有機ケイ素ポリマー セミナー
        
PFASの規制動向と対応技術
 

<セミナー No 411212>

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★ 強度、耐熱、難燃、撥水/親水、バリア性、帯電防止、自己修復! 所望の特性を得るために!

有機ケイ素ポリマーの構造、特徴とその応用

■ 講師

1.

早稲田大学 理工学術院 教授 博士(工学) 下嶋 敦 氏

2.

大阪ガスケミカル(株) フロンティアマテリアル研究所  次世代材料研究部 スペシャリティケミカルチーム  マネジャー 立川 友晴 氏
3. コルコート(株) 主任研究員 上田 岳志 氏
4. (株)KRI 執行役員 スマートマテリアル研究センター 先進技術調査部担当 福井 俊巳 氏
■ 開催要領
日 時

2024年11月13日(水) 10:30〜17:00

会 場 Zoomを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
Live配信セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。
聴講料

1名につき 66,000円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき
60,500円

〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕

■ プログラム

【10:30-12:00】

1.ポリシロキサンの構造制御、分析法と応用展開

早稲田大学 理工学術院 教授 博士(工学) 下嶋 敦 氏
 

【習得できる知識】
ポリシロキサンの合成法、構造制御手法、NMR等による分析法、構造制御ポリシロキサンの物性・機能・応用、最新の研究動向

【講座の趣旨】
ポリシロキサンの基礎(合成法、分析法など)から最先端の研究例・応用展開まで紹介する。特に分子レベル、ナノレベルの構造制御法と、構造制御に基づく物性制御、機能発現について詳しく述べる。

1.ポリシロキサンの基礎
 1.1 ポリシロキサンの特徴
 1.2 ポリシロキサンの一般的合成法
 1.3 ポリシロキサンの分析法(29Si NMRほか)

2.ポリシロキサンの構造制御
 2.1 鎖状・環状・かご状シロキサンの合成
 2.2 ビルディングブロック法による多孔体合成
 2.3 自己組織化法によるメソ構造体合成

3.構造制御されたポリシロキサンの物性・機能・応用
 3.1 光機能材料
 3.2 自己修復材料
 3.3 その他

【質疑応答】


【12:40-13:40】

2.有機ケイ素ポリマーの構造、特長とその応用

大阪ガスケミカル(株) フロンティアマテリアル研究所 次世代材料研究部 スペシャリティケミカルチーム マネジャー 立川 友晴 氏
【専門】有機化学

 

【講座の趣旨】
有機ケイ素ポリマーの構造と特性を述べ、具体的な用途への適応例と一部その原理考察について紹介し、その活用について提案する


1.有機ケイ素ポリマー(ポリシラン)の基礎情報
 1.1 ポリシラン構造と種類
 1.2 ポリシランの合成例、工業化に向けた取り組み
 1.3 基礎物性と反応性

2.パターニング材への応用
 2.1 ポリシランの光反応性、レジスト特性
 2.2 光ラジカル重合開始剤としての応用例

3.ポリエチレン融着助剤としての応用
 3.1 ポリシランの溶剤溶解性と樹脂との相溶性
 3.2 融着強度への影響
 3.3 融着界面の分析(ケイ素の浸透)
 3.4 その他樹脂(ポリプロピレン)での適応効果

4.ポリカーボネート難燃剤としての応用
 4.1 耐熱性と難燃剤としての効果
 4.2 難燃効果の原理考察

【質疑応答】


【13:50-15:20】

3.エチルシリケート類とその応用

コルコート(株) 主任研究員 上田 岳志 氏
【専門】ケイ素化学

 

【習得できる知識】
エチルシリケートの化学、エチルシリケートから得られるエチルシリケートオリゴマーの特性とそれらを応用したコーティング剤から発現する機能

【講座の趣旨】
エチルシリケートの化学とエチルシリケートを出発物質として誘導されるエチルシリケートオリゴマーから、または他の材料との複合化で調製される機能性コーティング剤を紹介する。

1.エチルシリケートの化学
 1.1 ケイ素化学とシリケート
 1.2 エチルシリケートの合成とその歴史
 1.3 エチルシリケートの反応と性質

2.当社のエチルシリケート類について
 2.1 シリケートについて
 2.2 エチルシリケート製品
 2.3 エトキシ基以外のアルコキシ基を有するシリケート

3.エチルシリケートの用途
 3.1 精密鋳造
 3.2 重防食塗料
 3.3 低汚染塗料
 3.4 ガスバリアフィルム
 3.5 石造文化財保護剤

4.エチルシリケートを用いた機能性コーティング剤
 4.1 開発経緯について
 4.2 無機系コーティング剤と静電気防止
 4.3 有機-無機ハイブリッド系コーティング剤
 4.4 導電性コーティング剤

5.総括

【質疑応答】


【15:30-17:00】

4.ポリシルセスキオキサンの構造、特徴と応用展開

(株)KRI 執行役員 スマートマテリアル研究センター/先進技術調査部担当 福井 俊巳 氏

 

【講座の趣旨】
 本講座では,ポリシルセスキオキサンの基礎と応用技術について述べる。ポリシルセスキオキサンの基本構造と合成方法,合成された化合物の化学構造の解析手法について述べる。また,ポリシルセスキオキサンの具体的な応用例について,論者らの研究内容を中心に紹介する。

1.ポリシルセスキオキサン(POSS)とは
 1.1 サイコロ形の不溶生成物 〜意外とできやすいかご形構造〜
 1.2 POSSの文献&特許件数
 1.3 POSSの特徴
 1.4 基本的な有機ケイ素化合物の合成法

2.ケイ素系ポリマーの分類
 2.1 主鎖骨格一覧
 2.2 ポリシラン
 2.3 ポリカルボシラン・ポリシラザン
 2.4 ポリシロキサン
 2.5 シリケート

3.POSSの分類と合成法
 3.1 分子構造が明確なもの
 3.2 分子構造を推定できるもの
 3.3 定まった分子構造を持たないもの 〜ゾル-ゲル法〜

4.POSSの構造解析
 4.1 1H,13C--NMRスペクトル
 4.2 29Si-NMRスペクトル
 4.3 IRスペクトル
 4.4 マススペクトル
 4.4 GPC
 4.6 POSS混合物の平均構造の推定 

5.POSSの応用
 5.1 POSSの材料応用の考え方
 5.2 具体的な応用例の紹介

【質疑応答】

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