダー
鈴木 義丈 明治大学理工学部
柴野 慎也 フタムラ化学株式会社粉末グループ製品チーム 製品チームリーダー
山田 浩史 フタムラ化学株式会社開発品管グループ 開発品管グループリーダー
石原 和宏 フタムラ化学株式会社岐阜工場粒状グループ技術チーム チームリーダー
清水 和彦 株式会社クレハいわき事業所炭素製品製造部技術課 主任技師
日高 秀敏 水ing株式会社薬品技術センター薬品技術課 グループ長(主任)
佐藤 克昭 水ing株式会社薬品技術センター薬品技術課 課長(参事)
稲田 直 株式会社ツルミコール技術・開発グループ グループリーダー
塚ア 孝規 関西熱化学株式会社研究開発センター機能材グループ グループリーダー
天能 浩次郎 関西熱化学株式会社研究開発センター 所長
片山 竜男 株式会社アドール本社工場 本社工場長
中野 智康 株式会社アドール本社工場技術課 次長
荒井 喜代志 神鋼アクテック株式会社技術開発部
堀 沙也佳 フタムラ化学株式会社岐阜工場機能グループ技術チーム
藤元 勇樹 大阪ガスケミカル株式会社活性炭事業部加工品開発チーム チームマネジャー
國本 泰徳 大阪ガスケミカル株式会社活性炭事業部生産管理部 部長
渡辺 智弘 水澤化学工業株式会社研究開発部第三グループ グループマネージャー
村上 達朗 水澤化学工業株式会社研究開発部第一グループ グループマネージャー
丹呉 威 水澤化学工業株式会社研究開発部第三グループ 主任
松倉 実 ユニオン昭和株式会社 取締役技監
大満 康弘 ユニオン昭和株式会社営業部営業第1グループ マネージャー(課長)
吉田 智 東ソー株式会社無機材料研究所ゼオライト第2グループ グループリーダー
足立 正 三菱ケミカル株式会社福岡研究所有機機能材料研究室 主任研究員
中馬 高明 栗田工業株式会社開発本部開発第二グループ第二チーム 研究主幹
徳永 和彦 三菱ケミカル株式会社環境・生活ソリューション部門イオン交換樹脂事業部マネジャー
中村 秀美 奈良工業高等専門学校物質化学工学科 教授
千代 健文 大阪ガスケミカル株式会社活性炭事業部研究開発部
川本 徹 国立研究開発法人産業技術総合研究所ナノ材料研究部門 研究グループ長
谷口 昌 共同印刷株式会社生活・産業資材事業本部L&I事業部 守谷第二工場長
田畑 誠一郎 ソニー株式会社知的財産センター知的財産インキュベーション部
星川 豊久 住友化学株式会社エネルギー・機能材料研究所 主任研究員
広瀬 勉 熊本大学名誉教授
岡田 一夫 オルガノ株式会社開発センター
金子 淳 栗田工業株式会社国内営業本部事業管理部門新事業推進部 主任技師
木村 正廣 (元)株式会社荏原製作所
望月 和博 合同会社リトカ研究者工房 社長/代表社員

■ 目  次

第1編 吸着を利用した各種のプロセス

第2編 吸着材

第3編 吸着プロセスの解析と設計


◇第1編 吸着を利用した各種のプロセス◇

序論 吸着プロセス発展の歴史 《竹内 雍/田門 肇》
  1.はじめに
  2.気体の分離・精製
   2.1 圧力スイング吸着による気体の分離・精製―特に空気の脱湿と酸素・窒素の濃縮分離―
   2.2 そのほかのガスの精製・濃縮と微量成分の分離・除去
  3.溶剤の回収と除去
  4.非水溶媒・非水溶液の処理と擬似移動層の出現
  5.水処理―特に飲料水について
  6.環境保全,特に大気の浄化・汚染防止
  7.吸着技術を巡る学会活動―国内および国際的な動向
  8.おわりに

第1章 溶剤の回収と除去  

第1節 概 説 《石川 篤徳》
  1.はじめに
  2.有害物排出規制の現状
  3.有機性排ガスの回収と処理システム
  4.溶剤回収用吸着剤
  5.実用的吸着装置
   5.1 固定層装置
   5.2 流動層吸着装置
   5.3 圧力スイング式吸着装置(PSA)
   5.4 その他   6.溶剤回収の実際
  7.溶剤回収における諸問題
   7.1 活性炭のライフ
   7.2 省エネルギー
   7.3 回収溶剤の脱水精製
   7.4 回収溶剤の品質
   7.5 吸着槽の安全対策
   7.6 吸着槽の耐蝕設計
  8.おわりに  

第2節 アセトンの回収 《株式会社ダイセル》
  1.アセテート繊維製造工程の概要
  2.アセトン回収設備の概要
   2.1 使用される活性炭
   2.2 吸着回収操作
  3.アセトン回収における吸着操作条件
   3.1 吸着条件の基本的な数式
   3.2 アセトン回収の操作条件
  4.アセトン回収での省エネルギー
  5.おわりに  

第3節 塩化メチレンの回収・除去 《石川 篤徳》
  1.はじめに
  2.塩化メチレン回収上の問題
   2.1 塩化メチレンを含むガス(原ガス)の湿度と活性炭吸着性能
   2.2 活性炭吸着回収における塩化メチレンの分解
   2.3 塩化メチレンの腐食性と装置材質
  3.吸着装置型式と特徴
   3.1 固定床粒状活性炭装置
   3.2 固定床繊維状活性炭装置
   3.3 固定床PSA装置
   3.4 流動層吸着装置
  4.塩化メチレン回収の実際
   4.1 樹脂加工乾燥排気からの回収
   4.2 塩化メチレンを含む排水の処理
  5.おわりに  

第4節 シリカゲルを用いたVPSA方式溶剤回収装置 《稲川 展裕》
  1.はじめに
  2.SES−VRUの概要
   2.1 構成機器
   2.2 運転概要
   2.3 適用範囲
  3.シリカゲルの優位性
   3.1 安全性
   3.2 長寿命
   3.3 溶剤吸着特性
  4.おわりに  

