第1章 認知症発症予測・予防のDX
第1節 ウェアラブル生体センサの生体データと生活データを用いた機械学習モデルによるアミロイドPET陽性の予測
(木村 成志)
1.はじめに
2.対象と方法
3.結 果
4.考 察
5.結 論
第2節 AI分析によるBPSD発症予測システムの開発
(南 泰浩,嘉村 魁人)
1.はじめに
2.BPSD発症予測システムの構築環境
3.BPSD発症予測方法
4.実験設定
5.BPSD発症予測実験結果
6.考察とまとめ
第3節 BPSD予測・予防により介護負担を軽減する認知症ケア補助人工知能「DeCaAI」の開発と実装
(羽田野 政治)
1.はじめに
2.データ基盤の整備と応用
3.クラウドストレージによるデータの収集と整理
4.主成分分析
5.自動介護記録システム
6.バイタルリンク(多職種連携情報共有システム)
7.特徴的パターンの検出
8.BPSD発症メカニズムの解明
9.ディープラーニングによるBPSD発症予測
10.発症予測計算RNNについて
11.BPSD発症予測のデータセット
12.LightGBM学習
13.決定木が解き明かすBPSD発症の謎
14.予測導出と予測学習
15.評価方法と予測精度検証
16.介護記録解析について
17.実証報告
18.おわりに
第4節 AI画像解析によるアルツハイマー型認知症進行予測技術
(王 彩華,李 元中)
1.背 景
2.AI 画像解析による認知症進行予測
3.End-to-End型Deep Learningによる認知症進行予測技術
4.マルチモーダルDeep Learningによる認知症進行予測技術
5.ADNIデータセットを用いた認知症進行の予測実験
6.認知症進行予測技術の臨床治験への応用
7.今後の課題と方向性
第5節 家庭内電力使用データ活用による認知機能低下予測モデルの開発
(中奥 由里子,尾形 宗士郎,西村 邦宏)
1.はじめに
2.既存知見
3.開発した家庭内電力使用データ活用による認知機能低下予測モデル
4.おわりに
第6節 健診データのAI解析による認知症リスクの早期発見と個別的予防法
(酒谷 薫,大山 勝徳,唐子 顕児,胡 莉珍,陳 c,飯島 勝矢,上田 英一郎,畑 武生,井上 敦,鐘 明博)
1.はじめに
2.全身性代謝障害と認知症の関係
3.健診データのAI解析による認知症リスクの推定
4.AICOGの認知障害リスクの推定精度の検証
5.AICOGの応用
6.高齢者(65歳以上)における低栄養,貧血の認知機能に対する影響
7.AICOGによる脳萎縮度の推定
8.近赤外分光法(NIRS)による脳機能データによる認知障害リスクの推定
9.AICOGによる個別的栄養指導
10.考 察
11.将来の展望
12.まとめ
第7節 ボディフリーの脳波脳トレ競技bスポーツの開発
―高齢者の認知機能低下予防と社会的交流機会の増加を目指して
(長谷川 良平)
1.はじめに
2.脳波による意思伝達装置を応用した認知トレーニングシステム開発のきっかけ
3.脳波BMIによる意思伝達装置の動作原理
4.脳波スイッチによる認知トレーニングシステムの開発例
5.標的選択課題に基づくロボットスポーツゲーム
6.今後の課題と展開
第8節 認知症予防のための会話支援ロボット「ぼのちゃん」の開発と導入事例
(大武 美保子)
1.認知症を予防する2段階アプローチ
2.低下しやすい3つの認知機能を活用する「共想法」の提唱
3.訓練効果を高めるための会話支援ロボット「ぼのちゃん」の開発
4.認知的介入プログラム「PICMOR」の効果検証
5.認知症予防のための会話支援ロボット「ぼのちゃん」の利用評価
6.認知症予防の当事者研究拠点「ほのぼの研究所
7.認知症予防のための会話支援ロボット「ぼのちゃん」の導入事例
8.認知症を予防する社会の実現に向けて 9.まとめと今後の展望
第2章 認知症評価手法のDX
第1節 感情認識のAI解析による認知症早期評価システムの開発
(飯島 美帆,山本 洋平)
1.はじめに
2.診 断
3.感情認識AI「KDE」
4.「KDE」の検知プロセス
5.「KDE」の課題
6.社会的使命
7.おわりに
第2節 音声のAI解析技術を活用した認知機能チェックツール「ONSEI」の開発
(浅野 敬幸,北村 実穂子)
1.はじめに
2.認知的健常と軽度認知症の分類に有効な質問の選抜
3.認知的健常と軽度認知症を分類するAIモデルの構築
4.認知機能チェックツール「ONSEI」の開発
5.医療現場におけるONSEIの精度
6.おわりに
第3節 トレイルメイキングテストのデジタル化と脳科学的評価
(長谷川 良平,越後谷 芽以)
1.はじめに 2.トレイルメイキングテストの開発と普及の歴史
3.トレイルメイキングテストの概要と一般的な実施・評価手続き
4.トレイルメイキングテストで計測すると考えられる脳機能
5.テストのデジタル化に向けた国内外の動向
6.認知症早期発見に向けたデジタル版TMTの開発
7.スクラッチを用いた脳トレゲーム版TMTの開発
8.注意機能を反映した脳波成分による認知機能評価
9.まとめ
第3章 認知症診断・検知のDX
第1節 自由会話のAI解析による認知症検知システムの開発
(豊柴 博義,岸本 泰士郎)
1.はじめに
2.データセット
3.Data labeling
4.文章の埋め込み
5.機械学習の手順
6.予測精度
7.文字数と予測精度の関係
8.ベクトル化の手法と機械学習アルゴリズムの比較
9.考 察
10.結 論
第2節 デュアルタスクによる軽度認知障害検知技術
(八木 康史)
1.はじめに
2.デュアルタスク
3.デュアルタスクによる認知機能障害検知
4.PPGCNによる健常とMCIの識別性能
5.おわりに
第3節 認知症兆候検知判定システム「D-walk」の開発
(鈴木 明宏,石井 聖名,菊地 佑太,佐藤 汰樹,小池 敦)
1.はじめに
2.歩行情報を用いたMCI推定技術
第4節 ドラム演奏による認知症重症度スクリーニング手法の開発
(宮ア 敦子)
1.はじめに
2.ドラム演奏に着目した理由
3.対象と方法と計測値
4.結 果
5.おわりに
第4章 症状進行緩和のDX
第1節 オンラインによる音楽体操の認知機能への効果
(佐藤 正之)
1.認知症に対する運動療法
2.御浜-紀宝プロジェクト
3.オンラインによる音楽体操
4.今後に向けて
第2節 AI搭載小型ロボット「ZUKKU」による認知症維持・改善プログラムの開発
(伊澤 諒太)
1.プログラム開発の背景
2.利用するロボットの詳細
3.プログラムの内容
4.課 題
5.今後の見通し
6.その他の取り組み
7.おわりに
第3節 日常に溶け込む認知機能ケアを目的としたガンマ波サウンド
(前田 佳主馬,小川 公一,長谷 芳樹)
1.ガンマ波サウンドの“ガンマ波”とは何か
2.40 Hzの刺激による認知機能や疾患への介入に関する研究
3.ガンマ波サウンドの開発
4.まとめ
第4節 J-MINT研究で評価手法にも採用されたICTツール脳体力トレーナーCogEvo
(河越 眞介,五藤 博義)
1.はじめに
2.CogEvoの開発の経緯
3.CogEvoの代表的な特徴
4.認知症予防に向けた役割期待
5.おわりに
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