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<10:00〜11:10>
1.光コム駆動型テラヘルツ通信(Photonic 6G)に関する研究動向
徳島大学 安井 武史 氏
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【講演ポイント】
光コムから生成される光電気周波数信号(モード間光ビート信号)の低位相ノイズ性を活かしたTHz通信の可能性について紹介する。
【プログラム】
1.イントロダクション
2.光コムとTHzコム
3.光コム駆動型THz発生(マイクロ光コムのフォトミキシング)
4.光コム駆動型THz検出(電気光学変調器光コムを用いたTHz-NIRキャリア変換)
5.560GHz帯THz通信
6.まとめ
【質疑応答】
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<11:20〜12:30>
2.テラヘルツ波発生技術の研究動向と光技術を活用した超低雑音サブテラヘルツ信号発生器の開発事例
東京大学 永妻 忠夫 氏
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【講演ポイント】
本講演では、テラヘルツ波(100GHz〜10THz)の発生技術の基礎と研究動向について述べたのち、光技術の活用によって、サブテラヘルツ(100GHz〜300GHz)信号の位相雑音と振幅雑音を大幅に低減し、無線通信の高速化を実現した事例を紹介する。
【プログラム】
1.電磁波発生の基礎物理
2.光技術を用いたテラヘルツ波の発生手法と動向
3.電子技術を用いたテラヘルツ波の発生手法と動向
4.光技術を活用した超低雑音サブテラヘルツ信号の発生手法
5.サブテラヘルツ無線通信への適用事例
6.まとめと将来展望
【質疑応答】
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<13:20〜14:30>
3.共鳴トンネルダイオードの高周波化・高出力化進展とそのテラヘルツ応用
東京工業大学 鈴木 左文 氏
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【講演ポイント】
共鳴トンネルダイオードは負性抵抗特性を有し、また、応答速度が極めて速いため、テラヘルツ帯の発振器を実現することができる。古くから高周波発振するデバイスとして知られていたが、近年ではミリワットを超える高い出力を達成しており、コンパクトな半導体信号源として改めて注目されている。
本講演では、この共鳴トンネルダイオード発振器の最近の進展と、それを用いた様々なテラヘルツ応用について紹介する。
【プログラム】
1.半導体テラヘルツ信号源の進展
2.共鳴トンネルダイオードとは
3.共鳴トンネルダイオードを用いたテラヘルツ発振器
4.高周波化
5.単体デバイスの高出力化
6.結合アレイ
7.様々な機能
8.無線通信
9.イメージング・センシング
10.まとめ
【質疑応答】
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<14:40〜15:50>
4.近赤外レーザー光を用いたテラヘルツ波の発生技術と波長変換による光ネットワークとテラヘルツ波との接続、融合への展望
東北工業大学 縄田 耕二 氏
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【講演ポイント】
テラヘルツ波パラメトリック発生は、強い近赤外レーザーを用いて高効率にテラヘルツ波を発生させる手法である。テラヘルツ波から光波への逆変換も可能であり、テラヘルツ波を光波へ電子を介さずに変換する手法としてユニークな特長を多く有している。近年、高効率化に重要な光学条件が明らかになり、様々な応用展開が広がっている。
本講演では、テラヘルツ波パラメトリック発生の基礎と応用を紹介し、光通信帯の波長によるテラヘルツ波パラメトリック発生の可能性について紹介する。
【プログラム】
1.テラヘルツ波とは
2.テラヘルツ波パラメトリック発生
3.テラヘルツ波パラメトリック光源、検出の原理
4.テラヘルツ波パラメトリック光源、検出装置
5.小型テラヘルツ波パラメトリック光源
6.テラヘルツ波パラメトリック光源の応用例
7.光通信波長帯の固体レーザー
8.光通信波長帯のテラヘルツ波パラメトリック波長変換
9.光ネットワークとの接続、融合に向けた研究動向と今後の可能性
10.まとめ
【質疑応答】
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<16:00〜17:10>
5.光技術によるテラヘルツ波の発生、制御技術と超高速無線通信への応用
九州大学 加藤 和利 氏
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【講演ポイント】
光波からテラヘルツ波を生成するフォトミキシングは、光の情報をテラヘルツ波に転送する技術と見なせる。そのため、光通信技術をテラヘルツ無線通信に応用できるという利点がある。
本講演では、光の強度、周波数、位相を利用したフォトミキサを用いたテラヘルツ波フェーズドアレー、変調技術、ならびに光−テラヘルツ無線接続について説明する。
【プログラム】
1.テラヘルツ波発生源としての光技術への期待
2.フォトミキシングの原理
3.光位相制御によるテラヘルツ波フェーズドアレー
4.光周波数制御によるテラヘルツ波周波数変調
5.光−テラヘルツ無線シームレス接続通信
6.まとめ
【質疑応答】
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