第5節 シクロヘキサノンの回収 《石川 篤徳》
  1.はじめに
  2.シクロヘキサノンを含む溶剤回収の問題点
  3.低温脱着法とその効果
   3.1 基礎実験結果
   3.2 低温脱着と脱着水蒸気量
   3.3 低温脱着法と従来法の比較試験
  4.低温脱着溶剤回収の実際
  5.おわりに  

第6節 活性炭素繊維を用いたVOC処理装置 《川田 和之/河野 大樹/岡田 武将》
  1.はじめに
  2.VOC回収装置
   2.1 開発の経緯
   2.2 装置の基本処理フローと構造
   2.3 装置の特徴
   2.4 装置の適応
  3.VOC濃縮装置
   3.1 開発の経緯
   3.2 装置の構造と特徴並びにシステムフロー
   3.3 装置の適応
  4.VOC含有排水処理装置
   4.1 開発の経緯
   4.2 装置の基本構造と処理フロー
   4.3 装置の特長
   4.4 装置の適応事例
  5.おわりに  

第7節 流動層吸着式VOC回収・脱臭装置 《仲野 篤司》
  1.はじめに
  2.GASTAKRの構成と特徴
   2.1 構 成
   2.2 特 徴
  3.GASTAKRの種類
  4.GASTAKRの用途
  5.安全性
  6.おわりに

第2章 ガスの分離と精製  

第1節 概 説 《竹内 雍》
  1.はじめに
  2.ガス分離のための吸着技術の基礎的事項
  3.おわりに  

第2節 水素の精製 《足立 貴義》
  1.はじめに
  2.水素の用途と純度について
   2.1 石油・化学産業用途
   2.2 半導体産業用途
   2.3 燃料電池用途
  3.精製方法
   3.1 圧力スイング吸着法(PSA法)
   3.2 温度スイング吸着法(TSA法)
  4.実用例
   4.1 炭化水素改質水素用精製装置
   4.2 水電解水素用精製装置
   4.3 半導体向け水素精製装置
  5.将来のニーズ
   5.1 有機ハイドライド向け水素精製装置
   5.2 アンモニア分解水素向け水素精製装置
  6.まとめ  

第3節 一酸化炭素の分離 《清水 邦彦/松本 浩典》
  1.はじめに
  2.化学吸着剤を用いたCO分離回収プラント
   2.1 CO分離回収技術の概要
   2.2 CO吸着剤の特長
   2.3 CO化学吸着剤の性能
  3.化学吸着剤を用いたCO−PSAのプロセスフロー
   3.1 転炉ガスからのCO分離回収のプロセスフロー
   3.2 メタノール分解ガスからのCO分離回収のプロセスフロー
  4.CO−PSA商業プラントの実績例
   4.1 転炉ガスからのCO分離回収
   4.2 メタノール分解ガスからのCO分離回収
  5.CO化学吸着剤の活用
   5.1 エチレン,プロピレンの分離
   5.2 燃料電池用H2中の微量CO分離
  6.おわりに  

第4節 PSA法による高炉ガスからの炭酸ガス分離技術の開発 《紫垣 伸行/茂木 康弘/原岡 たかし》
  1.はじめに
  2.高炉ガスからのCO2吸着分離技術
   2.1 ラボCO2−PSA実験
   2.2 高炉ガスCO2−PSAベンチスケール実証試験
  3.スケールアップ検討
  4.おわりに  

第5節 合成天然ガスの精製 《塙 雅一》
  1.はじめに
  2.SNGプロセスについて
  3.SNG向けのPSA脱炭酸プロセス
   3.1 これまでのPSAの問題点と本プロセスの特徴
   3.2 吸着剤の特性
   3.3 可燃性ガスの回収システム
   3.4 装置の構成
   3.5 吸着塔の操作
   3.6 PSAの制御システム
  4.SNG用脱炭酸PSAの実施例  

第6節 酸化エチレンプロセスのオフガスからのエチレン回収 《塙 雅一》
  1.はじめに
  2.エチレンの選択的吸着
  3.プロセスフローと運転方法
  4.エチレン回収プロセスの実用化  

第7節 空気分離に関わる吸着技術 《飛弾野 龍也》
  1.はじめに
  2.PSA式酸素製造装置(酸素PSA)
   2.1 分離の原理
   2.2 分離プロセス
   2.3 吸着剤の改良
   2.4 製品酸素純度
   2.5 高温PSA
  3.PSA式窒素製造装置(窒素PSA)
   3.1 分離の原理
   3.2 分離プロセス
   3.3 製品窒素純度
   3.4 吸着剤の改良
  4.深冷式空気分離装置の前処理吸着器
   4.1 前処理吸着器の役割
   4.2 プロセス
   4.3 高純度窒素製造のための精製技術  

第8節 プロセスガスの精製
  1.プロピレンの精製 《宮本 真二》
   1.1 はじめに
   1.2 微量不純物の分析
   1.3 水以外の不純物除去プロセス
   1.4 脱水プロセス
   1.5 おわりに
  2.炭酸ガスの精製と回収 《安武 昭典/岡 伸樹》
   2.1 概 要
   2.2 炭酸ガスの回収技術
   2.3 炭酸ガス回収事例
   2.4 おわりに
  3.嫌気性消化ガスの分離・利用 《菱池 通隆/高田 吉則》
   3.1 はじめに
   3.2 嫌気性消化ガス
   3.3 メタン回収濃縮プロセス
   3.4 メタンの用途
   3.5 おわりに  

