第1節 マイクロ波照射法で調製したシリカ修飾酸化チタン微粒子へのポリマーコーティング
1.マイクロ波を利用するコア−シェル型微粒子合成の特徴
2.マイクロ波加熱を利用するコア金属酸化物微粒子へのシェル被覆
3.マイクロ波加熱を利用するコア金属ナノ粒子へのシェル被覆
第2節 マイクロ波を応用したカーボン系フィラーの表面処理
1.マイクロ波によるナノカーボン材料の加熱原理
2.マイクロ波照射環境
2.1 マイクロ波装置の仕様
2.2 被射体の条件
3.カーボンナノチューブの精製
4.ナノカーボン材料の表面処理
4.1 カーボンナノチューブの分散
4.2 カーボンナノホーンのPt触媒修飾
4.3 CNT/ポリマーコンポジットの物性改善
4.4 グラフェンの剥離
第3節 マイクロ波を用いた熱可塑性 CFRP の高速成形技術の開発
1.マイクロ波による不連続CF/エポキシの加熱に伴う機械特性と消費エネルギー(電気炉加熱との比較)
2.炭素繊維(CF)の繊維長がCF/エポキシのマイクロ波加熱に与える影響
3.マイクロ波照射による「CF/エポキシ」複合材の機械的性能向上結果から読み取れること
第4節 無機材料精密設計によるマイクロ波誘起熱的非平衡状態の化学応用
第5節 シリカ複合体の作製とマイクロ波発熱特性評価
1.緒言
2.無焼成固化法
2.1 セラミックスバルク体の製造プロセスをとりまく社会的状況
2.1 表面化学の観点に基づく無焼成固化法
2.2 粉体工学の観点に基づく無焼成固化法
3.無焼成固化法を適用したマグネタイト‐シリカ複合体
3.1 試料作製法と評価法
3.2 マグネタイト-シリカ無焼成複合体のマイクロ波発熱特性
3.2 マグネタイト-シリカ無焼成複合体の組織構造
第6節 マイクロ波加熱によるカーボンナノチューブの高速合成
1.マイクロ波加熱を用いたCNT合成法
1.1 金属錯体法
1.2 混合法
1.3 ナノファイバー法
2.新規な金属ナノ粒子法の開発
3.生成するCNTの直径に及ぼすNiナノ粒子触媒の直径の影響
第7節 マイクロ波加熱による金属ナノ微粒子の合成と触媒応用
1.バッチ式装置による金属ナノ粒子の合成
1.1 MW加熱によるPd@Ptコアシェルナノ粒子の合成と触媒応用
1.2 MWパルス照射によるマルチポッド型Niナノ粒子の合成
1.3 Pt@HNB (Hexaniobate:ヘキサニオブ酸塩)ナノピーポットの合成と水素発生触媒への応用
1.4 AgPd@Pd/TiO2ナノ粒子の合成とギ酸分解触媒特性評価
2.連続フロー装置による金属ナノ粒子合成
2.1 開発初期のフロー装置
2.2 最近のフロー装置
2.2.1 二段階の連続フロー装置を用いたナノ粒子合成
2.2.2 試料溶液をセルロースシートに吸収させた後にMW装置に連続的に導入することで膜に担持された金属ナノ粒子の合成
2.2.3 複数の試料を分子レベルで均一に混合することを目的に前処理にマイクロリアクターを用いるマイクロリアクター/MW連続合成
2.2.4 細管内での気液交互流であるスラグ流を利用した管型反応器を用いるナノ粒子合成
3.「その場」観察を用いたMW加熱下での触媒金属ナノ粒子の温度の測定
第8節 マイクロ波加熱水熱酸浸出によるリチウム電池正極材料のリサイクル
1. 緒言
2.方法
2.1 実験試料および試薬
2.2 実験装置および手順
2.3 分析ならびに定義
3.結果
3.1 クエン酸を用いた場合の加熱源が浸出挙動に与える影響
3.2 シュウ酸を用いた場合の加熱源が浸出挙動に与える影響
3.3 クエン酸およびシュウ酸添加系における LiCoO2水熱酸浸出の反応温度の影響
3.4 LiCoO2の水熱酸浸出におけるクエン酸濃度および残存率に与える影響
4. 結論
第9節 マイクロ波加熱を用いたLTA型のゼオライトの合成
1. 実験方法
1.1 使用試薬
1.2 マイクロ波加熱を用いた水熱合成
1.3 分析方法
1.3.1 アルコキシドの重縮合と核生成
1.3.2 ゼオライトの結晶性と粒子サイズ
2. 結果と考察
2.1 アルコキシドの重縮合とアルミノシリケートの核生成
2.2 アルミノシリケートの結晶化
2.3 LTA粒子の成長
2.4 マイクロ波加熱によるLTA結晶成長プロセスの全体像
第10節 マイクロ波加熱による低環境負荷型セラミックスプロセスの開発
第11節 マイクロ波、ミリ波照射によるセラミックスの低温・迅速焼成
1. 緒言
1.1 マイクロ波とミリ波
1.2 ミリ波焼結の必要性
1.3 ミリ波加熱の実際
1.4 ミリ波照射装置
1.5 ミリ波焼結機構
2.常圧での難焼結材料のミリ波焼結による複雑形状部材の緻密化
2.1 緒言
2.2 実験操作
2.3 実験結果
2.4 結言
第12節 不定形耐火物のマイクロ波乾燥
1.不定形耐火物のマイクロ波乾燥の特徴
2.プレキャストブロックでの熱風マイクロ波乾燥
第13節 マイクロ波加熱方式を用いたアスファルト舗装の自己治癒技術
1.はじめに
2.マイクロ波による適切な誘電材料の選定
3.マイクロ波加熱によるアスファルトの自己治癒性能評価
3.1 実験概要
3.2 実験結果
3.2.1 密粒度アスファルト混合物の配合比算定
3.2.2 試験温度の決定
3.2.3 回復率
第14節 マイクロ波加熱を利用した透明導電膜の作製と色素増感太陽電池への応用
1.色素増感太陽電池(DSSC)の作製、および評価手順
2.マイクロ波加熱を利用した色素増感太陽電池(DSSC)の作製
2.1 マイクロ波照射下でのFTOガラスの自己発熱作用と多孔質TiO2層の焼結
2.2 色素増感太陽電池(DSSC)の作製
3.FTO透明導電膜のヘイズ率制御による色素増感太陽電池(DSSC)の高効率化
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