第1節 スマートフォンを用いた自律神経機能分析
―「脳の疲れ」と「ストレス」を評価するアプリ「ヒロミル」の開発―
1.客観的な疲労・ストレス評価法へのニーズ
1.1 疲労とは
1.2 アラーム信号としての疲労感の役割
1.3 疲労の疫学調査と経済損失
1.3.1 疲労の疫学調査
1.3.2 疲労に伴う経済損失
1.4 過労防止及びパフォーマンス向上のための疲労・ストレス評価
2.疲労と自律神経の関係
2.1 自律神経とは
2.2 心拍間隔のゆらぎから自律神経機能を分析する
2.3 自律神経のバランスと活動は疲労・ストレスと関連する
2.4 自律神経はパフォーマンスとも関係する(事故リスク,集中力)
3.スマートフォンを用いた自律神経機能分析
3.1 スマートフォンで疲労をみる―「ヒロミル」アプリの開発
3.2 測定精度の検証
3.3 ヒロミルの強み
3.4 加齢の影響を考慮した新指標を用いた2次元での詳細な分析
3.4.1 新たな指標,自律神経活動偏差値の開発
3.4.2 自律神経活動偏差値の有用性
3.4.3 特許化された指標を用いて「脳の疲れ」「ストレス」を算出―2次元グラフでの表示
3.5 計測時間の短縮化―10秒測定の実現
3.6 ヒロミルの活用実績
第2節 生体信号の統合解析によるストレス、メンタルヘルスの評価技術
1.精神ストレスと関連する客観的生体情報
1.1 精神ストレス負荷により変動する生体信号
1.2 精神ストレス負荷
1.2.1 精神的に作用するストレス負荷
1.2.2 個人のメンタルヘルスに対する認識
2.ストレス蓄積の評価
2.1 精神ストレスの蓄積
2.2 精神ストレス蓄積の測定
2.2.1 ストレス負荷による精神ストレスの短期変動
2.2.2 継続的ストレス負荷による心身への影響の測定
2.2.3 精神的ストレス蓄積の評価法
3.生体信号の統合解析によるストレス蓄積評価
第3節 定量的測定技術を用いた労働者のストレス評価
1.センシング技術により収集されたデータを元にした精神状態・ストレスの評価
2.就労中の労働者のストレス評価の取り組み
第4節 介護者におけるストレスの可視化・分析とメンタルヘルスケアへの応用可能性
1.介護者のストレス
2.ストレスの可視化技術
3.メンタルヘルスケアへの応用事例
3.1 研究背景
3.2 実験条件
3.3 今後の展望
第5節 視聴覚刺激を用いたビデオゲームによる疲労の測定の可能性
1.CFFを用いた疲労の測定
1.1 CFFの疲労検出感度の向上
2.数字判定による疲労の測定
2.1 注意力計
2.2 注意力計の改良
2.3 注意力計表示パターンの改良
3.色弁別閾値による疲労の測定
3.1 色弁別閾値
3.2 色弁別閾値の変化測定による疲労測定
4.聴覚刺激による疲労の測定
4.1 聴覚刺激
4.2 聴覚刺激による疲労測定の実験
第6節 着座作業時の体動やキータイピングから作業中のストレス・情動状態を推定する手法の開発
1.着座作業時の体動計測による慢性ストレス推定
1.1 関連研究
1.2 提案手法
1.3 検証実験
2.キータイピング計測による情動状態推定
2.1 関連研究
2.2 提案手法
2.3 検証実験
第7節 顔情報を用いたストレスリスク検出の可能性について
1.肌細胞画像を用いたストレスリスク推定技術
1.1 肌細胞画像取得
1.2 ストレスデータ取得
1.3 推定モデル作成
1.4 推定モデルのチューニング
1.5 推定モデルのクライテリア
1.6 可視化
1.7 肌細胞画像を用いた推測モデル
2.顔画像を用いたストレスリスク推定技術
2.1 顔画像取得
2.2 ストレスデータ取得
2.3 推測モデル作成
2.4 可視化
2.5 顔画像を用いた推定モデル
3.顔動画を用いたストレス状態推定技術
3.1 顔動画
3.2 ストレスデータ取得
3.3 推測モデル作成
3.4 顔動画を用いた推測モデル
4.考察
第8節 疲労ストレス計MF100を用いた“疲労”・“ストレス”の評価とその事例
1.疲労ストレス計MF100の開発経緯
2.製品概要と特徴
3.測定結果の見方
4.自律神経の日内変動
5.疲労ストレス計MF100のユースケース
5.1 健康経営向けの活用
5.2 疲労リスク管理向けの活用
5.3 効果定量化向けの活用
第9節 脳波計測、解析技術の解説と疲労評価への応用可能性
1.疲労とは何か?
2.脳波計測と解析
2.1 脳波計測
2.2 脳波解析
3.疲労評価の応用可能性
第10節 光電容積脈波を用いた心理的ストレス状態の判別:機械学習モデルを用いて
1.ヘルスケアとデジタルデバイスの進化
2.光電容積脈波の測定技術
2.1 心拍変動解析を用いた研究
2.2 機械学習を用いた研究
3.結論
|