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【10:15〜12:15】
第1部 容器包装分野におけるプラスチック資源化 動向,国内外の規制規格,条約などの動き
●講師 西 包装専士事務所 代表 西 秀樹 氏
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【セミナープログラム】
1.初めに−包装を取り巻く環境−
2.食品包装材料の種類と使用割合
3.日本の動向
3.1 食品衛生法及び業界自主基準(接着剤、印刷インキ、紙等)の現状と課題
3.2 厚労省の 8 つの課題と進捗状況
3.3 PL の改正と完全施行予定
2つの改正PL、経過措置期間、PL適合情報伝達、PL適合証明書例、印刷インキ工業会の証明例、海外企業の例
3.4 PL 制度の現時点における課題(厚労省)
3.5 再生プラスチックの指針改正、溶出試験条件改正のWTO通報
4.米国の動向
4.1 規制の体系とプラスチック規制の概要、紙と接着剤の PL
4.2 PFASの規制状況
5.欧州連合(EU)の動向
5.1 欧州食品安全機関、食品接触物質、プラスチック規則、適合証明
5.2 スイスの印刷インキの PLとEU の審議状況、仏の鉱油使用禁止規制
6.その他の国の最新動向
中国、韓国、ASEAN、タイ、ベトナム、オセアニア、湾岸諸国等
7.EUの包装・包装廃棄物新規則案
7.1 リサイクル目標値、登録制度と適合宣言、日本への影響
7.2 BPAとPFASの使用禁止
7.3 米国の包装廃棄物施策の転換
8.食品包装規制の国内外最新動向のまとめ
9.まとめ:企業としての対応と留意点
10. 参考文献・情報入手先
【質疑応答】
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【13:05〜13:45】
第2部 マイクロプラスチックの規制と国際動向について
●講師 みずほリサーチ&テクノロジーズ(株) サステナビリティコンサルティング第2部 環境リスクチーム 鍋谷
佳希 氏
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【講座の趣旨】
欧州委員会は2023年9月、製品に意図的に添加されたマイクロプラスチックに関する規則を公布した。
繊維やタイヤ摩耗粒子など、各発生源についても様々なイニシアティブが立ち上がっているところである。
ここでは、マイクロプラスチックの規制と国際動向について概説する。
【セミナープログラム】
1.はじめに
1.1 なぜいまMPsなのか
1.2 MPsの生物に対する影響
1.3 製品に意図的に添加されたMPsの規制
1.4 非意図的に排出されるMPsの規制
2.繊維状MPsに関して
2.1 TMCについて
2.2 消費者洗濯段階と製造段階における流出
2.3 各企業の取組
【質疑応答】
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【14:00〜15:15】
第3部 海洋プラスチック問題やその他の規制に関する動きについて
●講師 (株)東洋紡パッケージング・プラン・サービス シニアアドバイザー 松田 修成 氏
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【講座の趣旨】
海洋プラスチック問題の背景、世界的な影響、規制の必要性について詳しく説明する。 技術的な進展を紹介し、世界各国での規制の動向および、国際条約制定の動きと現状について解説する。可能なら、INC5の進展についてもコメントしたいと考えている。
【セミナープログラム】
1.海洋プラスチック問題の背景、世界的な影響、規制の必要性について
2. 海洋プラスチックの現状
・世界的なプラスチック廃棄量の推移:
・主なプラスチック汚染源: 漁業用具、食品包装、マイクロプラスチックなど。
・影響 環境:海洋生態系への影響、魚や海洋生物の摂取問題。
人間:食品連鎖による健康リスク等
3.マイクロプラスチックとその影響
・定義と発生源
・生態系への影響と人間への影響の可能性
4.最近の研究と技術的なイノベーション
・清掃技術: 複数のプロジェクトやテクノロジー
・代替素材: 生分解性プラスチックやリサイクル技術の進展。
・リサイクル率の向上: 世界各国でのリサイクル施策、課題。
5.世界の規制の現状と進展
・欧州:
oEUのプラスチック規制指令: 使い捨てプラスチック製品の禁止、プラスチックボトル回収目標。
oフランス、ドイツの取り組み: マイクロプラスチックの使用制限や拡大生産者責任(EPR)。
・アジア:
o中国の「プラスチックごみ削減計画」: 使い捨てプラスチック袋の禁止等
oASEAN 使い捨てプラスチック禁止、規制とEPR(拡大生産者責任)
・日本:
oプラスチック資源循環促進法の概要と施行の影響
・米国
o現状と 州レベルでの取り組み(カリフォルニア州の使い捨てプラスチック禁止など)
・国際的な動向:
o国連のプラスチック廃棄物世界条約の議論: グローバルな枠組みの進展。
oG20やCOPでの議論とアプローチ。
6.今後の課題と方向性
【質疑応答】
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【15:30〜16:45】
第4部 容器包装や日用品におけるPFAS問題と米国での動き
●講師 【元】(株)旭リサーチセンター シニア・フェロー 松村 晴雄 氏
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【講座の趣旨】
分解しにくいため、「永遠の化学物質」と呼ばれるPFASは、発がん性などの疑 いがあり、地下水や土壌汚染が問題となっている。一方、PFASは耐油性・耐水性
が高く、食品包装に使われていた。すでに、PFASを使用しない食品包装への切り 替えが進んできているものの、今後の使用規制に注目する必要があり、米国や欧
州、さらに日本の規制の動向について解説する。
【セミナープログラム】
1.PFASとは
1.1 PFASの種類と性質
1.2 PFASの主な使用分野
2.PFASの規制の現状
2.1 地下水、土壌汚染の現状と規制
2.2 化審法、REACHなどにおける規制の現状
2.3 物質としてのPFASの今後の規制動向
3.食品包装分野におけるPFASの使用と規制
3.1 食品包装へのPFAS使用の現状
3.2 今後の規制の動向
【質疑応答】
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