第9節 その他
  1.バイオガスの精製とメタン貯蔵・輸送 《田添 実/西出 竜太》
   1.1 はじめに

   1.2 1塔式PSAメタン精製装置
   1.3 メタン貯蔵・輸送
   1.4 輸送方法
   1.5 おわりに
  2.難燃性溶剤の回収(PSA法による塩化メチレン回収) 《安武 昭典》
   2.1 はじめに
   2.2 小型カラム試験装置による吸着剤の選定
   2.3 吸着塔二塔式ベンチスケール試験
   2.4 回転式吸着塔ベンチスケール試験
   2.5 プロセスの評価
  3.環境調節装置−農作物貯蔵,飽和潜水および有人宇宙活動用− 《安武 昭典/岡 伸樹》
   3.1 はじめに
   3.2 CAS技術(環境調節貯蔵(Controlled Atmosphere Storage;CAS)CA貯蔵技術)
   3.3 飽和潜水
   3.4 有人宇宙活動
  4.PSAによるクリプトンとキセノンの分離 《安武 昭典/岡 伸樹》
   4.1 はじめに
   4.2 空気中のクリプトン回収・濃縮技術
   4.3 キセノン−クリプトン系からのキセノン回収
   4.4 おわりに

第3章 空気の浄化と排ガスの処理  

第1節 概 説 《竹内 雍》
  1.はじめに
  2.空気の浄化および排ガスの処理対象と処理法
  3.処理法の概要と設計上,必要な事項
  4.おわりに  

第2節 添着活性炭による脱臭 《福永 哲也》
  1.はじめに   2.添着活性炭の概要
   2.1 添着活性炭とは
   2.2 添着活性炭の特徴
  3.脱臭用添着活性炭
   3.1 イオウ系酸性ガス用
   3.2 含窒素塩基性ガス用
   3.3 イオウ系中性ガス用
   3.4 低級アルデヒド用
   3.5 複合ガス用
  4.添着活性炭の適用
   4.1 接触順序
   4.2 脱臭塔の設計
   4.3 脱臭塔の材質
   4.4 充填量の見直し
   4.5 その他
  5.おわりに  

第3節 粘土鉱物系吸着剤による脱臭 《高橋 範行》
  1.はじめに
  2.脱臭の原理
  3.粘土鉱物の構造
  4.吸着剤として用いられる無機材料の特徴
  5.アンモニアの脱臭
  6.硫化水素の脱臭
  7.硫化メチル,二硫化メチルの脱臭
  8.おわりに  

第4節 防毒マスクへの応用 《野口 真》
  1.はじめに
  2.防毒マスクとは
   2.1 防毒マスクの構造
   2.2 吸収缶の性能
   2.3 吸収缶の種類
   2.4 海外の状況
  3.吸収剤
   3.1 概 要
   3.2 活性炭
   3.3 添着活性炭
   3.4 触媒反応
  4.防毒マスクの性能測定
   4.1 破過時間の測定
  5.今後の課題
  6.おわりに  

第5節 排ガスの処理
  1.排煙の脱硫と脱硝 《軽部 勝彦/鈴木 亮》
   1.1 はじめに
   1.2 脱硫脱硝技術
   1.3 活性コークスを用いた乾式脱硫脱硝技術
   1.4 おわりに
  2.エレクトロニクス産業における排ガス処理 《深沢 正永/岩元 勇人》
   2.1 はじめに
   2.2 排ガス処理の現状
   2.3 各種排ガス処理装置の特徴
   2.4 排ガス処理以外のPFCsガスなどの排出削減活動
   2.5 おわりに  

第6節 ケミカルフィルタによるガス状汚染物質の制御 《宮田 圭》
  1.はじめに
  2.放射線グラフト重合法によるイオン交換フィルタ
  3.有機ガスフィルタ   4.吸着除去機構
   4.1 アルカリ性ガス,酸性ガスの除去
   4.2 有機物の除去
   4.3 加水分解反応による酢酸の発生と制御
  5.ケミカルフィルタの基本性能
   5.1 フィルタ構造
   5.2 フィルタろ材の組み合わせの例
   5.3 ケミカルフィルタの除去性能の一例
   5.4 適用実績例
  6.おわりに  

第7節 排水処理施設における脱臭処理 《吉村 幸大》<伊藤 博文 修正追記》
  1.はじめに
  2.脱臭用活性炭
  3.活性炭吸着塔の構造
   3.1 ガス流れ方向
   3.2 活性炭の充填方式
   3.3 薬品添着活性炭の充填順序
   3.4 材 質
   3.5 吸着剤交換周期
   3.6 ガスの前処理
  4.具体的実施例
  5.おわりに  

第8節 廃オゾンの処理 《榊原 吉延》<伊藤 博文 修正追記》
  1.はじめに
  2.活性炭法による廃オゾン分解
  3.触媒法による廃オゾン分解
   3.1 分解特性
   3.2 触媒劣化と対策
   3.3 活性炭との併用方式
  4.触媒法による廃オゾン分解装置代表例
  5.おわりに

第4章 気体の脱湿  

第1節 概 説 《小川 光輝》
  1.はじめに
  2.各種吸着剤の特性
   2.1 シリカゲル
   2.2 活性アルミナ
   2.3 ゼオライト
  3.気体中の含水量
  4.吸着操作
   4.1 静的吸着
   4.2 動的吸着
  5.吸着剤の寿命  

第2節 複層ガラスに充填されている気体の脱湿 《福島 正人》
  1.はじめに
  2.複層ガラスの効果(普及)
  3.複層ガラスの使用目的
   3.1 断熱効果による冷暖房費の削減
   3.2 ガラス面の結露防止による景観の維持
  4.複層ガラスの用途
  5.複層ガラスの構造
  6.複層ガラスの乾燥剤
   6.1 乾燥剤の使用目的
   6.2 乾燥剤の要求特性
   6.3 合成ゼオライトの特性
  7.おわりに  

第3節 空気の脱湿(固定床式) 《鈴木 典雪》
  1.はじめに
  2.空気の脱湿とエントロピー
  3.脱湿の必要性
  4.圧縮空気脱湿装置の仕組み
   4.1 TSA式脱湿装置
   4.2 PSA式脱湿装置
  5.おわりに

