1節 粉末X線回折の活用法
1.粉末X線回折データ解析に最適な測定条件
1.1 試料調整時の注意点
1.2 測定手法の選択
1.3 光学系・検出器の選択
1.4 最適な測定条件
1.5 雰囲気制御によるX線回折測定
2.粉末X線回折データの前処理
2.1 平滑化
2.2 バックグラウンド処理
2.3 Kα2成分の除去
2.4 自動ピークサーチ
2.5 補正
3.粉末X線回折データの各解析方法
3.1 結晶相の定性分析
3.2 フィッティング解析
3.3 結晶相成分の定量分析
3.4 結晶化度
3.5 結晶子サイズと格子歪み解析
3.6 格子定数精密化
2節 NMRの活用法
1.結晶試料のNMR測定法
1.1 マジック角試料回転(MAS)
1.2 双極子デカップリング(DD)
2.NMR装置
2.1 超伝導磁石(マグネット)
2.2 分光計(コンソール)
2.3 検出器(プローブ)
3.結晶試料のNMR
3.1 高分子の結晶化度
3.2 低分子医薬品の結晶多形
3.3 フッ素を含む材料
3.4 回折法との相補的利用
3節 FTIRの活用
1.FTIRの特徴と注意点
2.装置光学系の選択とFTIRスペクトル
3.FTIRより得られる情報
4.FTIRの測定法と測定条件
5.結晶化によるスペクトル変動とその活用
6.ATR法の活用と注意点
7.顕微分析とイメージング解析の活用
8.近赤外スペクトルの活用
4節 ラマン分光法の活用法
1.ラマン分光の測定原理
2.ラマン分光を用いた晶析プロセスのモニタリング
3.低波数ラマンスペクトルを用いた結晶形評価
5節 3D ED/MicroEDによる低分子有機化合物の結晶構造解析
1.3D ED/MicroEDの特徴
1.1 3D ED/MicroEDを利用した 3D-分子構造解析
1.2 3D ED/MicroEDを利用した結晶構造解析
2.有機化合物の構造解析の現状
3.結晶構造解析の現状
4.3D ED/MicroED構造解析の実際
5.塩/共結晶の判別4)
6.結晶多形判別
7.絶対立体配置の決定
6節 走査型電子顕微鏡の活用法
1.EBSD法の原理
1.1 EBSDパターンの形成原理
1.2 EBSDパターンの特徴
1.3 単相の場合のEBSDパターンの指数付け
1.4 多相の場合の相分離
2.EBSD法にて得られるデータ
2.1 方位マップ
2.2 粒界・結晶粒の解析
2.3 EBSDのデータを用いた集合組織の解析
2.4 方位差の解析
7節 結晶性材料の種類とその分析評価技術
1.結晶、結晶性について
1.1 金属結晶について
1.2 有機物結晶
2.分析評価
2.1 SEM
2.2 EBSDによる結晶分析
2.3 ラマン分光分析
2.4 液晶材料について
8節 最新の粒子分析手法
1.光散乱と粒子径
2.レーザー回折・散乱法
2.1 レーザー回折・散乱法の原理
2.2 レーザー回折・散乱式粒子径分布測定装置
2.3 レーザー回折・散乱法による測定例
3.動的光散乱法
3.1 動的光散乱法の原理
3.2 動的光散乱法による測定事例
4.粒子軌跡解析法
4.1 粒子軌跡解析法の原理
4.2 粒子軌跡解析法の特徴
4.3 粒子軌跡解析法による測定事例
5.遠心沈降法
5.1 遠心沈降法の原理
5.2 一様沈降法
5.3 ラインスタート法
5.4 遠心沈降法の特徴
5.5 遠心沈降法による測定事例
9節 第一原理計算による解析法
1.第一原理計算による結晶構造決定方法
1.1 結晶構造の初期構造の決定
1.2 第一原理計算の準備
2.材料物性計算手法とその例
2.1 ウルツ鉱型結晶構造強誘電体
2.2 抗電界の低いウルツ鉱型結晶構造強誘電体の探索
10節 高分子結晶化における透過型電子顕微鏡の活用法
1.透過型電子顕微鏡(TEM)の基礎
1.1 分解能
1.2 コントラスト
2.試料作製法
2.1 TEM試料作製用の資材
2.2 高分子試料の作製法
2.3試料にコントラストを付与する方法
3.TEMの観察法
3.1 TEMの光学系
3.2 拡大像観察(明視野観察)
3.3 回折像観察
3.4 暗視野観察
3.5 高分解能観察
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