1節 添加剤による樹脂の長寿命化とマテリアルリサイクル向け添加剤の開発
1.プラスチックリサイクルについて
1.1 リサイクルの種類
1.2 マテリアルリサイクルの課題
2.マテリアルリサイクルに効果を発揮する添加剤
2.1 リサイクルプラスチックの酸化劣化と酸化防止剤
2.2 酸化防止剤
2.3 核剤
2.4 その他の添加剤
3.マテリアルリサイクルプラスチック向け添加剤の開発
3.1 リサイクルプラスチックの分析
3.2 アデカシクロエイドUPRシリーズの概要
3.3 アデカシクロエイドUPRシリーズの性能
4.今後の展望
2節 マテリアルリサイクル向け添加剤の種類、特徴と使い方
3節 リサイクル樹脂添加剤による加工熱安定性の向上と機能付加
1.熱可塑性樹脂向けの添加剤技術
1.1 カップリング剤の役割
1.2 バイオベースのカップリング剤の開発
1.3 相溶化剤の効果の例
1.4 層状ケイ酸塩による難燃性補助とフィラー効果
1.5 表面の保護 添加剤による耐スリキズ性の向上
1.6 VOCやにおいの除去 ストリッピング剤
2.プラスチックのリサイクル時に用いる添加剤
2.1 加工プロセスにおける課題
2.2 添加剤による投入の簡素化とロット安定性の向上
2.3 添加剤による耐熱性の向上
3.循環経済・持続的成長への添加剤の寄与
4節 EVA系改質材を用いた複合プラスチックリサイクル
1.複合プラスチックのマテリアルリサイクルにおける課題
2.複合プラスチックリサイクルに向けた改質剤
2.1 ポリマーブレンドの応用
2.2 相溶化剤を用いたリサイクル
2.3 EVA系相溶化剤
3.EVA系改質剤を用いた複合プラスチックリサイクルの事例
3.1 メルセン-Sの性能
3.2 フィルムリサイクル
5節 高機能押出機によるリサイクルプラスチック押出技術
1.プラスチックリサイクル概要
2.化学劣化と物理劣化
3.異物除去概要
4.リサイクル用レーザーフィルター
5.脱気技術
6節 廃棄プラスチックの高度物性再生技術
1.プラスチックの資源循環
2.「化学劣化説」と「物理劣化説」
3.力学活性の再生機構と再生技術
7節 成形プロセス条件を最適化するAI技術を活用した再生材の成形品品質の安定化
1.課題と研究目的
1.1 再生材の適用拡大における課題
1.2 本研究の対象と目的
2.開発技術
2.1 従来技術の課題と開発アプローチ
2.2 金型内センサーによる特徴量の抽出
2.3 成形プロセス条件を最適化するAI技術
3.開発技術を用いた実証実験
3.1 実験装置及び材料
3.2 次元削減手法を活用した回帰モデルの構築
3.3 品質安定化の検証結果
8節 リサイクル樹脂を用いたコンパウンド技術とその特性
1.家電向けリサイクル樹脂を用いた難燃化ポリプロピレン(PP)・ポリスチレン(PS)の開発・製造
2.ハブラシリサイクルへの取り組み
3.ホテルアメニティリサイクルへの取り組み
4.コーヒーチェーンでのタンブラーリサイクルへの取り組み
5.自動車向けリサイクル樹脂を用いた高剛性材料の開発
6.1 「バージンPP+GF30%」代替材としてリサイクル樹脂を使用した開発
6.2 「バージンPP+タルク20%」代替材としてリサイクル樹脂を使用した開発
6.自動車向けタルク入りリサイクル樹脂での高剛性化・高耐熱化材の開発
7.高流動で高衝撃化した再生ブロックPPの開発
8.リサイクルアクリル樹脂(PMMA)を活用した高衝撃化への取り組み
9.リサイクル樹脂を用いた屋外大型建材向けコンパウンド材の製造
10.押出加工時のベントアップ対策コンパウンド
11.今後の当社の取り組み
9節 精密熱分解による末端反応性ポリプロピレンの設計とその特徴、応用
1.プラスチックの熱分解
2.精密熱分解
3.PPの特性の本質
4.PPの精密熱分解
5.PSの精密熱分解
6.廃プラスチックの精密熱分解
7.連続式精密熱分解の開発
8.末端二重結合ポリマーの機能化とその応用例
10節 高再生材率難燃ポリカーボネイトの開発事例
1.高再生材率難燃プラスチックSORPLASの概要
2.独自難燃剤(PSS-K)
3.SORPLASの特長
4.各種SORPLASの開発とラインアップ
11節 再生プラスチックのアップグレードリサイクル技術
1.プラスチックのアップグレーディング技術
2.ドライブレンド法を適用した改善例
2.1 プラスチックリール
2.2 プラスチックパレット
12節 医療機器向けアップサイクル樹脂による循環型経済への貢献
1.プラスチックのパラドックス
2.プラスチック廃棄物のケミカルアップサイクル
3.PBTの組成改質における課題
4.PETを高付加価値なPBTへアップサイクル
5.PBTの持続可能性比較
6.主要な材料特性をヘルスケア用途に提供
7.従来のPBTを直接置き換え可能なソリューション
13節 炭素繊維強化プラスチックリサイクル技術とその動向
1.溶媒法リサイクルの特長
1.1 溶媒法リサイクルの概要
1.2 溶媒法リサイクルの実用化に向けた課題
2.溶媒法リサイクルの社会実装に向けた検討
2.1 反応条件に関する検討
3.再生炭素繊維の評価、加工について
3.1 溶媒法rCFの物性について
3.2 溶媒法rCFの加工技術について
4.rCFの社会実装に向けた取り組み
14節 再生ポリプロピレン材料の耐候性評価
1.実験
1.1 モデル材料
1.2 試験片作製
1.3 屋外暴露試験
1.4 促進暴露試験
1.5 物性試験
2.結果と考察
2.1 モデル材料の内的劣化要因の変化
2.2 引張試験結果
2.3 曲げ試験結果
2.4 酸化誘導時間と試験片表面観察
15節 リサイクルプラスチックの使用で生じるトラブル原因の分析
1.一般的なトラブル例
2.分析事例-1 物性への影響因子解析
2.1 分析試料
2.2 物性評価
2.3 無機分析
2.4 ポリマー組成分析
2.5 物性値への影響因子に関する考察
3.分析事例-2 臭気原因物質の特定
3.1 分析試料
3.2 前処理
3.3 官能試験
3.4 GC/MS測定結果
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