第5章 非水溶媒,非水溶液の脱水  

第1節 概 説 《竹内 雍》
  1.はじめに
  2.吸着材と吸着平衡について
  3.吸着装置と操作法
  4.おわりに  

第2節 LPGの脱水 《鈴木 典雪》
  1.はじめに
  2.脱水装置の概要
  3.LPGの飽和水分溶解度
  4.脱水装置の仕組み
  5.おわりに

第6章 溶液の精製―特に食品工業・医薬品工業への応用  

第1節 概 説 《柳 寿一》
  1.はじめに
  2.活性炭による精製の効果
  3.吸着を支配する要因
  4.選択吸着性(吸着されやすさ)
  5.液相吸着プロセス
  6.液相精製における活性炭の用途  

第2節 精製糖への応用 《八尾 英也》
  1.はじめに
  2.精製糖工場のプロセス
  3.脱色精製工程
   3.1 ブラウンリカーの脱色
   3.2 クリアリカーの脱色  

第3節 飲料からのカフェイン除去 《塩野 貴史》
  1.飲料とカフェイン
  2.飲料における選択的なカフェイン吸着
  3.モンモリロナイトによる飲料からのカフェイン除去の汎用性
  4.吸着剤が飲料の外観品質に及ぼす影響  

第4節 銀担持ゼオライトによるウイスキー硫黄化合物の選択的除去 《杉本 利和/各務 成存》
  1.はじめに
  2.硫黄化合物の選択的な吸着技術の探索   3.銀担持ゼオライトとは
  4.銀担持ゼオライトによるモルトウイスキー中の硫黄化合物の吸着除去
  5.銀担持量と吸着挙動の関係
  6.銀担持ゼオライトのウイスキー硫黄化合物に対する吸着寿命
  7.銀担持ゼオライトを吸着剤として用いるろ過プロセスの安全性
  8.おわりに  

第5節 担持金ナノ粒子吸着剤による酒類からの硫黄臭除去 《村山 美乃/徳永 信/磯谷 敦子》
  1.はじめに
  2.実験方法
   2.1 試料の調製
   2.2 吸着液実験
   2.3 官能評価
  3.結果と考察
   3.1 吸着メカニズム
   3.2 日本酒の機器分析
   3.3 日本酒の官能評価
  4.まとめ

第7章 クロマト分離
  1.概 説 《佐藤 康平》
   1.1 はじめに
   1.2 分取用クロマト分離システム
  2.各種のクロマト分離システム
   2.1 固定層方式クロマト分離システム
   2.2 擬似移動層方式クロマト分離システム
  3.おわりに

第8章 浄水処理  

第1節 概 説 《槙田 則夫》<小林 厚史 修正追記》
  1.はじめに
  2.各処理プロセスの位置付け
  3.主な水処理の単位操作
   3.1 凝集処理
   3.2 生物処理
   3.3 活性炭処理
   3.4 膜処理
  4.高度浄水処理
   4.1 大阪府水道部/村野浄水場
   4.2 東京都水道局/金町浄水場
   4.3 東京都水道局/朝霞浄水場
   4.4 阪神水道企業団/猪名川浄水場
  5.おわりに  

第2節 一般浄水の処理システム
  1.イオン交換法による硝酸除去 《横田 治雄》
   1.1 はじめに
   1.2 水質基準と健康影響
   1.3 硝酸性窒素除去技術
   1.4 イオン交換樹脂による硝酸性窒素除去
   1.5 硝酸性窒素の除去例
   1.6 小型イオン交換式硝酸除去装置
   1.7 今後の展望
  2.除鉄・除マンガン処理 《槙田 則夫》<伊藤 博文 修正追記》
   2.1 はじめに
   2.2 鉄,マンガンの発色
   2.3 除鉄・除マンガン処理の種類
  3.トリハロメタンの低減処理 《山内 久美子/槙田 則夫》<伊藤 博文 修正追記》
   3.1 トリハロメタンとは
   3.2 トリハロメタンの規制
   3.3 浄水中のトリハロメタンの低減
   3.4 生成したトリハロメタンの除去
   3.5 トリハロメタン前駆物質の除去
   3.6 活性炭吸着塔設備の実施例
   3.7 おわりに  

第3節 浄水場における実施例
  1.阪神水道企業団猪名川浄水場 《須原 敏樹》
   1.1 活性炭流動層の適用
   1.2 猪名川浄水場の概要
   1.3 活性炭流動層の施設概要
   1.4 活性炭流動層の運転管理
   1.5 活性炭流動層の水処理性
   1.6 浄水場における活性炭の活用検討
  2.自然由来セレン排水の処理 《隅倉 光博/毛利 光男/森 裕樹》
   2.1 はじめに
   2.2 セレン吸着剤の性能試験
   2.3 パイロットプラントによる排水処理試験
   2.4 おわりに

第9章 高度汚染排水の処理  

第1節 概 説 《竹内 雍》
  1.はじめに
  2.高度汚染水の処理プロセス
  3.おわりに  

第2節 下水処理への応用 《(故)中野 重和》<葛 甬生 修正追記》
  1.はじめに
  2.下水処理への吸着技術の応用
   2.1 下水高度処理・再利用の実情
   2.2 活性炭による高度処理・再利用
  3.下水処理における吸着現象の応用
   3.1 下水中の有機物の吸着特性の表し方
   3.2 バイオソープション法
   3.3 粉末活性炭共存活性汚泥法
   3.4 ゼオライトによるアンモニア態窒素除去
   3.5 土壌,粘土系吸着剤によるリン除去
  4.活性炭などを利用した下水高度処理の事例紹介
   4.1 生物ろ過方式による高度処理
   4.2 消化汚泥からのMAP回収
  5.おわりに  

