Excel蒸留 セミナー
        
プラントのDX化による生産性の向上、保全の高度化
工場・研究所における災害・事故およびリスクとの可視化と対策
 
<セミナー No.412207>
【Live配信のみ】 アーカイブ配信はありません

★「異なる成分の沸点を利用して分離を行う」とは,どういうメカニズムなのか?

★事前配布のExcelシートは後日自由に活用可!


講義とMicrosoft Excel演習で学ぶ

蒸留」プロセスの計算考え方, 進め方,その応用

 


■ 講師


FRI(Fractionation Research Inc., USA) 顧問 工学博士 大江 修造 氏

                          (【元】 東京理科大学 教授)

  <略歴> 石川島播磨重工業(株)(現IHI),東京理科大学を経て現職へ
  <著書> 「蒸留技術大全」 (日刊工業新聞社)
       「絵とき蒸留技術基礎のきそ」 (日刊工業新聞社),他
  <公職> 「内部熱交換による省エネ蒸留技術開発(HIDiC)」分科会

   ※その他,我が国唯一の「蒸留技術」専門家として講演・執筆多数  

■ 開催要領
日 時

2024年12月20日(金) 10:30〜16:30

会 場 Zoomを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
Live配信セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。
聴講料

1名につき55,000円(消費税込み・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき49,500円(税込み)〕
〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。
         詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕

※定員になり次第、お申込みは締切となります。

■ プログラム

【趣旨と受講に必要なもの】

 Excelの高機能な計算法を,実習を通して,段階をへながら,確実にマスターしていただきますので,受講後,直ちに利活用できます。高機能なもののなかには,いくら丁寧にマニュアルを読んでも,直接,実習を通してでなければ,習得できないものもあります。さらに,各高機能を組み合わせることにより,高度な活用が可能になり,講師の提案する「Excelの統合化」により,飛躍的に効率を増大できます。Excelの機能を知って活用できるか否かは,業務の効率化大きな差が生じます。

尚,ご受講に際しましては, Microsoft Excel (2013以上が望ましい) が使用可能なパソコンをご用意の上,お申込願います。



【セミナープログラム】

1.蒸留技術計算に効果的なExcelの機能
  1.1 Excelツールの活用:方程式の解,非線形最適化ツール
  1.2 Excel関数の活用:連立方程式の解,最小自乗法
  1.3 Excelマクロの効率的な活用方法

2 Excelを用いた物性計算
     物性推算法, 原子団寄与法,対応状態原理
  2.1 蒸発潜熱計算式の決定(LINEST)
  2.2 比熱(熱容量)計算式の決定(MINVERSE,MMULT)
  2.3 蒸気圧計算式の決定(INTERCEPT,SLOPE)
  2.4 アントワン式の計算(マクロの組み方)
  2.5 沸点データのみから蒸気圧を推算する方法(Excel関数)

3 Excelを用いた気液平衡計算
  3.1 理想溶液 ラウールの法則
    1)相対揮発度による簡易計算法
    2)沸点計算法(ゴールシーク)
  3.2 非理想溶液 活量係数式
    1)活量係数の挙動とその分子論的意味
    2)ウィルソン式による計算(ゴールシーク)
     多成分系気液平衡の推算
    3)ウィルソン式定数の決定法(ソルバー)
    4)完全不溶解系の気液平衡計算 (ゴールシーク)
  3.3 気液平衡における塩効果
    1)塩効果とは,salt free basisとは
    2)塩効果の原因 溶媒和モデル(大江モデル)
    3)溶媒和モデル(大江モデル)の計算式
    4)溶媒和数の算出法
    5)塩効果の計算方法
    6)塩効果の計算例


4 Excelを用いた蒸留計算
     精留の原理と還流の必要性
  4.1 2成分系連続蒸留における埋論段数
     マッケーブ・シール階段作図法
    1)濃縮部の操作線の式
    2)最小還流比の計算法
    3)最適還流比の計算法
    4)理論段数の作図法の詳細
    5)理論段数の作図の結果
    6)原料の熱的状態q
  4.2 Excelによる多成分系蒸留計算プログラム
    1)抽出蒸留における還流比の決定
    2)その抽出剤の量の決定
    3)その抽出剤の供給段位置の決定
    4)その蒸留曲線
  4.3 Excelによる回分単蒸留の計算


5 蒸留塔の設計
  5.1 棚段塔の設計法
    1)棚段塔の設計法 ―フラッディング限界
    2)棚段塔の挙動 ―フラッディング限界の決定法
    3)棚段塔の挙動 ―ダウンカマー・フラッディング
  5.2 充填塔の設計
    1)充填塔の設計 ―フラッディング限界
    2)充填塔のフラッディングポイントの決定法
    3)充填塔の圧力損失の決定法
  5.3 蒸留塔の塔効率 オコンネルの相関,HETPの推算

【質疑応答】


※Microsoft Excel (2013以上が望ましい) が使用可能なパソコンをご用意の上,お申込願います。
講演前にお送りするExcelシートは,後日,自由に活用が可能です。

 

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