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【10:20〜11:50】
第1部 フィルム延伸技術と延伸過程における構造発現・評価技術
●講師 山形大学 大学院 理工学研究科 機能高分子工学専攻 教授 博士(工学) 伊藤 浩志
氏
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【講座の趣旨】
高分子フィルムの延伸について,材料特性,加工技術,構造の評価などを平易に解説する。非晶性,結晶性フィルムとしての要求特性や延伸性,構造と物性評価手法などを紹介するとともに
,海外の研究動向についても紹介する。
【セミナープログラム】
1.フィルム延伸過程における現象
1.1 高分子材料とフィルム成形加工技術
1.2 延伸過程と光学異方性発現の関係
1.3 一軸および二軸延伸と配向挙動
2.結晶性フィルム延伸過程における構造発現および評価技術
2.1 延伸フィルムの構造・物性評価
2.2 国内外のフィルム延伸の研究開発動向
2.3 フィルム成形・延伸過程におけるオンライン光学異方性計測
3.非晶性光学フィルム延伸過程における構造発現および評価技術
3.1 一軸延伸と分子配向特性
3.2 光学延伸フィルムの構造・物性評価
3.3 フィルム延伸・緩和過程におけるオンライン構造計測(研究開発動向含)
【質疑応答】
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【12:50〜14:20】
第2部 フィルムシート成形における品質安定化技術
●講師 (株)日本製鋼所 広島製作所 技術開発部 部長 博士(工学) 富山 秀樹 氏
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【講座の趣旨】
光学フィルムをはじめとするフィルムシート成形において,厳しくなる要求品質を満たすためには,各装置の特性を理解し最適な操作が必要とされる。本講演では,各成形装置による高品質化への技術と対策を紹介する。
【セミナープログラム】
1.フィルムシート成形技術の最近の動向
2.フィルムシート成形装置の概要
2.1 押出機
2.2 ダイ
2.3 キャスティング装置
2.4 延伸機
2.5 巻取機
3.押出機の未溶融や熱劣化防止
4.ダイの不良・不安定現象の対策
5.キャスティングのネックイン,シート厚み解析
6.延伸工程のフィルム安定化技術
【質疑応答】
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【14:30〜15:30】
第3部 光学フィルムの延伸プロセスシミュレーションによる光学特性解析
●講師 日本ゼオン(株) 総合開発センター 生産技術研究所 博士(工学) 佐藤 隆 氏
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【セミナープログラム】
1.光学フィルムの延伸プロセスと用途
1.1 ディスプレイにおける位相差フィルム
1.2 ロールフィルム製造における延伸プロセス
1.3 光学フィルムの特性
2.延伸フィルムの配向状態
2.1 高分子の高次構造と配向状態の定量化
2.2 応力-光学則による力学特性と分子鎖配向
2.3 弾塑性材料の光学特性モデル
3.フィルム延伸シミュレーションによる光学特性解析
3.1 フィルム延伸過程の弾塑性シミュレーション
3.2 応力・ひずみ状態による屈折率楕円体モデル
3.3 入力エネルギーと緩和過程のモデル化
【質疑応答】
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【15:40〜16:40】
第4部 赤外・ラマン分光法によるフィルム延伸・配向結晶性の解析と応用
●講師 日本分光(株) 光分析ソリューション部 ソリューション技術課 係長 田村 耕平 氏
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【講座の趣旨】
赤外分光・ラマン分光はいずれも分子振動を測定し,化学構造を明らか にする手法である。本講座ではまず,赤外分光法・ラマン分光法の基本的な原理お
よ び 一般的な測定事例を紹介する。さらに,フィルムの評価に必要不可欠な分子配向の 評 価手法について,複数の測定法の特徴と具体的なサンプル評価例を中心に解説す
る。
【セミナープログラム】
1.赤外(IR)分光法とラマン分光法の原理
1.1 赤外分光法の原理
1.2 ラマン分光法の原理
1.3 赤外分光法とラマン分光法の比較
2.FTIRを用いた主な測定手法・配向測定事例
2.1 偏光子による透過測定でのフィルムの配向評価
2.2 偏光ATR付属品によるフィルムの3次元的配向評価
2.3 各種アプリケーション事例
2.4 赤外顕微鏡による微小領域のフィルムの配向評価
3.ラマン分光光度計を用いた主な測定手法・配向測定事例
3.1 フィルムの深さ方向・ポリマーの結晶化度測定
3.2 ラマン測定と偏光
3.3 フィルムなどの偏光測定
3.4 フィルムの配向測定
【質疑応答】
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