第3節 し尿処理への応用 《矢野 聡》<葛 甬生 修正追記》
  1.はじめに
  2.代表的な活性炭吸着装置
   2.1 固定床吸着装置
   2.2 逆移動床吸着装置
   2.3 改良型多段式活性炭吸着装置
  3.愛北クリーンセンターにおける実施例
   3.1 施設概要
   3.2 運転結果
  4.汚泥再生処理センターの資源化事例
   4.1 処理フロー
   4.2 処理結果
  5.おわりに  

第4節 埋立地浸出水処理への応用 《伊藤 三郎》<葛 甬生 修正追記》
  1.浸出水の特性
   1.1 水 量
   1.2 水 質
  2.浸出水処理の基本的な考え方
  3.各処理プロセスの主要技術
   3.1 前処理・調整
   3.2 生物処理
   3.3 物理化学処理
  4.塩類除去技術
   4.1 脱塩処理
   4.2 脱塩濃縮液の有効利用
  5.ダイオキシン類除去  

第5節 特殊用途への応用
  1.研究所排水の処理 《隅 晃彦》
   1.1 はじめに
   1.2 研究所排水の種類
   1.3 研究所の環境からみた処理・処分の考え方
   1.4 研究所排水の処理と吸着技術の適用
   1.5 おわりに
  2.キレート繊維を用いたホウ素含有排水の処理ならびに工程排水からのレアアース回収 《伊藤 治》
   2.1 はじめに
   2.2 キレート繊維とは
   2.3 半金属吸着型セルロース系キレート繊維のホウ素除去性能
   2.4 トンネル掘削工事現場で湧出する地下水中のホウ素除去
   2.5 重金属吸着型セルロース系キレート繊維を用いた工程排水からのレアアースの回収
   2.6 半金属吸着型セルロース系キレート繊維を用いた廃液からのゲルマニウムの回収
   2.7 おわりに
  3.都市鉱山からの貴金属・レアメタル回収を目指したバイオマス吸着材 《馬場 由成》
   3.1 はじめに
   3.2 キトサン誘導体の合成
   3.3 キトサン誘導体に対する貴金属および有害金属の吸着選択性
   3.4 おわりに

第10章 アメニティ・家庭生活のための応用  

第1節 概 説 《竹内 雍》
  1.はじめに
  2.健康保持,あるいは医療のための吸着材の利用
  3.家庭における室内環境の環境改善―脱臭と脱湿―
  4.職場の安全確保あるいは環境改善
  5.酸素濃縮技術の医療への応用
  6.土壌,その他野外環境改善のための吸着技術
  7.おわりに  

第2節 医療分野における応用
  1.酸素濃縮器への応用 《佐藤 容司》
   1.1 はじめに
   1.2 在宅酸素療法
   1.3 医療用酸素濃縮器
   1.4 吸着型酸素濃縮器の原理
   1.5 在宅医療機器としての要件
   1.6 その他の在宅酸素療法関連機器の動向
   1.7 おわりに
  2.血液浄化への応用 《小久保 謙一/酒井 清孝》
   2.1 はじめに
   2.2 人工腎臓への応用
   2.3 人工肝臓への応用
   2.4 免疫物質などの除去への応用
   2.5 おわりに  

第3節 おいしい水創り 《山本 信二》<伊藤 博文 修正追記》
  1.水の味とにおい
  2.塩素臭(カルキ臭)の除去
  3.かび臭の除去
  4.トリハロメタンの除去
  5.トリクロロエチレンなどの有機塩素系化合物の除去  

第4節 住空間への触媒の活用 《戸塚 香織/梨子田 敏也》
  1.はじめに
  2.住空間における触媒の利用
   2.1 空気清浄機用触媒
   2.2 トイレ脱臭用触媒
   2.3 冷蔵庫用脱臭触媒
   2.4 コピー機用オゾン分解触媒


◇第2編 吸着材◇

序論 吸着材の性質と製造およびその利用  

第1節 歴史と将来展望
  1.活性炭 《柳 寿一》
  1.1 はじめに
  1.2 活性炭以前
  1.3 活性炭,初期の歴史
  1.4 活性炭,近代の歴史
  1.5 おわりに
  2.ゼオライト 《楢木 祐介》
  2.1 はじめに
  2.2 初期におけるゼオライト特性の体系化
  2.3 ゼオライトの合成と新規ゼオライト
  2.4 将来展望
  3.新規吸着材 《田門 肇》
  3.1 はじめに
  3.2 吸着材開発の現状
  3.3 新規吸着材の作製法
  3.4 おわりに―将来展望  

第2節 物性と測定法 《鈴木 義丈》
  1.はじめに
  2.細孔構造
  2.1 電子顕微鏡による観察
  2.2 X線回折による解析
  2.3 吸脱着ヒステリシスループの形による細孔構造の推定
  3.細孔分布の測定とそれに伴って得られる比表面積と細孔容積
  3.1 細孔分布
  3.2 細孔容積
  3.3 比表面積
  3.4 平均細孔半径(r)
  4.密度とその関連項目
  4.1 真密度(qt)
  4.2 見かけ密度(qs)
  4.3 充填密度(r)
  4.4 細孔率(ep)と空隙率(e)
  5.熱的性質  

第3節 化学的性質 《鈴木 義丈》
  1.はじめに
  2.無機系吸着材
  2.1 ゼオライト
  2.2 シリカゲル
  2.3 イオン交換材
  3.有機系吸着材
  3.1 活性炭
  3.2 イオン交換材
  3.3 キレート樹脂

第1章 炭素質吸着材  

第1節 粉末状活性炭
  1.フタムラ化学(株)製 《柴野 慎也/山田 浩史》
  1.1 はじめに
  1.2 粉末活性炭の製法
  1.3 粉末活性炭の用途開発
  1.4 おわりに
  2.大阪ガスケミカル(株)製 《柳 寿一》
  2.1 はじめに
  2.2 粉末活性炭の製造法
  2.3 粉末活性炭の性状
  2.4 おわりに  

