【講座概要】
コロイド法で作る量子ドットは、新しいタイプの蛍光体として知られるようになった。 本セミナーでは、この量子ドットの研究の背景・経緯を説明し、基本的な物性とそれに関わる粒成長のメカニズムについて解説する。
このような基本を押さえたうえで、量子ドット合成、ガラスマトリックスへの分散手法について講師独自の見解を加えて解説する。
1.量子ドット研究の経緯と基本的な構造・特徴
2.量子ドットの基本的な物性と粒成長メカニズム
2.1 物理的、化学的性質(量子サイズ効果など)
2.2 エネルギー準位の計算方法と留意点
2.3 量子ドットのサイズと濃度の求め方
2.4 粒成長メカニズムと発光効率
3.量子ドットのガラスマトリックスへの各種分散法
3.1 バルク体への量子ドット分散:その方法と留意点
3.2 微小ガラスカプセル中への分散・安定化
4.量子ドットの各種特性評価の方法
4.1 単一分子検出法の発明の経緯
4.2 耐光性の測定・評価法
【質疑応答】
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