1節 ポリウレタンの相分離・結晶高次構造と力学物性
1. はじめに
2.化学構造とミクロ相分離構造
3.熱処理による構造変化
4.球晶の形成
5.高強度化
2節 ポリウレタン/エポキシ樹脂の複合化による強靭化と相構造
1.in-situ重合法によるポリウレタンエラストマーとエポキシ樹脂の複合化
1.1 熱可塑性ポリウレタンとEpとのコンポジット
1.2 水酸基を複数有するエポキシ樹脂で鎖延長したPUとEpとのコンポジット
1)グリコールの種類の影響
2)PPGの分子量および官能基数の影響
1.3 エポキシ樹脂を末端に有するPUとEpとのコンポジット
1.4 芳香族イミド含有PUとEp樹脂コンポジット
2.in-situ重合法によるポリウレタン樹脂とエポキシ樹脂の複合化
2.1 種々のPU樹脂を用いた系
3節 可動性架橋と水素結合を組み合わせたポリウレタン材料の相乗的力学特性
1. 序論
2. 可逆性・可動性架橋材料の架橋設計と機能付与
3. ポリウレタン主鎖へのホスト-ゲスト錯体の導入による自己修復性の付与
4. 可動性架橋と水素結合の相乗効果によるポリウレタンの強靭化
5. 可動性架橋を用いたポリウレタンの結晶性制御と光応答アクチュエーターの構築
6. 可動性架橋を用いたポリウレタンの強靭性・分解性の両立
7. 結論
4節 ポリイミドとの分子複合化によるポリウレタンの耐熱性向上、強靱化
1.直鎖状ポリ(ウレタン−イミド)の合成と性質
2.PIの前駆体ポリアミド酸とのブレンド法
3.反応性官能基を有するPIおよびPAとのブレンド法
3.1 フェノール性水酸基を有するポリイミドとのブレンド
3.2 ヒドロキシル基を有するポリアミドとのブレンド
3.3 カルボキシル基を有するPA、PIとのブレンド
5節 POSSによるポリウレタンの柔軟性と耐熱性の両立
1. ゾル−ゲル法を用いない材料のハイブリッド化戦略
1.1 有機−無機ハイブリッドの概略
1.2 POSSを用いたゾル−ゲル法を用いない材料のハイブリッド化
1.3 POSSを側鎖に含む超長鎖高分子の合成
1.4 POSS含有高分子による耐熱性構造色材料の開発
2. 耐熱性ポリウレタンの合成と応用
2.1 POSS修飾ポリウレタンの合成と
2.2 耐熱性の評価
3. メカノクロミック発光性ポリウレタンハイブリッドの開発
3.1 ポリフルオレンとの混合物体の合成
3.2 発光性ポリフルオレンハイブリッドの同定
3.3 力学発光センサーとしての機能評価
4. 導電性高分子とPOSS修飾ポリウレタンを用いた伸縮性ハイブリッドの合成
4.1 導電性ポリウレタンハイブリッドの合成
4.2 導電性ポリウレタンハイブリッドによる力の計測
6節 柔軟性、生体適合性向上と皮膚に優しいポリウレタン粘着テープの開発
1.はじめに
2.AGCのポリウレタン粘着テープ開発品の特徴
2.1? 透湿度
2.2 長期貼り付け時の粘着力と角質剥離量
2.3 安全性試験
7節 フッ素やケイ素を使わない撥水/撥油性ポリウレタンコーティングの開発事例
1.濡れのメカニズム
1.1 表面エネルギーと濡れの関係
1.2 表面エネルギーの起源
2.PUの撥液性とそのメカニズム
2.1 撥液性PUの合成
2.2 HHPIP PUの濡れ性
2.3 HHPF PUの濡れ性とXRRでの解析
8節 未処理ポリオレフィンに接着可能なポリウレタン接着剤の特徴
1.接着のメカニズム
1.1 van der Waals力による接着
1.2 拡散による接着
2.ポリウレタン接着剤の設計と評価
2.1 PU接着剤の合成
2.2 接着性能の評価
2.3 接着界面の断面構造の観察
2.4 PUの分子量が拡散に与える影響
9節 生分解性高分子からなるポリウレタンの開発と自己修復性、生体適合性向上技術
10節 ポリウレタン/ポリエチレンオキシド高分子ブレンドの相分離構造と形状記憶能
1.TPU/POEブレンドの調製と形状記憶試験手法
2.TPU/POEブレンドの形状記憶特性
2.1 ブレンド組成の影響
2.2 POE分子量の影響
11節 ポリウレタンの合成と生体適合性の付与
1.はじめに
2.ゼラチン-ウレタン樹脂の調製
3.ゼラチン-ウレタン樹脂の特性
3-1 G-PUP樹脂の特性
3-2 G-WSU樹脂の特性
4.ゼラチン-ウレタン樹脂の利用用途
5.まとめ
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