第2節 粒状活性炭
  1.大阪ガスケミカル(株)製 《柳 寿一》
  1.1 はじめに
  1.2 粒状活性炭
  1.3 添着活性炭
  1.4 分子ふるいカーボン
  1.5 おわりに
  2.フタムラ化学(株)製粒状活性炭 《石原 和宏》
  2.1 はじめに
  2.2 粒状活性炭の製法
  2.3 粒状活性炭の特徴と用途
  2.4 おわりに
  3.(株)クレハ製球状活性炭BAC(バック) 《清水 和彦》
  3.1 はじめに
  3.2 BACの性能
  3.3 BACの製造方法
  3.4 BACの特徴
  3.5 BACの用途
  3.6 おわりに
  4.水ing(株)製 《日高 秀敏/佐藤 克昭》
  4.1 当社の活性炭事業
  4.2 水処理(液相)用活性炭「エバダイヤLG/LP」シリーズ
  4.3 ガス処理(気相)用活性炭「エバダイヤAG/AP」シリーズ
  4.4 おわりに
  5.(株)ツルミコール製粒状活性炭 《稲田 直》
  5.1 はじめに
  5.2 粒状活性炭の製法
  5.3 ツルミコール粒状活性炭
  5.4 おわりに
  6.関西熱化学(株)製MAXSORBRについて 《塚ア 孝規/天能 浩次郎》
  6.1 はじめに
  6.2 活性炭の製造方法
  6.3 KOH賦活炭の特徴
  6.4 MAXSORBRの用途例
  6.5 窒素含有アルカリ賦活活性炭
  6.6 おわりに  

第3節 繊維状活性炭
  1.(株)アドール製(コールタールピッチ系)活性炭素繊維 《片山 竜男/中野 智康》
  1.1 はじめに
  1.2 製造方法
  1.3 アドールRの特徴
  1.4 アドールRの吸着特性
  1.5 おわりに
  2.東洋紡(株)製KフィルターR 《川田 和之/河野 大樹》
  2.1 はじめに
  2.2 KフィルターRの外観特徴と細孔構造
  2.3 KフィルターR集合体の形態と物理的特性
  2.4 吸脱着特性
  2.5 応用事例
  2.6 おわりに  

第4節 活性炭成型体
  1.神鋼アクテック(株)製ハニカム型活性炭 《荒井 喜代志》
  1.1 はじめに
  1.2 アクトカーボアとは
  1.3 アクトカーボアの特性
  1.4 おわりに
  2.フタムラ化学(株)製活性炭加工製品 《堀 沙也佳》
  2.1 はじめに
  2.2 液相用活性炭加工製品について
  2.3 気相用活性炭製品について
  2.4 その他の活性炭加工製品
  2.5 おわりに
  3.大阪ガスケミカル(株)製活性炭およびその他加工応用品 《藤元 勇樹/國本 泰徳》
  3.1 はじめに
  3.2 活性炭その他加工応用品の種類
  3.3 活性炭その他加工応用品の特徴・性能と応用例
  3.4 おわりに

第2章 シリカ・アルミナ系吸着材  

第1節 シリカ系吸着材(水澤化学工業(株)製) 《渡辺 智弘》
  1.はじめに
  2.製造プロセス
  3.品質・性能  

第2節 アルミナ系吸着材
  1.アルミナ系吸着材(水澤化学工業(株)製) 《村上 達朗/丹呉 威》
  1.1 はじめに
  1.2 製造プロセス
  1.3 品質・性能
  1.4 多元構造アルミナの開発
  2.ユニオン昭和(株)UOP製アルミナ 《松倉 実/大満 康弘》
  2.1 はじめに
  2.2 製 法
  2.3 活性アルミナの特徴
  2.4 モレキュラーシーブとの比較
  2.5 用 途
  2.6 UOP製アルミナについて
  2.7 おわりに  

第3節 ゼオライト
  1.東ソー(株)製 《吉田 智》
  1.1 はじめに
  1.2 ゼオライトとは
  1.3 ゼオライトの機能
  1.4 ゼオラムR(モレキュラーシーブス)
  1.5 HSZR(ハイシリカゼオライト)
  2.ユニオン昭和(株)製ゼオライト(モレキュラーシーブ) 《松倉 実》
  2.1 はじめに
  2.2 モレキュラーシーブ概説
  2.3 工業プロセスにおけるモレキュラーシーブの使用法
  2.4 ハイシリカゼオライト
  2.5 イオン交換剤(IONSIVTM)

第3章 高分子吸着材  

第1節 概 説 《竹内 雍》
  1.はじめに
  2.高分子吸着材の構造と性質
  3.高分子吸着材の応用
  4.おわりに  

第2節 三菱ケミカル(株)製樹脂吸着材(合成吸着剤) 《足立 正》
  1.合成吸着剤とは
  2.合成吸着剤の利用分野
  3.合成吸着剤の基礎的特性
  4.合成吸着剤の物理的特性と平衡吸着量との関係
  5.合成吸着剤に特徴的な分離特性
  6.まとめ  

第3節 イオン交換樹脂
  1.超純水製造システムにおけるイオン交換樹脂の適用 《中馬 高明》
  1.1 はじめに
  1.2 超純水製造システムの構成とイオン交換樹脂の役割
  1.3 一次純水システム
  1.4 二次純水システム
  1.5 おわりに
  2.三菱ケミカル(株)製 《徳永 和彦》
  2.1 はじめに
  2.2 イオン交換樹脂の構造とイオン交換
  2.3 イオン交換樹脂の合成と分類
  2.4 イオン交換樹脂の種類
  2.5 イオン交換基
  2.6 イオン交換樹脂の性質
  2.7 イオン交換樹脂の工業的応用例
  2.8 おわりに

第4章 その他の吸着材  

第1節 キトサン系吸着剤 《中村 秀美》
  1.はじめに
  2.キトサン系吸着剤の作製
  3.有価金属の吸着平衡特性
  4.有価金属の吸着分離特性
  5.有機酸の分離
  6.おわりに  

