反応 セミナー
        
フロー合成、連続生産のプロセス設計、条件設定と応用事例
化学プロセスのスケールアップ、連続化
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<セミナー No 412211>

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★ フロー式反応器、バッチ式反応器の相違点/類似点!

物質収支から学ぶ
反応工学・反応器設計の超基礎

■ 講師

名古屋工業大学 大学院工学研究科 工学専攻  生命・物質化学プログラム/カーボンニュートラルプログラム 准教授 南雲 亮 氏

■ 開催要領
日 時

【Live配信】2024年12月5日(木) 10:30〜16:30
【アーカイブ(録画)配信】 2024年12月16
日まで受付(視聴期間:12月16日〜12月26日まで)

会 場 Zoomを利用したLive配信 または アーカイブ配信 ※会場での講義は行いません
セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。
聴講料

1名につき 55,000円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき49
,500円〕

〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕

■ プログラム

【習得できる知識】
・フロー式反応器とバッチ式反応器の設計方法
・反応器を設計する上でベースとなる「物質収支」の考え方
・液相および気相の均一反応系を対象とする反応工学の基礎

【講座の趣旨】
化学製品の生産プロセスや創薬分野におけるフロー合成の社会実装を目指す上でクリアすべき最初の一歩は、製造コストに見合った収量や純度の目的生成物を得られるかどうかにある。この点を踏まえると、収量や純度の目標値の壁を超えられる反応器の大きさや種類、そして反応物の供給量や供給濃度をプラント建設前に予測する方法論としての「反応器設計」の考え方が極めて重要である。本セミナーは、液相反応および気相反応における反応器の種類がバッチ式(回分式)とフロー式(連続式または流通式)の2種類に大別される事実に着目する。セミナーの序盤では、反応器設計にとどまらず化学工学全体のベースとなる「物質収支」の考え方を詳しく述べる。続いて、バッチ式反応器とフロー式反応器の設計方法の基礎を紹介する。後半では、反応器の多段化アプローチやリサイクル反応器の設計方法の初歩的な考え方についても詳しく言及する。セミナー全体を通じて、均一反応系における反応器設計の基礎をコンパクトにカバーする。


1.反応工学、反応器設計とは?
 1.1 反応器設計の意義
 1.2 均一系における反応速度とは?
 1.3 バッチ式反応器とフロー式反応器の類似点と相違点

2.化学反応の量論関係
 2.1 反応率・転化率とは?
 2.2 反応器体積が一定の「定容系」の場合
 2.3 反応器体積が可変の「非定容系」の場合

3.物質収支とは?
 3.1 化学工学のベースとなる「物質収支」の基本的な考え方

4.反応器設計の基礎
 4.1 バッチ式反応器の設計方法
 4.2 空間時間とは?
 4.3 フロー式反応器の設計方法@ ―CSTRの場合―
 4.4 フロー式反応器の設計方法A ―PFRの場合―
 4.5 設計方程式のアナロジー(類似性)

5.フロー式反応器の多段化アプローチ
 5.1 空間時間の視覚化
 5.2 CSTRとPFRの使い分け
 5.3 多段化することのメリット

6.リサイクル型フロー式反応器の基礎
 6.1 自触媒反応とは?
 6.2 リサイクル型PFRの設計方法

【質疑応答】

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