第2節 無機イオン交換体(大阪ガスケミカル(株)製脱リン用吸着剤「セブントールRP」) 《千代 健文》
  1.はじめに
  2.脱リン用吸着剤「セブントールRP」の特徴
  3.吸着脱リンの原理
  4.セブントールRPの物性
  5.リン酸イオン吸着性能
  5.1 pHとリン酸イオン吸着量の関係
  5.2 吸着容量
  5.3 カラムでの流通試験
  6.脱リン再生
  7.セブントールRPを用いた吸脱着脱リンシステム
  8.おわりに  

第3節 プルシアンブルーを利用した大気中アンモニア,水中アンモニウムの吸着材 《川本 徹》
  1.はじめに―アンモニア,アンモニウム除去の必要性
  2.吸着材の材料設計
  2.1 既存技術
  2.2 プルシアンブルーの構造最適化と吸着特性改善
  3.大気中アンモニア(NH3)の吸着材
  3.1 基本特性
  3.2 豚舎での実証試験
  4.水中アンモニウム(NH4+)吸着材
  4.1 アンモニウム吸着材の構造設計
  4.2 下水汚泥消化液への適用
  5.まとめ  

第4節 その他の複合吸着材
  1.概 説 《田門 肇》
  1.1 はじめに
  1.2 粒子テンプレート法
  1.3 気泡テンプレート法
  1.4 自己組織化法   1.5 氷晶テンプレート法
  1.6 おわりに
  2.複合吸着材「モイストキャッチR」 《谷口 昌》
  2.1 モイストキャッチRの開発概要
  2.2 モイストキャッチRの種類
  2.3 物性と機能性
  2.4 モイストキャッチRの新シリーズの紹介
  2.5 その他吸収フィルム
  2.6 まとめ
  3.シリカを含む植物を原料とした吸着材「トリポーラス」の吸着特性 《田畑 誠一郎》
  3.1 はじめに
  3.2 開発の背景
  3.3 トリポーラスの製造方法
  3.4 窒素吸着法によるトリポーラスの細孔構造の検討
  3.5 トリポーラスの基本的吸着性能
  3.6 液相におけるトリポーラスの応用
  3.7 気相におけるトリポーラスの応用例

第5章 吸着式ヒートポンプ―概説―
  1.はじめに 《田門 肇》
  2.吸着式ヒートポンプの原理
  2.1 原 理
  2.2 作動範囲
  2.3 作動媒体
  3.吸着材
  3.1 吸着材の要件
  3.2 既往の吸着材の性能比較
  4.おわりに

 

◇第3編 吸着プロセスの解析と設計◇

序論 吸着プロセスの基礎と解析および設計の動向 《竹内 雍/田門 肇》
  1.はじめに
  2.吸着材について
  3.吸着平衡や吸着プロセスの測定について
  4.吸着プロセスの解析と設計
  5.おわりに

第1章 吸着平衡―理論と実験データの整理法― 《竹内 雍》
  1.はじめに
  2.一成分系吸着平衡
  2.1 好ましい型の等温線を示す系について
  2.2 その他の吸着平衡の式
  3.多分子層吸着について―BETの式
  4.吸着平衡に関するその他の説や式
  5.吸着平衡の温度変化と吸着熱について
  6.多成分系吸着について
  6.1 一成分系の平衡から二成分および三成分系へ―拡張Langmuir式の適用
  6.2 吸着の相対揮発度(a)を用いた吸着平衡データの表し方―炭化水素混合気体の吸着平衡―
  6.3 理想吸着相溶液理論
  6.4 ハイシリカゼオライトへの有機物蒸気の吸着―aが気相組成で変わる例―
  7.おわりに

第2章 吸着における物質移動と一成分系固定層吸着操作の解析・設計法 《竹内 雍》
  1.はじめに
  2.固定層での物質収支と破過曲線,破過時間
  3.吸着速度―吸着における物質移動過程の解析
  4.粒子外および粒子内の移動抵抗を考慮した吸着速度式
  4.1 吸着帯の進行速度,長さと破過時間の推算
  4.2 流体境膜における物質移動
  4.3 吸着材粒子内での物質移動―粒内拡散
  5.一成分系固定層吸着破過曲線の解析―近似解法から厳密な計算法へ―
  5.1 r―f法
  5.2 1/n―f法
  5.3 やや厳密な数値計算法
  6.直線平衡を示す系の固定層吸着破過曲線
  6.1 はじめに
  6.2 吸着材粒子の内部構造,吸着質の移動の様式を考慮した計算法
  6.3 実験と結果
  7.固定層における非等温吸着操作
  8.おわりに―解析から設計へ―

第3章 多成分系固定層吸着操作 《竹内 雍》
  1.はじめに
  2.二成分系の固定層吸着操作
  2.1 吸着平衡が好ましい型同士の固定層吸着操作―近似解法―
  2.2 二成分系固定層吸着操作の数値計算
  3.三成分系固定層吸着操作
  3.1 近似解法―拡張MTZ法の適用
  3.2 数値計算の結果
  4.組成によって吸着破過の順序が変わる例
  4.1 はじめに
  4.2 吸着平衡に共沸点が見られる二成分系の固定層吸着
  4.3 吸着平衡に共沸点が見られる二成分系を含む三成分系の固定層吸着
  5.クロマト分離法
  6.おわりに

第4章 吸着平衡および吸着速度の測定 《竹内 雍》
  1.はじめに
  2.吸着平衡,特に吸着等温線の測定
  2.1 気相吸着平衡の測定
  2.2 液相吸着測定のための静的,あるいは回分吸着法
  2.3 動的測定法(流通吸着法 )
  3.おわりに  

第1節 回分式平衡吸着量の測定とその解析 《松倉 実》
  1.はじめに
  2.試料の前処理
  3.重量法(McBain法)
  3.1 炭酸ガス吸着量測定法
  3.2 留意点
  4.容量法(定容量式自動吸着量測定法)
  5.最近市販の自動吸着測定装置の特徴
  5.1 極低相対圧からの正確な測定
  5.2 フリースペース測定の精度向上
  5.3 吸着量測定感度の向上と極低圧測定の実現
  5.4 ガス導入量最適化
機能
  5.5 高い機能性  

第2節 吸着破過曲線の一整理法 《星川 豊久》
  1.はじめに
  2.計算手法
  3.計算結果

第5章 PSAによる気体の分離・精製  

第1節 PSA法の解析・設計法@Stop-Go法 《竹内 雍》
  1.はじめに
  2.PSA操作の定式化
  3.PSA操作のシミュレーション結果
  3.1 多成分多塔式PSA操作の例
  3.2 非等温CO-PSA操作の例
  4.おわりに  

第2節 PSA法の解析・設計法A摂動法を用いたやや厳密な解析法 《広瀬 勉》
  1.はじめに
  2.PSAの諸型式
  3.PSAの基礎的物質収支式
  4.摂動法による解法の基本形
  5.摂動法による解の手順
  6.線形平衡系の解の詳細
  7.付加的物質移動抵抗の導入
  8.非線形吸着等温線への拡張
  9.回収部還流型SR-PSAへの適用
  10.濃縮部還流型ER-PSAへの適用
  11.2元還流型DR-PSAへの適用
  12.おわりに

第6章 クロマト分離法を用いた場合の操作 《岡田 一夫》
  1.はじめに
  2.簡易的なモデル
  2.1 線形の吸着平衡モデル
  2.2 総括物質移動係数モデル
  3.単カラムクロマト溶出曲線の計算
  3.1 初期条件および境界条件
  3.2 ラプラス変換を使用した解法
  3.3 数値計算による解法.
  3.4 モーメント解析による溶出曲線の評価
  3.5 実験によるモデルパラメータの決定
  3.6 単カラムクロマトの操作設計
  4.擬似移動層クロマトの分離性能の計算
  4.1 はじめに
  4.2 連続移動層モデルによる計算
  4.3 擬似移動層クロマトの直接数値計算
  4.4 周期的定常状態における計算方法
  4.5 擬似移動層クロマトの操作設計
  5.トライアングルセオリー

第7章 空気の浄化と排ガスの処理  

第1節 概 説 《竹内 雍》
  1.はじめに
  2.空気の脱臭
  2.1 酸性臭気成分の除去
  2.2 塩素性臭気成分の除去
  2.3 中性臭気成分の除去
  3.脱湿と空気調和
  3.1 半導体工業における排ガス処理
  3.2 下水処理場,ごみ処理場などにおける空気の
浄化
  3.3 化学工業における排ガス処理  

第2節 操作設計の概要 《竹内 雍》
  1.はじめに
  2.吸着平衡を考慮した設計法
  2.1 直線平衡系の破過曲線の式
  2.2 直角平衡系の破過曲線の式
  2.3 曲線型平衡の場合
  2.4 少量の汚染物質の除去・改質が触媒反応により起こるとき(粒子表面での反応として)
  3.おわりに

第8章 流動層吸着装置  

第1節 概 説―実施例と設計法 《竹内 雍》
  1.はじめに
  2.流動層吸着装置の設計法
  2.1 吸着平衡とベータガンマ(bc)
  2.2 最小流動化速度Umf
  2.3 流動層吸着における物質収支,操作線と所要段数
  2.4 操作条件の例
  3.おわりに  

第2節 操作設計法(多段流動層式活性炭吸着塔) 《金子 淳》
  1.はじめに
  2.対象水と処理装置の特徴
  2.1 対象排水の特徴
  2.2 処理装置の特徴
  3.多段流動層式吸着塔の設計
  3.1 多段流動層式吸着塔の物質収支
  3.2 設計の進め方
  4.操作設計法の詳細
  4.1 平衡吸着量の求め方
  4.2 総括物質移動容量係数(KLa)の求め方
  4.3 操作条件決定のためのシミュレーション法
  5.適用事例   5.1 活性炭吸着装置
  5.2 おわりに―今後の課題

第9章 回分式(撹拌槽型)吸着装置  

第1節 設計に必要なデータと基礎式 《鈴木 義丈》
  1.設計に必要なデータ
  2.設計に必要な基礎式
 

第2節 操作設計法 《鈴木 義丈》
  1.回分式吸着における操作線
  2.濃度減衰曲線
  2.1 直線平衡・直角平衡の場合
  2.2 非線形(曲線)平衡の場合

第10章 吸着材の再生法と再生装置

第1節 概 説 《竹内 雍》
  1.はじめに
  2.再生の原理と方法
  3.脱離・再生の実例
  4.おわりに  

第2節 活性炭の加熱再生装置の設計 《木村 正廣》<伊藤 博文 修正追記》
  1.はじめに
  2.加熱再生法
  3.各再生過程の問題点
  3.1 乾 燥
  3.2 焼 成
  3.3 再賦活
  3.4 金属塩の影響
  4.再生の評価
  5.再生炉の型式  

第3節 溶剤回収における吸着材の再生 《竹内 雍》
  1.はじめに
  2.溶剤回収のための所要水蒸気量について
  3.溶剤回収工程で溶剤が起こす化学変化とその防止策
  3.1 シクロヘキサノンの脱離・活性炭の再生における化学変化
  3.2 エチルメチルケトンの脱離・活性炭の再生における化学変化
  3.3 ハイシリカゼオライトへの溶剤の吸着に続く再生
  4.おわりに  

第4節 シリカゲル・アルミナ・ゼオライトなどの再生 《竹内 雍》
  1.はじめに
  2.脱湿における吸着材の再生
  3.おわりに

第11章 高度水処理における活性炭の再生―特にオゾン酸化・生物活性炭処理 《望月 和博》
  1.はじめに
  2.モデル水
  3.オゾン処理による吸着性・生分解性の変化
  4.連続通水処理
  5.おわりに

 


吸着 書籍